2020年06月28日

WING-ZERO

良い所で止まったまま、次回放送が何時になるか分からない最新作ガンダム。近年ロクでもないガンダムが多い中、今作は中々の良作なので早く次を観たいんですが、アニメ製作会社が下請けから支那奴隷斡旋企業を外さない限り、新作は望めません。早々と切れ虫獄なんか。でもチャイナコストで予算を組んでる以上、赤字確定で日本企業に仕事は振れませんか。この夏のアニメも再放送が多いですね。

もし、制作会社の経営者の中に「中国は必ずV字回復する」とか「今を耐えれば中国は必ず我々に利益をもたらしてくれる」とか、本気でノタマってる死に損ないがいるなら、社員の皆さんは今月中にそいつらを毒殺した方がご自身の為だと思いますよ。

偶然集まった四人が成り行きでパーティーを組んだは良い物の、主人公はコミュ障で、最年少の年下君は更に輪をかけてコミュ障で、大口叩いてリーダーやりたがるバカは自分勝手な上に弱い役立たずで、男言葉で喋る謎の美女は、強いけれど人の気持ちがまるで分からない様子。

それぞれ欠点を抱えたキャラクター達を見ていると、視聴者は自然に己の弱さに思い至ります。
人付き合いや人間関係が極端に苦手なダメ人間が集まって、それでもダメなりに何とか互いを思いやりながらチームとしてやって行こうとする姿を丁寧に描き、物語が進んで行きます。

ガンプラを3Dスキャニングして、ゲーム内の空間に実寸大でモデリングしてアバターが乗り込むGBNと言う世界で、運営が用意した訳ではなさそうな連戦ミッションに参加するも、開始時間を任意に選べない、敵を全滅させてもクリア扱いにならない、NPCの会話や世界設定が異常にリアル過ぎる等、不可解な事ばかり。ゲーム内で未帰還者となったらしいプレイヤーが操る強力な敵も現れ、更にミッションに失敗して大惨事となった時には、現実世界でも謎の大停電が発生。

この宇宙のどこかにある異世界での戦いに知らずに巻き込まれた主人公達は、未帰還者となる危険性に不安を感じながらも、世界を救う事を決意する。僅かな残り時間で最終兵器を止められるのか、囚われた未帰還者の意識は救出できるのか、そもそもガンプラが実寸大で具現化できる現実世界なんて本当にあるのか、と今イイトコなのに。待つしかないです。だから中国は切れ。





パル君

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アバター名パルヴィーズことパトリック・アレクサンドル・レオナール・アルジェ。SD使いでアバターが幼い容姿である事から女の子だとばかり思ってましたが、本名がパトリックなので少年でした。女の子でも良かったと思います。でも、空を飛ぶ浪漫は少年の特権です。

グライダーで雷雲に飛び込んでしまい、被雷して墜落した時に両脚を失っています。憧れた空に傷付き、塞ぎ込んでいた彼を救ってくれたのがガンプラネット、GBNでした。勧めたのは前シリーズのアバター名シャフリヤールことリュック・アルジェ、パル君の実兄です。

前作でインド人だと勘違いしていましたが、シャフリヤールもパルヴィーズもペルシア語の男性名との事です。知りませんでした。後者は勝利とか幸運の意味だとか。全く知りませんでした。中東や南方のアジアに大して興味を持たないのは、日本人の興味を引く様な物が無いからと言っちゃそれまでですが、全く無関心なのも良くありません。

パルとシャフリ(のリアルの人)は金髪なので白人、コーカソイド系のアラブ人です。金髪の黒人もいないではないらしいんですが、恐らくそんな希少種ではないでしょう。石油王の富豪家系である事からも、一般的なアラビア人種の筈です。

大方の日本人の感覚としては、中東のアラブ人は黒人の様な気がしますが、アラブ人とは、文化を共有するアラビア語話者を指す区分だそうで、白人も黒人もいます。肌の色は日焼けして黒いだけです。しかし多くのコーカソイド系アラブ人は、ネグロイド系のアラビア語話者、所謂ブラックアフリカをアラブ人と認めないと言う話です。パル君達もそうなんでしょうか。

アラブ人の大富豪である事からパル君ち、アルジェ家は明らかに石油王です。オイルダラーはイギリスが与えた特権で、パトリックは英名、しかしリュックは仏名です。本名はアラビア語名にするのが筋かとも思いますが、原油取引の都合から、単に西欧社会で通りの良い、世界中の言語で発音しやすいニックネームを名乗っているだけかもしれません。色々考えていたら、アラブ人が登場するアニメがほぼ同期に放送されていた事を思い出しました。





宝石商リチャード

女みたいなウジウジしい言葉や話が癇に障りましたが、石の蘊蓄が面白かったので見てました。
その中で主人公が、とある客のクーフィーヤに言及する場面がありました。その時リチャードが「差別すんな」と言います。しかし主人公は、単に衣装について印象を述べただけです。バカにした訳でもなく、外見や衣装を理由に扱いを変えた訳でもありません。ただ口にしただけです。

外国人の外見的な特徴を話題にする事は、そんなにいけない事なんでしょうか。違いを見付けた時、素直に「違う」と言葉にする事は、相手の差異を認めたに過ぎません。それはむしろ、白人の「何でもかんでも俺らに合わせろ」と言う、他民族他国人の特徴や個性を認めない傲慢さとは対照的な、己とは異なる文化の存在を認めて尊重する姿勢である筈です。

なのに「口にするな」と言う。リチャードは類稀なる美貌の持ち主でもありますが、綺麗だと褒められる事も認めません。兎に角外見に関しては何も言うなと、しつこく念を押します。まるでそれが正しい人のあり方だとでも言うかの様に。毛唐が日本人に説教して。

見えている物に見ぬ振りをし、当り前にある物を認めない、それは正しい生き方でしょうか。私にはそうは思えません。美しかろうが醜かろうが、己と他者の差異を認めた上で堂々と対等に付き合う事こそが、成熟した人間同士の付き合い方の筈です。何なら正義と言っても良いでしょう。ただひたすらに忖度と斟酌を要求されるだけの歪な関係性を「交流」と呼ぶのであれば、私はそんな物は欲しくありません。孤独に生きて孤独に死にます。

作者は日本人だと思いますが、何を思ってこんな物語や場面を描いたんでしょうか。他にもポリコレ全開で、同性愛や同性婚にも話が展開していた所から察すると、人種も性別も超えた世界人類的視野を持つ私カッコイイーと言った所ですか。アホと言わせて頂きます。




この所ポリコレ、ポリティカル・コレクトネス、政治的正しさとやらが横行して増長し過ぎています。当り前の発言を規制されるのにも、理不尽な気を遣わされるのにも、もうウンザリです。沢山です。最初は正しいと思っていましたがもう飽き飽き、むしろ辟易しています。

「差で別ける」のは当然の事です。そこに無意味で無根拠な侮蔑がある場合が問題なだけです。
あらゆる「差」を糾弾するなら、白人世界最大の差別主義者は、世界を作って万物を今の形にした、神その物と言う事になります。今時はキリ教の神様を信じる奴も少なくなった様ですが。

シアトル都抗争は黒人差別反対運動を偽装して始まっています。仕掛け人は武漢ウィルスをうやむやにしたい中国ですが、ロクに勉強せず、先の事も考えられないバカ黒人達は、米国だけでなく世界中で、自分達の過去来歴に関する記録を否定して破壊して回っています。

歴史を書き換えると自分達が何者なのか分からなくなります。その結果、反省や自省ができなくなり、過去と同じ過ちを繰り返す事になるのです。歴史があれば、奴隷になった原因を知ろうと思うし、そうならない様にどうすればいいか考える事が出来ます。過去も歴史も否定して失ったら、朝鮮人みたいになってしまいます。そうなれば世界中から嫌われて消されます。過去を受け入れられないのは結局、今の自分達に誇りを持てないからです。

宣伝とか映画とかのメディアに黒人を出せ、出したら出したで奴隷時代を思い出させるから不快だ、差別だ。兎に角オマエラは口にするな、俺らの事を話題にするな、オマエラが何か言ったら全部差別だ、FUCK,FUCK,FUCK.そりゃバカにされもしますよ、バカなんだから。

「トークンニガリズム」と言うそうです。そんなには見かけない言葉ですが、実際ある様です。「黒人を使うと差別、黒人を使わないのも差別」の事で、当の黒人達も呆れてるとの事でした。黒人を描く事を差別と言う癖に、キャスティングに黒人が居ないと差別と言う。

ディズニーの映画でも、舞踏会のシーンで黒人を使用人ではなく貴族として描く様になった。
ディズニーの実写版シンデレラでは将軍が黒人だった。ゲイの宮廷人も出てきた。
くるみ割り人形のバレリーナも黒人。
イギリスTVドラマのホロウ クラウンでは女王や公爵が黒人だった。これこそ歴史修正。
NHK放送BBC制作のレ・ミゼラブルのジャベールが黒人だった。
舞台のハリポタのハーマイオニーも黒人。ハーマイオニーは「マグル」で差別対象なのに。
最近のスタートレックは、黒人、中国人、ゲイ……
ハリウッド映画も洋ドラも、どの作品にも必ず不っ細工なアジアンか黒人か、気色悪いゲイやレズが唐突にぶち込まれる様になってから観なくなった。
もう創作物の登場人物全員、女でレズで黒人でアジア人の障害者にでもしておけばいい。


イギリスには嘗ての帝国面影は微塵も無くなりました。言うて大昔から大概ですけど。
http://shounenkairo.seesaa.net/article/283655038.html
でもせめて矜持くらいはあったでしょう。



自分に自信も誇りも持てないなら、それはそれで別に結構ですが、何人だろうが、優遇しないと「差別」と喚くのはヤメロと言う話です。大体、差別して何が悪いんですか。不当な扱いをするのなら問題があるでしょうが、違いで分ける事は、何者であろうが当たり前なんです。

何もかも、あらゆる違いを否定して同一視するのなら、そこでは誰も何も言えなくなります。行き着く先は、全てが均一化された変化の無い世界、時が止まった世界、死んだ世界です。

絵の具の全ての色を混ぜたら灰色になります。光は全ての色を混ぜると白色光になります。色は全部混ぜてしまうと色彩が消滅するのです。同様に、ピアノの鍵盤を全て同時に鳴らしたら雑音になります。全ての音程を混ぜると音程が消滅する訳です。

世界を平和に等と無理を言って、世界中のあらゆる人種が混じって一つになったとしたら、それは最早人間ではありません。人とは呼べない何か別の物です。そんな生存戦略も、選択肢の一つとしてはあるかも知れません。但し、己の生存を最優先して全てを捨て去り、人間ではなくなった生物には、人格も尊厳もありません。色彩も音程も無いなら、それは絵画でも音楽でもなく、芸術や娯楽ですらないのと同じです。

変化の無い止まった世界。
誰を見ても同じ顔、どの場所も同じ景色。
色彩と音程の欠落した死んだ世界。
俺はそんな所で生きたくない。

「変化を受け入れろ」とはつまり、我が国にゴミと糞を混ぜて汚れろと言う事に他なりません。よくよく考えれば、日本より優れた民族なんて他にいないんですから。自国を誇って何が悪い。


それにしてもシアトル都抗争、三か月くらい続くと思ってたのに、本当に「三日天下」でした。実際は一週間くらいだから七日間戦争? トランプが絶対に軍を動かさない事がハッキリしたので、もういいよと中共から指令が来た様です。「知事に〜」「やーめた」て、ハシシタか。それに政府に対し反逆、クーデターを実行しておいて、まさか生きていられるとは思っていまいな。謀反人は死刑絶対だ。命なんて安いもんさ、特にお前らのはな。












1/144 HGFA ウイングガンダム ゼロカスタム

優しいパル君は、聖獣クアドルンの傷付いた翼を治してあげたいと考えました。上の画像で彼が手にしている部品は、ウイングガンダム ゼロカスタムの主翼Aです。
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テーブルの上に置かれた二箱のキットは、パッケージの装丁から見て恐らく1/144 HGFAウイングガンダムゼロカスタムと、1/144 HGACウイングガンダムです。後者はちょっと自信ありません。パル君がいるこの部屋は、弦巻家のスマイル号みたいな自家用クルーズ船の中です。安いのでも300億円くらいですか。金持ちめ。

不振が続いていた平成初期のガンダムに於いて、随一の大ヒットとなった新機動戦記ガンダムWINGは、放送終了後も人気が持続し、OVAやOVA再編集の劇場版などが発表されました。前作Gも前々作Vも後作Xも、放送が終わったらそれまでだったのにWだけが大アタリです。平成後半になると、シードや00が大ヒットを飛ばしています。

かなりの時間が経過している事もあり、ガンダムWINGのガンプラは兎に角数があります。テレビシリーズのリアタイでこそ1/100では全機揃わなかった物の、バンダイのブランドであるB-CLUBから、放送終了後に何種類かレジン製ガレージキットが発売されていました。流石にもう販売してはいないでしょうが、改造パーツなどもレジンキットが存在します。

テレビ放送から二年後、OVA エンドレスワルツの発表と共に発売されたシリーズは、当初は主役メカ三機のみの予定でしたが、最終的に全機、敵の量産機まで揃いました。しかもフィギュア付きです。敵メカはリリーナ様目当てで買いました。中の人はクレヨンしんちゃんです。荒野のコトブキ飛行隊のマダム・ルゥルゥです。秋には劇場版です。皆さん分かってますよね。

この1/144HGは、その1/100HGに続いてリリースされたシリーズです。現在も時折再販が繰り返されています。一番最近では、ガンダムWINGのスピンオフ漫画G-UNITのキットが再販されました。個人的には勘定外ですが、あれも一応ウイングの血筋です。

更に1/144のテレビ放送リアタイキットは、シリーズ丸ごとパッケージ替えの新規フィギュア付きキットが、今の再販のラインナップになっています。アニメ絵の500円キットも良かったんですが、折角フィギュア付きならそっちを選ぶでしょうか。小さ過ぎて塗るの大変です。

ガンダムWINGは今世紀に入ってからも、新設計でMG、RG、HGACと、ガンプラの複数のシリーズで扱ってもらえる幸せ作品となっています。まさか大河原デザインのサンドロックが新規金型で発売される日が来るなんて、思いもしませんでした。手下ロボのマグアナックまで。プレバン限定で40機セットなんてバカ商品もあり、誰がわざわざプレバンまで買いに来るんだと思ってたんですが、バカは来る。結構いた様です。

こうなったらエアリーズとかキャンサーとかも作って欲しいです。買うから。パイシーズとかトラゴスとかも欲しい。多分買うから。……嘘です、実は全然買ってません。特にMGとか、何か大変そうな奴。だって高いし。数あるし。ウイングシリーズのキットが全部で幾つあるのかすら全然把握してません。

1/144のゼロカスタムなら、今はRGが存在しています。今更わざわざこのHG FIGHTING ACTIONを選ぶ事も無いでしょう。でもパル君が手に取ったのはこのキットです。最新RGではなく旧キットHGを選択したのは、この主翼Aが一体成型だからでしょうか。RGは分割が細かく、各所が可動式になっています。メインパーツも三つくらいに分かれています。パル君がこのキットパーツを選んだ理由は、いずれ物語の中で明らかにされるかもしれません。兎に角このキットです。

バッタモン クーダラナイトを作るためにパパッと組んだ同シリーズのデスサイズヘルが予想以上に格好良かった事もあり、全種買って積んであった中、唯一ザッと組んで合わせ目だけ消した(つもりになっていた)ゼロカスタムを引っ張り出しました。
http://shounenkairo.seesaa.net/category/27409076-1.html

当時バババと組んで合わせ目を雑に消したら、ちょっとだけシール貼って遊んでました。その後は放置です。Vアンテナを削ったり、緩くなった翼の可動軸を補強したり、足首の装甲を前だけ切り離して可動化したり、ちょいちょい手を入れてはありましたが、何度か完成させようかなと思い立つ度に、マスキングの面倒臭さを想像して心が折れると言う事を繰り返して来ました。でも、パル君が劇中で弄っていたのが決め手です。もう完成させないと気が済まない。所で。

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新機動戦記ガンダムWINGの劇中でWING-ZEROを作ったのは、パル君と同じカワイイポジションのカトル様でした。カトル様もコーカソイド系アラブ人の大富豪です。ええい金持ちめ。









任務了解

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途中写真はほぼ無し。順番もバラバラ。いつもの事です。



頭 胴体

Vアンテナの削り込みが甘かったので削り直しました。合わせ目がど真ん中に来るので、額と後頭部のカメラの縁も丁寧に整えます。両頬の縁も削り込んでいたみたいです自分。
顔だけ塗ってありました。時々こう言う事をします。ラッカーと面相で描いてあります。

胴体は兎に角ヤスリがけが大変です。でも作業には根性だけで足りると思います。怨念までは必要無いでしょう。首の白い襟とバルカンキャノンが入っているグレーの部分が繋がっているので、鋸で切れ目を入れました。

胸のカラータイマーはクリアパーツに置き換えるのでドリルでぶち抜き、ナイフと彫刻刀で内壁を整えます。裏打ちはプラ板を切って塗ってから差し込んで接着します。首のポリパーツは軸を切り、胴体側も完成後に見えない範囲で削って後ハメにします。腹も当然、後ハメ加工です。

イヤなのは、この作業を二回繰り返さなければならない事です。バスターライフルを正面で両手持ちするために、肩関節を引き出した状態の上半身が別に用意されています。数あるガンダムの中でもトップクラスで複雑な形状をしている上半身の合わせ目消しを二回。首の後ハメ加工も、カラータイマーのクリアパーツ化も二回ずつ。

前草摺は左右が繋がっているので中央で切り離し、切断面に穴を開けて真鍮の芯を通しました。
脚の付け根の軸は左右ともへし折っていました。接着した跡があります。どんだけブンドドしてたんでしょうか過去のワタシ。外からは見えませんが、恐らく真鍮の芯を通してある筈です。




肩の一番上になる青い部品の縁を削り、完成後もチラ見えする中の仕切り板みたいなのを切り飛ばしました。

上腕の軸は簡単に折れます。しかし簡単に修理できます。穴開けてプラ棒突っ込むだけです。旧キットはこう言う所が単純で融通が利きます。

下腕は分割が意味不明です。そのせいで工作がとんでもなく面倒になっています。合わせ目を消して塗り分けて、完成見本と同じ状態にまで持って行くだけでも、怒りを覚えるほど面倒です。過去何度も完成を諦めて来た原因がこれです。簡略化したい気持ちは分かるがな、ここまでユーザーに手間かけさせるようじゃ、もう少しマシな割り方考えた方が良いぜ。

カナードみたいな補助翼は薄く削り込もうかと思ったんですが、差し込み口がみっともなくなりそうだったので止めました。削るか新造するなら、下腕外側の穴は埋めた方が良いと思います。




脚は全関節ポリ可動する物の、分割は旧キットらしくスーパー潔い中央分割です。接着して大雑把にヤスリガケしてありましたが、昔の自分が手を抜いてポリパーツのパートラインを消していなかったので、白い部分を真ん中から叩き割りました。我ながらよくやる。良い根性してるぜ。

ポリパーツを紙やすりの上で鉋がけして水研ぎし、再接着の前に白部品の内側を艶消し黒で塗り潰しておきます。今回、完成後に外から見える部分には艶消し黒を塗りました。そのためだけにバラした部品もあります。バッタモnデスサイズヘルもですが、チラ見えする内部を黒で塗り潰してあります。このシリーズではやる事にしました。印象が俄然引き締まります。

アンクルカバー、足首前方の装甲板を切り離してパイプスプリングでつないでありました。何とかして可動範囲を広げたかった当時の自分の苦肉の策ですが、見た目も不様な上に、動いた所であまり意味がない為、元に戻します。不様な仕事だ。俺のミスだ。

戻すとは言っても形が変わっています。切り離した時に失った切り代を復活させる必要があります。特にアンクルカバー後半と繋がる部分は、後半の前面を削り込んでエアインテークみたいな形にしてから前部分を接着します。そのため角度も調節しないといけないので、切り離された前部分の切断面には余分にプラ板を貼って、ヤスリで角度を合わせました。

足首は豪快な2パーツ構成。ひたすら合わせ目を消します。足の裏は何も無しの偏平足で。

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背中

翼が付くザックの、正面から見える部分に豪快な肉抜き穴が見えます。市販パーツの余りとジャンクパーツを適当に見繕って隠しました。主翼Aを繋げるアームはポリキャップの軸が見えてしまうので、こちらも市販パーツで隠します。

パル君が持っていた主翼Aは、軟質素材が配合された様な、ちょっと独特の柔らかさがあります。でも柔軟性を持たせようとした事が仇になったのか、接続軸が折れやすいです。左右ともへし折れました。根元の六角の軸に穴を開け、プラ軸を通します。柔らかくてぶにぶにと膨らんでしまうので、硬化後にナイフとヤスリで整形します。兎に角よく軸が折れるキットです。

この主翼Aはパートラインが露骨に出ています。段差が物凄いです。義憤を感じるね。徹底的にヤスリがけして消します。深めの穴や溝には最初からパテを盛っておく方がラクだと思います。

主翼Bは、大きな板の部分を後ハメにします。左右貼り合わせ部分は、先に粗方塗装してから、完全に塗装まで終えたアームを挟み込んで接着。合わせ目が来る面だけを後で再塗装します。可動軸の保持力、所謂渋みは、瞬間接着剤と瞬間硬化スプレーと百均ダイヤモンドヤスリを駆使して調節します。意地と執着心も使います。




矢鱈デカい銃は兎に角ヤスリがけです。銃口は開口。上部動力パイプを切り飛ばし、メッシュパイプを完成後に突っ込みました。2mmです。照準と思しきガンカメラみたいな部分には、薄い透明塩ビ板をクリアーグリーンに塗って、裏に銀シールを貼った物を両面テープで貼り付けました。額や下腕の透明パーツも同じ仕様です。手持ちの塩ビ板が残り少なくなって来ました。

ビームサーベルは発光部分を切って捨て、旧1/100HGガンダムウイングの緑色のクリアーパーツのランナーの良い所を切って、軸を通して接着しました。ガンプラはこのシリーズのクリアーパーツだけ、ブラックライトに反応して発行します。実の所、ガンプラはそれほど多くは作っていないんですが、他のシリーズでブラックライト発光するパーツは無かったと思います。


塗装

塗装はマスキング地獄です。ヤスリがけで地獄を見て、直後に待っていたのは又、地獄でした。こんな複雑で面倒なマスキング作業の中で、グラデーション塗装なんてやってられません。ベタ塗りアニメ仕上げに逃げます。カトル、私は逃げている。決して戦ってなどいない。バッタモnデスサイズヘルもベタ塗りで仕上げたので、並べるなら丁度良いです。

このくらいの大きさのキットなら、グラデーション無しのベタ塗りも合うと思います。無理してMAX塗りやカラーモジュレーションを使って精神と肉体を擦り減らすよりも、力技でドバっと行く方がスカッとします。それでもマスキングは地獄見ます。地獄の前に調色です。

青は成型色を再現してみました。印刷の色も劇中の色も一定せず、見る度にちぐはぐな印象なので、なかなか決まらないのです。ならばもういっそ、目の前にあるこのパーツの色をそのまま作ってやれと、思い切りが良いのか悪いのか分かりませんが、成型色に似せてみました。

予想以上に良い感じです。キャラクターブルーとはまた違う、アニメロボらしい青です。何にでも使えそうな気がしてきましたが、何色で調色したか全然覚えていません。メモも取ってません。何時もその場のノリと勢いで思い付くまま混ぜるので、同じ色を再現できません。

黄色はオレンジを混ぜて、僅かに赤に振ります。ベースがダークブルーでもレモンイエローでは飛び過ぎます。少し落ち着かせた方がしっくり来ます。
赤はモンザレッドを瓶のままです。若干明度を下げた方がよかったでしょうか。
グレーはニュートラルグレーと三菱の明灰白色を使い分けました。

白は何も考えずに純白、クールグレーです。手首と首が設定では白なんですが、ポリパーツなのでそのままにしました。グレーなら問題無いし、完成見本と違ってブンドドする個人所有機はすぐハゲます。ハゲると不様です。ハゲるくらいなら初めから生えてない方がマシです。塗装するならキャスト複製するか、自作するかした方が良いでしょう。

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今回は白地に三原色のトリコロールを全てエアブラシで吹いています。大変なマスキング作業となりましたが、ミスの発生率はいつも通りと言う所でした。模型のエアブラシ塗装に於いて一般的にどの程度ミスが出る物か、分かり易い様に、マスキングテープをはがした直後の各部品の画像を比較的大きなサイズで載せますので、塗装が苦手な方はこの画像を見て自信持って下さい。


墨入れは0.02mmコピックモデラーをメインに使いました。でもこの0.02mmは、もう売ってないみたいです。1/144には些か太過ぎるミリペンですが、それでも90度の凹んだカド等はラクに綺麗に仕上がるので良かったのに。もう作らないんでしょうか。

足りない所だけエナメルを僅かに使いました。使い過ぎるとこのシリーズのガンプラは割れます。なのでアクリジョンも試したんですが、こちらは塗料が溝を全く走りませんでした。薄めても薄めても走りません。しかも乾燥後は矢鱈硬くて、溶剤でも中々溶けません。

何か気が利かない塗料ですアクリジョン。溶剤も一寸でいいのに中瓶しかないし。はみ出した所を水で拭けるかと期待してたのに、乾く前だと伸び過ぎてサッと拭き取れないし、綿棒がすぐダメになるし、乾いた後だと溶剤でも中々消せない。乾燥が速くて臭いも少ない事から、使い易いと評される事が多い水性アクリルカラーですが、ワタシにゃ合いませんでした。そう言えばファレホもダメでした。使い方が下手なだけですか。へえへえ、私が悪う御在ました〜。

翼の墨入れは、黒だとキツ過ぎるので紫とかでやろうかと思いましたが、今回は何もしない事にしました。或いは翼だけふわっとエアブラシでグラデーションを付けても良いかなんて気にもなりましたけど、ここは本体準拠のベタ塗り且つ、純白の天使の翼と言う事にします。





任務完了

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ほぼ素組みですが、中々どうして。

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細くなり過ぎないシルエットが良いと思います。

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この状態に持って来るのがどれほどキツいかは、やってみた者でないと分かりません。

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ツインバスターライフル射撃体勢。TVでもOVAでも最後の見せ場。

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中心線が綺麗に揃わない。カタログの写真を撮った人は凄いです。

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1/100HGガンダムウイングシリーズのクリアーランナーを削り出して作ったビームサーベルは、ブラックライトで発光します。この成型色のクリアーパーツはブラックライトに反応するので、蛍光塗料で塗装しなくても眼ん玉やビームサーベルが光ります。

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オーガワラデザインのTV版ウイングゼロ。

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デスサイズヘルとアルトロン以外にはオマケパーツも付いていて楽しいです。本当に発光しているので、長時間露光できるお高いカメラを使ってバルブ撮影すれば、もっとビカビカ光ってくれるでしょう。

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悪魔も天使にも翼はある。


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メーカー見本の様な完成品に仕上げるだけでも本当に大変です。メーカーの人は作業し易い様に改造する事が許されないので、もっと大変だと思います。説明書の通りに作りながら塗装しなければならないなんて悪夢です。でもその分お給料良いんでしょうね、バンダイの人。
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このHGゼロカスタムはノーマル版、クリア版、メタルクリア版とあり、ノーマルで千円します。狙い澄ました様に十月に再販されるみたいです。組むだけならHGが簡単ですが、見本レベルまで仕上げるのなら、倍払ってRGを塗って組む方が絶対ラクです。ウチにはこのHGシリーズを全種積んであったので、あと五体残ってます。作れって言うのか、サンドロック。

ウイングは3クール目の、ヒイロとカトルのコンビが好きでした。ヒロトとパル君の組み合わせを見ていると、二人を思い出します。愛くるしさなのですね、全てを狂わせたのは。

































posted by 跡間シノブ at 18:57| Comment(0) | G-WING | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

リーオー 1

ガンダムWは一番好きなガンダムシリーズです。なのにそれがかえって災いして、納得行く完成品が一つもありません。特に主役メカのウイングガンダムは、それだけで大小合わせて20体くらいキットを所有していますが、気に入った物、人前に堂々と出せる物を一度も作れていません。

概ねリーオー.JPG
この春から、テレビにリーオーが復活しています。ちょっと変えられてますけど。

OZのザクです。主人公サイドも敵サイドも主要キャラの殆どが一度は乗った事がある、ブラウン管時代のテレビで大暴れしていたやられメカです。第一話冒頭から、シャアポジションのライバルキャラ、ゼクスが操縦して主人公機を海に沈めます、それも空中戦で。仮面のライバルは強いのです。ガンダムウイングには、シャアがいればガルマもいて、ガルマの彼女もいます。

その彼女、敵方の女傑レディ・アンがリーオーに乗った時は、狭い船上にも拘わらずカタパルトで打ち出され、ウーフェイの神龍ガンダムとビームサーベル一本で互角に渡り合いました。さすが殺しても死ななかったレディ・アン、あの人強いです。ターミネーターみたいな女です。

目立ったリーオーなら、ウイングガンダムを失った主人公が、敵方の内紛に参加した時に乗り回していた機体が一番印象的でした。やはり主人公が乗ると強そうに見えます。後に発売されたOVAでも乗っていました。そしてやっぱりウーフェイのガンダムと戦います。この時は機体の性能差で徐々に押されて行きました。と言う事は、レディ・アンは主人公より強いんでしょうか。

そのレディ・アンが、捕らわれて殺されかかっていたウーフェイとデュオを救出する時にも、リーオーに乗りました。他に宇宙用の汎用量産機が無いみたいなので、必然的にこの機体と言う事になります。新型のトーラスでも良かった様な気もしますが、すべて無人機のモビルドールに改装されていて、操縦席を人間用に戻す時間が無かったんでしょう。結局レディ・アンはツバロフ技師長に撃たれました。その時初めて気付きました、自分が、同情が愛情に変わるタイプだと言う事に。

ツバロフ技師長は、モビルスーツから人間と言う不確定要素を排除する事で戦闘を効率化し、最終的な組織としての戦力向上を図るべく、自律制御の無人機であるモビルドールを開発しました。これに敵方の若き総帥、ガルマポジションのトレーズ閣下が反対します。
公開実験に飛び入りで参加したトレーズ閣下は単身リーオーに乗り、戦場から人間を排除するモビルドールに対し、人間を代表して勝ち目のない戦いを挑みます。しかし、総帥を殺す事になると分かっていながら、ツバロフ技師長は現場の技術士官に戦闘開始を指示。その瞬間、トレーズ閣下は部下達にツバロフ処刑を命じました。

技師達もモビルドールも身動きできなくなり、トレーズ閣下は悠々とモビルドールを全機斬って捨てました。閣下の忠勇なる兵士達は優秀なので、何も言わなくても主君の意を汲み、ツバロフ技師長を本当に処刑する事はしなかった訳ですが、この時トレーズが言った「もっと人間を愛して頂きたい」の一言が、今でも強く残っています。敵方のやられメカなのに、リーオーが主役ガンダムより主役っぽく見えました。

モビルドールには、ガンダムを作った主人公サイドの博士達も反対していました。ガンダムウイングは、兵器として作られて世界から捨てられた五人の少年達がお姫様と出会って心を取り戻すファンタジーですが、その中で人間対機械と言う古典的なSFの要素が一つの軸になっています。しかしそのSFだと思っていた戦いは、そろそろ現実の物になりそうです。

現実世界では、戦闘機に人間が乗る事はもうなくなると言われています。人間が操縦する戦闘機は、日本が今作っている国産F-35が最期で、これからは無人機が人を殺すのだそうです。機械に殺される時代だけは来てほしくない物です。まして、空を飛ぶロマンが機械に代行される時代なんて。人間が空に挑まなくなった世界に、人間が生きる値打ちはあるんでしょうか。

尤も、諸外国が日本に一番作って欲しくないのも無人機だそうです。特にアメリカが嫌がっている様で、だったら作るしかありません。どんな手を使ってでも作りましょう、何がどうでも。AIとの戦いとかシンギュラリティとか審判の日とか、知ったこっちゃありません。アメリカが嫌がるなら絶対です。

日本製のF-35には、世界がビビっている様です。あの日本が世界最強の戦闘機を作るのかと。日本製品に対する信頼は今でも絶大らしい事が伺えます。しかしこの先、グリーンカードを取得して日本政府に納税すらしていないつまらない人間のくだらない行為を許し、入れ知恵にそそのかされた総理が外国人に対して軽々に永住資格を与え、優秀なカッコワライ外国人労働者様達を雇って不良品を大量生産してしまったら、折角先達が築き上げて来た日本製品への信頼は、影も形も無く消え失せるでしょう。かろうじて保っている日本の国体と共に。


劇中のリーオーは基本デザインは変えずに、オプションの外部装備を変更する事で、あらゆる状況に対応していました。ついでに所属組織ごとにカラーリングも変えてバリエーションを作っていました。矢鱈滅多に違う機体を登場させられるよりは、この方がずっといいです。他にも結構な種類の量産機があった様に思いますが、それでも矢張りウイングと言えばリーオーです。

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そんな、主役を食ってしまいかねない名脇役リーオーですが、立体物にはあまり恵まれていません。特にキットは少なく、限定生産のLMが1/144で一つあったのみです。ガレージキットは勘定外です。そのLMは三つ買いましたが何か。一つも完成してませんが何か。
1/100のトールギス3から改造した人が結構いたみたいですが、やっぱり改造用のベース機では数には入りません。買って置いてありますけど何か。作ってませんけど何か。

完成品ならろぼたまがありますが、一体3000円くらいします。1/144のロボットがいっこさんぜんえん。ちょっと手を出しかねます。ちっちゃい完成品のGコレも三つほどありましたが、小さいし動かないし、アレも勘定には入れません。二つっぱかし持ってますけど。一個150円なら良いだろと、景品ショップで衝動買いしました。機体番号違いの三つ目はまだ来てません。

久々のリーオーの立体化、それも一個千円の低価格設定で、バンダイの新技術満載とあらば食指が動かない訳は無く、発表されてからずっと発売を心待ちにしておりました。実際の所、旧キットモデラーとしては新技術の部分ははっきり言ってどうでもいいんですが、もう新規キットのリーオーなら何であろうと無視はできない訳で。

特に用が無い限り行きたくない大阪ヘイトシティに、自転車転がしてガンプラキャラバンです。ネット通販なら発売日に配達されるので、その方が良いかも知れませんが、便利さにかまけて体を動かさなくなると、命が鈍ります。なので一々何かと理由を付けては、外に出て体を動かす様にしているのです。

テレビに騙されたバカが投票したヘイト市長が支配する大阪の街には、やはりシナチョンがゾンビの様に蠢いています。不潔で臭く、人間の言葉は通じず、ショッピングモールに大量に湧いて出る辺り、シナチョンはゾンビそのものです。違うのは、正面から睨み付ければ脇へどく事くらいでしょうか。

平積みされた新発売のリーオーを手に取り、レジに持って行くと一人の客が行く手を塞いでいました。支那人か、日本人か。邪魔だな畜生が、みたいに思っていると店員さんがどうぞと案内してくれました。それでもやっぱり邪魔なデブでしたが、ナニジンか分かりません。会計を済ませていると、そいつを接客していた店員が片言の英語で話し始めました。クソが。

ほんならアレか、今この店内にいるコイツラ全頭チャンコロか。いきなり不快感がレッドゾーンに跳ね上がります。階段を塞いでいたガキの頭を蹴っ飛ばしたい衝動をかろうじて抑え、ムカムカしながら歩道を歩いていると、今度はつがいの支那だかチョンだかが向かって来ました。当然真ん中に突っ込んで行きます。するとノロノロ避け腐ったので、雌の方の肩が勢いよくぶつかりました。危うく本気で殴り殺しそうになりました。

外国人観光客が「外国からのお客様」なのは、客商売やってる連中だけです。どこから出たかも分からない汚いカネを稼ぐ商売には無関係な大多数の一般国民にとって外国人、特にシナチョンは侵略敵性生物でしかありません。テレビを鵜呑みにして敵を受け入れたり維新に入れたりする方がアホなんです。

大体日本は観光収入になんか頼っていません。そんなハシタガネに左右される程度の脆弱な経済基盤の三流国家じゃありません。ハシシタガネを乞食みたいに拾い集めなければならないほど貧しい国じゃないんです日本は。その辺をもう一度よーく考えて、最近矢鱈うるさい「2020年」の宣伝を見る必要があります。


HGACリーオー

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発売から一週間弱、そろそろ有名ガンプラサイトの素組みレビューも出揃った事でしょう、まったく見ないから知りませんけど。
君のハートにエボリューションな最新キットです。あの人、ボケテでは人気です。どこがどう進化したのか、とりあえず組んでみました。可動がどうの再現度がどうのと言うのは、他のガンプラモデラーの皆さんが事細かにケチ付けてくれるでしょうから、そう言うのは無視します。


まず驚いたのは、ポリキャップが少ない事です。画像を見る限りかなり動くのに、ポリキャップが僅か六個、それもボールしかありません。殆どの関節はプラ接続です。つまりこのプラは、プラ自体にポリだかABSだかの樹脂が混入されている新素材と言う訳です。まさか旧ガンプラと同じ無発泡スチロール樹脂じゃないでしょう。もしそうだったら、潔さにかえって感動します。

切ってみると僅かに柔らかい、確かに某かの新素材の様です。気になるのは接着剤や塗料がどの程度食いつくかですが、表記はPS素材との事ですので、普通に使える筈です。と言う事は、このプラスチックは柔らかめに調整されただけのただのプラなんですか。柔らかく粘りがあれば、プラスチック関節でもヘタりが少ないからガンプラの関節に使ってもOKと、そう言う事なんでしょうか。特に何か新しい要素を混ぜた素材と言う訳では無くて。

個々のパーツが、人体の各部位ごとにまとめられてランナーに配置されています。パーツを探して迷わなくて済みます。そのランナー自体も、やはり各部位ごとにバラバラにできます。組んでる最中にバラす事はありませんが、捨てる時ラクです。要らん配慮な気もします。


最も気になったのはゲートでした。ウルトラホークの時にも思ったんですが、最近のバンダイのプラモのゲートは白化しやすいんです。ランナーの軸がゲートの直前だけ三角形になっていて、その三角の頂点がパーツと繋がっています。このゲートにニッパーの刃を当てると、パーツに向かって刃が滑ります。そしてパーツに当たった時点で、ランナーに対して垂直に力がかかってパーツを切断し始めます。しかし、側面形が三角形のゲートは僅かな力でもげます。滑り落ちたニッパーの刃がゲートを切断し終わる前にパーツが引き千切れるのです。

この三角形のゲート周辺部形状は恐らく、一度でパーツを切り離す事を想定している筈です。しかし、いきなり一刀両断でランナーからパーツを切り離そうとしても、ランナーに対して完全に水平にニッパーの刃を当てる事は不可能です。必ず斜めに切る事になります。すると切断時の刃の移動距離は、切断面である、平たい長方形の短い辺の長さではなく、対角線の長さだけ刃を進めなければならず、その移動中の切断圧力に、柔らかい材質の小さな接触面が耐えられません。

余程切れ味の良い、一本五千円くらいするゲートカット専用の片刃ニッパーなどではどうなるか、それは知りません。考える必要も無いと思います。ガンプラユーザーの大半は、そんな高額工具を持ってはいないからです。手作業で作られるために生産本数も少ないので、ガンプラをそんな精密工具で製作できる環境にある購入者の意見など、はっきり言って聞くだけ無駄です。

ガンプラアニメでは、一度ランナーを残してカットしてから、改めてゲートを切り離す二度切りが推奨されていましたが、このゲート形状で二度切りをすると、ランナーを切断する時の力に負けて、それだけでゲートが外れかねません。外れなかったとしても、相当な衝撃が加わった場合は白化します。

従来のゲートは、樹脂の強度もあって、多少の無理は許容してくれます。二度切りする時のランナー切断の応力にも耐え、それこそ、超高価な極薄片刃ニッパーを使えば、一発切断で千切れる様な事はまず起きません。
http://shounenkairo.seesaa.net/category/24828975-1.html
1/100ザクの旧キットを無塗装で仕上げた記事です。成型色に関わらず、ゲートに白化が起きていない事が分かると思います。デザインナイフもヤスリも使いましたが、あの工作は基本的にニッパーで切り離す段階で白化が起きない事が前提です。

しかし最近のゲートは、柔らかい材質に加えて、三角形にして「切り放しやすく」した分、かえって千切れやすくなってしまっています。そして千切れると白化します。プラが僅かにひねっただけでも白化する事は、誰でも経験的に分かると思います。

完成後にガシガシ動かして遊ぶために、デザインを犠牲にしてまで可動範囲を大きく取り、合わせ目が極力出ない様にパーツを複雑に設計し、動かすとハゲる塗装をしなくても済むように完全に色分け整形までしているのに、ゲート跡が全身に出てしまったのでは台無しです。シラミかシロアリに見える御堂筋のバカ電飾並木みたいで何もかもぶち壊しです。

このリーオーのパーツを、できるだけゲート跡を白化させずに切るとこうなります。
まずランナーに対して垂直に刃を入れ、ゲートを形成する三角形をを半分くらい残して、横から切ります。3mmほど残ったゲートの三角形を、ゲート部に余計な力が加わらないように気を付けながら、五回くらいに分けて細かく刻んで削り落とします。最後に、本来そうする事が想定されているであろう様に、ゲートに対して水平に刃を当て、撫でる様に残りカスを切り落します。

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三角形のゲート部。
その三角形を半分くらい残して切り離す。
丁寧に削ぎ落としても僅かに白化したゲート跡。
試しに一発切りして不様に真っ白になったゲート跡。

丁寧に処理してもニッパーだけでは足りず、ゲートの周囲に僅かに段差が残った時は、仕方なくデザインナイフで整えます。そこまでやっても白く残った時はもう諦めます。それが運命です。運命とあれば心を決めてください。この段階で白化したなら、ヤスリなんか使っても無駄です。

ウチのニッパーは割とよく切れる方です。暗い色の部品でも、丁寧に切り離せば白化はほぼ防げます。で、最初は丁寧に切り離してたんですが、途中でイヤんなってやめました。あの三角形ゲートがどうにもハラ立って。
二度切りを妨害する様なゲートにわざわざこちらから配慮して、毎度毎度ゴキゲンを伺う様な切り方をするよりもむしろ、メーカーが要求している通りに一発切断で工作したら仕上がりがどうなるかをこそ、やってみるべしよと思いました。それが本来の完成状態の筈ですし。



むちむちぽいんですね
一時間半くらいで作業終了しました。イイと思ったのは成型色、実に渋い色味です。暗くなく、重くもない、落ち着いてまとまりのある色味と配色です。黒だけは浮いてるかも知れません。こんなに黒くなくても。全体的に抑えた成型色なので、ゲート跡の白化が余計に目立ちます。

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合わせ目が目立たない様に正面からは見えない設計なのに、関節可動の為の柔らか素材が災いして全身ゲート跡だらけ。目指す方向性に食い違いがある様に見えますが、これは可動範囲、組み易さ、部品点数、値段、成型色等複数の、場合によってはアンビバレンツな要素の兼ね合いで、最適解を求めた結果でしょう。
しかし腰回りだけ妙にかぼちゃパンツっぽいのはどう言うつもりでしょうか。特に尻。側面ブロックも矢鱈前後に長くて、前面装甲が前に出過ぎて浮き上がって見える原因みたいです。もっとタイトに隙間を埋めてもいいだろうに。アヒルみたいな尻も小さくまとめて。何でこんな。

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関節はふにゃふにゃです。肩と大腿骨頭だけが硬くてがっちり決まります。その大腿もボールの部分はヘロヘロで、最初から靭帯が切れたみたいです。この全身の関節強度の差は何でしょう。良く動くと言えば確かに良く動きますが、動かすと違和感だらけです。

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ハードポイントらしき部分が別パーツなのは、後々追加パーツが予定されているからですか。背面の円盤も取り外し式で、バックパックを付ける様になっている筈です。宇宙用ラウンドムーバーとか、重力下フライトユニットとか。で、本体とセットで売る訳ですね。成型色違いで、この箱に入っている武器は付いてなくて。



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LM、HGAC、トールギス改造。

「リーオーか……いや、大きい」
HCACはLMより一回り大きい、と言うよりトールギスと同寸みたいです。リーオーはトールギスをダウンチューニングしてダウンサイジングした機体です。設定上が何mかは知りません。一回り小さい筈ですのでLMが正解なんでしょうが、最新作はデカい。てこたナニかい、このリーオーをベースにトールギスを作るつもりかい、バンダイさん達ゃ。

LMが既に生産されていない以上、無改造でリーオーを作りたければこれしかありません。でもアタマ小さいし、肩は怒ってるし、ポージングも自在でカッコイイ。サイズがどうでも、これで千円なら文句も無いと言う所です。三つくらい買ったって全然心が痛みません。電気屋価格だし。リーオーだし。


リーオー8.JPG
流石最新キット、立体のパズルみたいです。自分で作った気がまったくしません。消費者にラクさせる事を前提に設計されたこのキットは、模型を作りたいと言う飢餓感を満たしてはくれず、自分の手で完成させたいと言う渇きを癒してもくれませんでした。でもリーオーです。あと何回作るだろう。









































posted by 跡間シノブ at 19:58| Comment(0) | G-WING | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする