2019年12月07日

ダンクーガ 1

さの・る 【佐野る】(動他五)
1.朴る事。東京五輪のエンブレムに、他者のデザインを丸朴李した盗品を提出した多摩美術大学の窃盗常習犯在日の偽名から。現在は名詞化して盗作の意となっている。「それは−だ」
2.アニメーターの佐野浩敏氏が、ロボットを極端にデフォルメして作画する事。氏の描く、設定画はおろかメカである事すら忘れたかの様な、全身が不規則な曲線で構成される派手派手しいアレンジのロボット達は、理屈は無視して格好良い。「−ったダンクーガ」


スカスカおせちパッケージとボッタクリ価格で巷間ボロクソに言われている、スーパーミニプラダンクーガ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと、あのシルエットで変形するのに、差し替えが多いだの設計が雑だの、どいつもこいつも言いたい放題のサンドバッグ状態です。それらを見ていると、さすがにそこまで言わんでもええやろと思います。先にやられると毒気を抜かれるのです。

確かに値段はヒドいです。売り方にもムカつきます。だからと言ってああまで親の仇みたいにケチョンケチョンに貶されなならんもんでしょうか。酷過ぎる彼らの悪口雑言の数々を見ていると、値段と売り方以外に、何か決定的に癇に障る要素が理由の一つにある様な気がしました。多少の違和感には目を瞑って渋々受け入れてやったのにこの値段か、みたいな感じです。

広告写真を見てすぐ思ったのは、顔が違う事です。ダンクーガってこんな顔だっけ。線の一本一本は間違ってない筈ですが、どこか印象が違います。上下に潰れてる。口が小さい。顔面全体も小さい。銀色。唇のある顔が銀色て、何かイヤ。それとメットになっているイーグルの機首部分が跳ね上がり過ぎているのは、ちょっと色気出し過ぎです。アニメの作画ではこんな余計な色気は出してなかった筈です。なぜこんな顔になっているんでしょう。


ダンクーガのデザインにはかなりの変遷があります。どんなデザインでも最終決定までにブラッシュアップが行われますが、ダンクーガは決定後も変更が繰り返されました。

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某大物メカデザイナーがバンダイから依頼されて起こしたラフ案を、格好良くリデザインしたのが元々のダンクーガの設定です。デザイナーの名から仮に平井ダンクーガと呼ぶ事にします。きっちりした線が美しく格好良い。これぞダンクーガ。これは玩具用の設定画と言う事です。

本放送時、玩具用設定とは別に作画用メカ設定があったそうです。その作画用設定画を大張正巳アニキが描いたかどうかは分かりませんが、大張アニキを含めた当時のアニメスタッフが描いたダンクーガは、その作画用設定をお手本にしています。

OVA失われた者達への鎮魂歌は、テレビシリーズの完結編として作られています。フォーマットを踏襲しているので、サブタイトルの出方が同じですし、劇中音楽もテレビと同じ劇伴です。もちろん作画も、同じ設定画に基いて丁寧に描き込まれた絵になっています。なのでOVA失われた者達への鎮魂歌は、テレビシリーズと見做すのが正しいと思います。スーパーミニプラダンクーガは、この時の画面を強くイメージして立体化されています。

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続くOVAゴッドブレスダンクーガではデザインが刷新されました。佐野浩敏氏の手によるアレンジで、変形時の物理的な無理と矛盾は完全に無視、人型形態時のシルエットだけを極端に強調した、派手で強引な二次元の嘘のみと化したデフォルメです。
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この顔ですよね。近いと思うんですがどうですか。跳ね上がったイーグルの機首は元より、額の凹凸感、特に眉の辺りの起伏とか、鼻の下が狭くておちょぼ口が窮屈そうな感じとか。スーパーミニプラダンクーガの顔は、大張ダンクーガではなく、佐野ダンクーガに見えます。購入者の多くが過剰な不満を愚痴る主な原因はこれだと思いました。シルエットは大張なのに、顔が佐野なんです。どちらも「そのもの」ではありませんが、そう見えます。だから受け取る側の印象がちぐはぐになってしまってるんです。

この顔と体のデザインラインの不一致に気付かないせいで、顔を見た時に何となく感じる居心地の悪さの原因をハッキリと指させない、そのもどかしさが、キモヲタ共がこのダンクーガをボロのチョンに腐す理由になっているんじゃないかと思います。

ダンクーガは更にその後も、OVA白熱の終章を経て、一連のスーパーロボット大戦シリーズと、細かくデザイン変更がなされました。でも興味無いし今回は関係無いので無視します。


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商品化されたダンクーガは他種あります。本放送時はバンダイの玩具しかありませんでしたが、放送終了後に各メーカーからガレージキットが作られたり、スーパーロボット大戦に登場してからガチャガチャの景品になったり、バンダイが金魂の高額商品を売り捌いたりと、後年になって主に非変形モデルが色々作られています。

デフォルメがきつく付けられるロボットなだけに、イメージは見る人によってそれぞれ大きく異ります。なのでダンクーガが商品化される度に、好き勝手な文句を付けるバカが湧きます。プロポーションがどうだの、頭の形がどうだの、肩の大きさがどうだのと。しかし、メーカーが作った商品に細かくケチを付けた所で、所詮他人のダンクーガです。他に類が無いほど多くの設定が存在する以上、各人の頭の中にあるそれぞれの理想のダンクーガが100%の形で商品化される事など、絶対にありません。特に理想像がハッキリしている人になればなる程、乖離します。

己の理想のダンクーガを求めるならば、その人の理想形を自己責任で追及する事が要求されます。他人のイメージを他人が立体化した、言わば「他人のダンクーガ」が気に入らないなら、黙って一人で全てを背負って、自分の中のダンクーガと向き合うしかないのです。他の誰かが命削って作った「その人のダンクーガ」をグチグチと女の腐ったのみたいにケナすだけなんてのは、男のやる事じゃねえだろ。ダンクーガだぜ。自閉症児が乗るガンダムじゃねえんだよ。
(註:この先もお読みになられる方は、所々ジュドー・アーシタの声で脳内再生して下さい)






スーパーミニプラ ダンクーガ

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変形するダンクーガのプラキットはこれが初です。マーケティングでハケる数を予め調べての値段でしょうし、アイテムがアイテムだけに、開発には相当手間がかかっている事も分かります。だからって断空剣は別売りで本体9,000円越えですか。アレ実質TVシリーズの最終武器なのに。

思う事は誰しも同じみたいで、多くの販売店が実売価格をかなり引き下げています。内容的には、6,000円台なら納得できる感じでしょうか、発売当初から徐々に値崩れしながら一寸ずつ売れて行っている様です。しかし発売していきなり三割近く割り引いて儲かる物なんですか。どんな流通経路でどんな販売形態なのか、その辺は詳しくないんですが、やはり端からボッタクリ価格なんでしょうか。数がハケない事も、増額された重税と言う名の罰金も加味した上での。

消費税はとうとう二桁の大台に乗ってしまいました。流石に10%もの罰金を取られると殺気立って来ます。四天王寺の秋の古書祭で消費税無しの買い物がどれだけ気持ち良かったか。消費に10%もの重税を課す事は、消費活動が悪事であると言っているのと同じです。「5%還元セール」は10%還元にすればいいのになぜやらん。更に来年六月までではなく、消費税が廃止されず存続する限り永遠に続けろバカ政府。九条どころかPB目標も破棄しねー癖によ。財務省がそんなに大事か。

本気で殺したいんですよ財務次官とかケケ中とかをまとめて全部、今すぐ。敵は日本国民を百万単位で自殺させ続けて来た大虐殺犯です。撃て自衛隊。銃を持っている者は、国民から武力を剥奪して独占している責任を果たせ。それとも、敵より汚れる覚悟も無しに国を守れる積りか。自分が給料をもらえて円満に定年退職出来たらそれでいいのか。クルーグマン教授が白川方明日銀総裁を銃殺しろと言ったのが(仮に)冗談だとしても、もし本当に白川を殺していたら、その後僅か数年で国民が十五万人も自殺させられる事はなかったと思います。もちろん、中川昭一議員も死なずに済んだでしょう。

自転車が歩道を走る事が禁止されて久しいです。車道脇を走らないと逮捕されて罰金を盗られます。しかし、今も車道を走る自転車は少数派です、特にオバチャンの買い物自転車は歩道を走ります。理由は単純、法律より自分の命を守りたいからです。自分の命を守ってくれない法律なんかを馬鹿正直に守って死にたくないんです誰だって。命かかってんですよこっちは。

自転車の保有台数が日本一多い大阪府では、ここ数年で、車道脇に青い自転車専用レーンが描かれました。アホかと。警察が決めたのか維新が決めたのか知りませんが、ただでさえ狭くて走り辛い車道に「ここは自転車が走る場所です」と描いた所で、道幅は広がりません。車道は最初から狭いんです。おまけに維新が清掃費用を限界以下に削ったせいで路肩はガラスの破片だらけ。自転車が歩道から降ろされても、パンクして転倒して轢かれて事故死するチャリンカーの国民が増えるだけです。嬉しいか維新ども。

悪法も法也は、毒を煽って死んだ本人が言ったからこそ含蓄がある言葉です。安全地帯にいる他人が言っても、悪法を廃止する努力を放棄した己の怠慢を晒すだけです。消費税だって、法律で決まっているから、善良なる国民を自殺させながら徴発しているだけです。声を上げて下さいよ論客は。保守は。
まあヘタにキツい事を言って嫌われて仕事が無くなるのがイヤだと言うのは分かります。ええ。分かりますよ。だから法を破れと言うのが怖いなら、せめて法を変えろと本気で喚いて下さい。政治家に届く位置で喋るのがアンタらの仕事でしょうが。

5,000円なら買うのにな、と思っていた所に、発売日から一ヵ月経過した時点でのタイムセールで5,400円でした。流石に最新の新品を半額まで下げろと言うのは、かえって罰が当たりそうな気がしたので、しばらくはここまでは下がらないだろう事を考慮してお買い上げです。中古ならもう一寸安くなるかも知れませんが、新商品販売中に中古を待つのもシケた話です。


何だかだ言って楽しみに待ちます。そして届いた玩具の箱を開けるワクワク感。化粧箱のサイズはそれほどでもないです。厚みこそありますが、バカデカいと言うほどでもない。でもそれは、つい最近1/144のB-747を見たからかもしれません。1/32隼エンマ機も収納場所に困って野晒しのままです。常時デカいキットを見ていると、大抵のキットは小さく見えます。

手に取ってみると箱がペラい。折角のダンクーガの箱なのに、個別の箱もセットの化粧箱もペラっペラ。そして開けて見るとガムが小さい。三粒九千円のガムなのに、何だこれ。なんかガワだけぱりぱりしてるガムで、すぐ味無くなるし。やる気の無さに食っててムカムカして来ました。カバヤのガムは150円でもっとデカい板でした。味は覚えてませんが。何味でしたっけ。

イーグルとクーガーの箱と、ライガーとブースターの箱は、中身が半分ずつしか入っていません。スカスカおせちのグルーポンパッケージです。断空剣無しで9,000円付けといてこれか。イーグルとライガー、それぞれの箱に刀一ふりと翼一組、十分入ったろうよ。レビューで散々叩かれていますけど当然です。この一箱に3,000円の価値は無いでしょう。勿論、儲けなきゃいけない事は分かります、稼げなければ次の商品も開発できません。とは言え、客の神経を逆撫でする売り方をわざわざ選んでる様じゃ、商売人のセンスを疑わざるを得ません。それとも何ですか、天狗ですか。天狗になってんですかバンダイ。

バンダイは本放送のスポンサーでした。玩具があります。しかしプラモを発売しませんでした。試作だけはしていたみたいですが、結局お流れで、番組は打ち切りにしています。物を作って売るのが会社なのに物を売らない、売らない所か作りすらしない、宣伝のための番組本編まで打ち切る。そんなにZガンダムが大事だったんですか。翌年のZZは打ち切りにしたのに。そのせいで忍とジュド―の中の人は「年内切りの矢尾」なんて不名誉な渾名を付けられてしまいました。バンダイのせいです。




まだ組んでない人のための仮組み詳細

プラは柔らかく強度があります。ポリキャップを一切使わずに関節を構成していて、可能な限り摩滅を防止するために、この素材の様です。プラ用接着剤は効きました。マシンロボのメカファイターの時の変則プラスチックとは全く違う材質です。

ゲートの位置はよく配慮されています。できるだけ外部に露出しない場所を狙って配置されており、場所によってはアンダーゲートに近い処理がなされています。ゲート形状も、昨今のガンプラに見られる傾斜を付けられた三角断面ではなく、昔ながらの長方形断面なのが良い。余計なテンションがかからず、白化しにくいです。ガンプラもこれに戻せばいいのに。

高確率で混入しているらしい、雑な塗装に文句を付ける輩がいますが、支那に工場を作って奴隷に塗らせている以上、雑な作業は当たり前です。それを理解できずに文句言う奴がアホで、自力で修整できない屑がカスなだけです。いまだに支那から撤退しないバンダイは平和ボケで。

差し替えパーツが多いのは、シルエット重視なので当然です。各所を歪ませて強調している大張ダンクーガである事に加えて、下半身のボリュームを過剰に肥大化させるスタイルを採用している以上、両下腕と両下腿が同じ長さで要求される変形を差し替え無しで実現させろ等と要求するのは、かき氷をてんぷらにしてカラッと揚げろと言う様な物です。そんな無理を通せば体を壊します。家康もてんぷらで死にました。

まして金属パーツを使わないフルプラスチックでの変形です。ただでさえ小さいイーグルは完全無可動ですが、ダンクーガの頭身を高くするために余計に小型化されているために輪をかけて小さいので、一か所でもプラスチック軸の関節を設ければ破損は確実、救えないレベルのバカがかける理不尽なクレームの電話が殺到し、有名人気取りの勘違いクズが書き込む悪口コメントがネットに氾濫する事必至です。

ビッグモスの胸の、矢鱈巨大なパルスレーザーの砲身を見れば一目で分かります。あれが商品としてのプラの強度限界なんです。もっと細くする事は出来ても、ロボットの正面に細すぎるプラ棒は付けられません。すぐ折れます。イーグルの腕等は、簡略化しても一か所を回す事すら不可能です。何度か引き抜きましたが、数回で簡単に折れました。これを変形させろと言うゴミレベルのアホが結構いる事が、有り難くて溜息も出ません。

プラの関節軸はかなりきつめに設定されています。重量がある機体なので、早々にヘタらせない為でしょう。このきつさのせいで関節軸をねじ切ってしまう事があると報告されています。ビッグモスの股関節を(!)制作中に破損したドジまでいる様です。ヘタクソが。

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可動部以外の接続ピンの数が矢鱈多いので、軸をニッパーでぶった切って間引くと丁度良い感じになります。残した軸は短くしたり、頭の縁を削ってはめ易くしたり、縦に半分に切ったりして調節すると組み付けがラクになり、後々になっても分解できます。最近のガンプラもこんな感じですし、言われなきゃ分からないってモンでも無いでしょうけど、まあ上記の様なドジもいるので、誰が読むか分かりませんがここに書いときます。

報告通り、説明書に不備がありました。公式に訂正されていますが、ちゃんと読んでいれば気付くレベルです。何から何までマニュアルに頼りやがって。矢鱈タブ譜を欲しがる初心者ギタリストかよ。必要なのは行動だ、作ってみりゃ分かる。それが分からないなら模型なんかやらねえ。
なのでビッグモスの脛の内外四枚の装甲の番号が間違っている事はここには書きません。自分で気付いて下さい。

ねじ切れる程にきついと感じた可動軸は、各所で報告があった通りに三か所、ライガーの右膝、クーガーの右大腿付け根、ビッグモスの耳です。一寸ヒヤッとしましたが、しかしこの程度、工作中に気付いて対処できる範囲だと思います。これを捻じ込んでへし折るなんて、よっぽど鈍臭いと思うんですけど。本当にズブの初心者なら兎も角。初めてプラモ作った訳でもねえだろ。

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赤く塗った所が軽く削った部分です。ライガーの右膝は、履帯の穴を百均のダイヤモンドヤスリで少し広げるだけで素直にはまる様になります。クーガーの右足の付け根は大腿側のボールを受ける口が狭いだけなので、刃物で口の皮を一枚削ぎ落とせば難無くはめられます。ビッグモスの耳はボールを1000番の紙ヤスリで撫でました。各部の対処方法は他にもあると思いますが、これらが簡単です。

削る程度は目分量で、その都度の感覚的な判断になります。ここを何ミリとか、そんな言い方は事実上不可能です。書いてみた所で、誤差の許容範囲がプラスマイナス0.05mmとか、かなりシビアになるので、かえって弩が付く素人には再現できない作業になります。プロでも厳しいです。むしろそんな所まで誰かに手ェ引いてもらわなきゃならねえのか、だらしねえ。


逆にビッグモスの肩関節は、外側の跳ね上げる方向の軸がユル目です。ここは瞬着を塗って、ほんの僅かに太らせた方が良いでしょう。或いは最近流行のパーマネント・マット・バーニッシュで。しかし元々かなりタイトなので、瞬着の方が合いそうです。

瞬着で補強する場合は硬化促進スプレーを吹くと、乾燥時間を稼げるので白かぶりを防げます。硬化後は紙やすりで撫でて調整してやると丁度良い渋みになります。特にこのプラには合うみたいです。手ぶらでも重量級な上に、更に身長を超える巨大な銃を片手持ちするので、ビッグモスの緩いと感じた関節は片っ端から補強するのが良いでしょう。でもやらなくても平気です。

クーガーとライガーを、この大質量のビッグモスの図体に、それぞれ一本ずつの細いピンで接続する狂気の設計。さすが愛と狂気のダンクーガですが、ここに文句言う人がいないのが不思議です。せめてもう少し太い軸にするべきでしょう、どうせ合体したら見えないんだし。この軸の破損がかなり怖いです。まあ折れたら折れたで金属線接続にするだけです。むしろとっとと折って代えた方が気がラクかも知れません。

この合体用砲塔は、軸よりもボールジョイントの方に硬さの差があります。クーガーはユル目でライガーはカタ目です。無理に気にしなければそのままで大丈夫ですが、上記の方法で調節しました。特にライガーの方は紙ヤスリで一撫でするだけなので簡単です。


飛行ブースターことフライトユニットは、ぶっとくて長いステキな大砲が内側に向きがちで、通常時にお尻が浮き上がってしまうのが不満です。ビッグモスのマンモス頭部も同様で、人型になった時にストッパーが無いので少しだけ浮きます。これらがピタッと決まれば格好良いんですが、ここにも文句言う人がなぜかいません。このキットにぶちぶち不満垂れてる奴らが如何にロボットの顔しか見ていないか、こう言う所で察しが付きます。

ダイガンはイーグル用のビームガンが横向きに付けられています。これで合ってるんでしょうか。画面を見ても、忘れられるのか面倒なのか、省略されて作画されていないので分かりません。昔のアニメではこう言う事がよくあります。なら無くても……何にしてもデカいです。






「悪くないね」

完成した立ち姿の存在感、手に取った時の重量感は圧倒的です。そんじょそこらのモブモビルスーツでは束になっても到底適わない充実感、物凄い肉圧と猛烈なマッチョ力です。左上から。

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フロントダブルバイセプス
アブドミナルアンドサイ
トライセプス
フロントラットスプレッド
サイドチェスト
モストマスキュラー

正に神のメカ、超獣機神、背中に機神が宿ってる、筋肉の神、ナイスバルク。素晴らしい筋肉、大胸筋が歩いてる。地上では伊豆で一回飛んだだけの飛行ブースターも、ボリューミーなダンクーガを一際パワフルに見せます。背中に翼も宿ってる。肩にデッカい大砲乗せてんのかい。

OVA失われた者達への鎮魂歌で作画された大張ダンクーガの再現の為に、ビッグモスの変形と人型以外の形状が犠牲になっています。しかも定番のハッタリで、OVAの画面よりも更にデフォルメがきつくなっていて、上半身が小さく下半身が桁外れにデカい。そのせいでビッグモスの戦車形態がハゲしく崩れます。

顔も極端に小さい。この顔のサイズ感で、1/144HGノーベルガンダムを思い出しました。フェイス部に対して頭蓋骨とヘルメットが大き過ぎる点が似ています。このダンクーガフェイスは、イーグルの機首部分に余計な色気を出さなければもう少し大きく出来た筈ですが、わざと人体のバランスを崩して小さくしたんでしょうか。顔が小さければ良いと、そう言う美意識で。

ライガーとクーガーは太いです。戦車形態の時からかなりでっぷりしており、ビーストモードでは食い過ぎた猫みたいな体形になります。もっとスマートで凶悪なシルエットの筈なのに。細く出来るならしたい所ですが、各部の噛み合わせがシビアで、且つサイズが厳しいです。変形機構を残したままで無理にタイトな改造工作を施すと、ビッグモスの大重量を支え切れずに自壊する恐れがあります。足の二機の太さは、サイズから来るプラの限界の現れでしょうか。当然ながら人型形態も同様に太くなりますが、そちらは期待してないので無視します。

全体として、変形合体機構はキャパシティとして持たせただけのついでに過ぎず、バンダイが発売するダンクーガの新商品が合体しないとあっては納得しない勝手な消費者を黙らせるために、一応付けただけに見えます。最優先させたのは明らかに合体時のシルエットとポージングで、その次が合体時の関節強度になると思います。以下ビーストモード、通常兵器モード、ビッグモス以外のヒューマロイド形態の、それぞれのシルエットと言う事でしょう。恐らく。

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全高を遙かに超えて200mmにも及ぶダイガンを、楽々と片手で保持して自立します。でも実は左足が浮き上がる寸前です。気を抜くと片足立ちになります。

成程、色々納得行きました。様々な取捨選択の結果、この形状になっている事が見て取れます。
何と言っても変形合体が可能なダンクーガのプラキットです。本当は平井ダンクーガが欲しかったけど、アレはこの先、最低十年はキット化されないでしょう。俺はアレを死ぬまでに作れるだろうか。このキットは流行も加味したアレンジに多少の違和感こそあれど、割と誰もが納得できるダンクーガだと思います。何より格好良い。



ですがこれで一万円はヒド過ぎます。しかも最後の敵にトドメを刺した刀、断空剣だけ別売りだなんてあくどいにも程があります。背中から生えてくる翼なんて要りませんが、刀だけはセットに含めるべきです。まあ、テレビ放送には登場しなかったので、「このダンクーガはテレビ放送時のセットだ」と言えば嘘ではないですけど。

しかし今や消費には罰金が10%も課されますし、多額の罰金を盗られてまで高額な玩具を買う気にはなれません。これがもし、プレバン予約でオプションとセットでまとめて一万二千円払っていたらブチ切れていたでしょう。やはりどう見ても、このダンクーガ本体のキット(とガム)に小一万の値打ちは無いと思います。一粒三千円のガム。ごっつうっすいソーダ味が広がった途端に消える、膨らませる事も出来ない、しょーもないちっちゃい粒のガム。

とか思ってたら、プレバン限定でバンシィ・ノルンみたいなオリジナルの黒ダンクーガが発売されるそうです。断空剣と翼もセットにして、水張りデカールも付けて11,440円。パーツのきつい部分は金型を修正するそうです。なら、デフォルトカラーの方も金型修正版を改めて発売するのがスジですが、やりそうもないです。値段下げる気も更々無さそうです、バンダイ。

買ってないので知りませんが、以前のスーパーミニプラはもっと安かったみたいです。それがどんどん値を釣り上げて来ているのは、恐らく上の方から何か言われたんじゃないかと思います。もっと盗れと。アイテムの選択と言い、販売してハケる絶対数と言い、ボリュームゾーンのメインターゲットは高額商品でも高確率で購入するから、そいつらからは搾れるだけ搾れ、そんな至上命令が来たんでしょう。

今、このダンクーガの実売価格は五千円台にまで下がっています。バンダイがどんな値段付けようが、このくらいが適正価格だと思うので、それでいいと思います。大幅値引きで販売店がどの程度儲かるかは知りません。それでも売れればまだ良し、売れなければ全損です。返品したら返金されるんでしょうか。誰かバラして下さいその辺の事情、小売店とか量販店の皆さん。

しかし金額以外の点で文句を付ける筋合いの商品でもありません。確かに粗が目立ち、初心者には厳しい仕様ですが、一万円のキットを買う連中が初心者と言う事はあり得ません。ある程度の経験を積んできた筈です。それが軸が脆いの差し替えが多いのと、初心者ぶって被害者ヅラか。朝鮮人じゃあるまいし。甘ったれんじゃねえ。




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大張(っぽい)顔を作ってみました。
佐野った顔は格好良いんですが、癖が強過ぎて好き嫌いがはっきり分かれます。テレビシリーズの顔とも違うし。なので付いているのがこんな風に大張に寄せた顔なら、ブーブー文句垂れてた連中も納得したんじゃないでしょうか。いや納得するなんて言い過ぎだとしても、少なくともあそこまでこの世の終わりみたいにブチブチ文句言わなかったんじゃないかと思います。それでもやっぱり「辛口の批評が格好良い俺サイコー」とか勘違いして難癖付けるでしょうか。


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手数が多い大物なので、完成させる自信がありません。
年内はキツいです。




















posted by 跡間シノブ at 18:47| Comment(0) | ダンクーガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする