2018年01月28日

ジェットビートル 1

皆既月食の夜、アシュランを挟んで対峙したレオと帰りマンは、月が隠れる瞬間を見計らって跳び上がり、前後から同時に蹴りを浴びせた。月明かりに照らされた口から血を流すアシュランは、何もできぬまま倒れ、絶命した。なんて場面がありました。レオのメカに全く興味が無いので作る予定も無いからここで書きます。

時代劇の様な演出が格好良い名場面ですが、実際の皆既月食は何時間もかけて隠れて現れます。それも真っ暗闇になるのではなく、月は赤黒く鈍い光を放ちます。完全に光が遮断されて何も見えなくなる事はありません。

皆既月食
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/01-topics04.html
今月末に皆既月食が起こります。滅多に無い事ですし、ここは一つ観察しておきましょう。
今年は新年早々一月二日にスーパームーンがあり、同一月末には皆既月食、しかもブルームーンです。そして三月末にもブルームーンがあります。今年の前半の夜空は賑やかです。

ブルームーンとは、暦の都合で月末に二回目に見られるその月の満月の事です。眺めると幸せになれると言う西洋の迷信があります。日本では「晦日の満月」と言えば「あり得ない事」の例えです。旧暦は月齢基準の太陰暦なので、晦日は必ず新月でした。

それでふと思ったんですが、太陽暦で数える正月に、何か意味があるんでしょうか。太陽式のグレゴリ暦、正式名称は知りませんけど、あの不自然で猥雑な欠陥暦で数える正月なんかに。 そもそもシーザーが悪いんですシーザーが。あのバカ野郎が。

一方の太陰暦は月の満ち欠けに同調して作られています。月齢は人間の身体機能に直接影響するそうで、体内時計は月の重力に支配されていると言う話を聞きました。だから暦は太陰暦を使うのが自然であり、生命としても無理が無いとの事です。

その話は随分前に、いわゆる都市伝説を扱うテレビ番組で聞きました。UFOだのチョー古代文明だのを扱う番組でしたが、月は人工物だとか、月は宇宙人がいっぱいいる宇宙船だとか、そう言う話は置いといて、月齢と人体のサイクルの話については、あながちまるっきりのホラ話でもないと思いました。月の重力が地上の生命に与える影響に関して、過去に何度か、まったく異なる他の場所でも聞いていたからです。
ゆるきゃん2.JPG

毎年、年末になるとその手のオカルト番組が放送されます。今冬もやってた様です。一々見ちゃいないんで把握してませんが、そんな感じのミステリーや予言などが、今更ちょっと気になりました。巷間どんな噂話が流れているのだろうかと。だが人よ、所詮噂話と侮る勿れ、芸能界や政財界の「噂話」を全く気に掛けなかったせいで、かつて民主党に政権を簒奪されています。「今時マルクス主義なんて、またまた冗談ばっかり」等と高を括らずにちゃんと調べていれば、あんな事には。なのでしばらくの間、検索で引っかかったオカルト動画をちらちら見ていました。例えばこんな話を。

ゆるきゃん3.JPG
「本栖湖の富士山は千円札の絵にもなってるって」

JB4.jpg
その千円札の本栖湖の湖面には、逆さ富士ではなくシナイ山が描かれています。

「陰謀論」と言う言葉は「これ以上は考えられないので降参します」と言う、考える事を放棄した敗北宣言です。違うと言うなら、「陰謀論」と言う言葉を使って誰もが納得する自然な条件を備えた説明をしなければなりません。むしろして欲しいです。「陰謀論」の語を使って納得行く説明をして、小心者なワタシを安心させてください。



月にまつわる都市伝説なら、アポロ11号は本当は月に行っていなかったと言う話が有名です。
月着陸は捏造だとする画像や映像が公開される。するとその画像は間違いだと反証が出される。新たな疑惑が持ち上がる、また反論がなされて広まる。更に新たな疑義が生まれ、以前の反証こそが間違いだと言う意見が出る。こんな感じで、月着陸当時以来ずっと続いています。
論争は肯定派と否定派にはっきり分かれており、互いが互いをバカにし合っている状況です。一つ一つの疑問点を検証して行っても、手に入るのは確証を得られない情報が殆どであり、現在では画像や映像の捏造など素人でも簡単にできてしまう為、各々が自分が信じたい方を信じてしまえる状況になっている、とも言えそうです。

こうなると「自分で行って確かめるまでは分からないんだよ」と言い出す者が現れます。一見、まるでそれが正解でもあるかの様に思えますが、「見るまで分からない」と言うのも実は「これ以上考えるのはムリ」と逃亡したに過ぎません。それも又、考える事を放棄した敗北宣言です。

フランスでOperation Luneと言う番組が放送されました。アポロ計画はフェイクだったと告発する内容です。関係者にインタビューを行い、その中にはあのキッシンジャーなんかもいます。なので視聴者の誰もがその番組を信じましたが、最後にオチが付いていました。「この番組はエイプリルフールです」と。
番組を見た人は、冗談だと聞いて安心します。でも、何となくですが違和感も残ります。あのキッシンジャーをはじめとする政府の重要な役職に就いている高官達が、わざわざテレビの冗談に付き合って出演したんでしょうか。まして当時の関係者達の身内までもが。

アームストロング船長は、このアポロ計画の後にNASAを退官しています。彼はなぜ辞めたんでしょう。居座っていれば、何もしなくても毎年確実に大金をもらえる部署で死ぬまで良い思いをできたと思います。なのに地球帰還後、わずか二年で辞職しています。
その後、酒に溺れる様になったとか、おかしな事ばかり口走る様になったとかの身内の証言があります。それらの信憑性についてもいろいろ言われていますが、月からの帰還後にNASAを退官したのは事実です。銅像まで建てられた合衆国の英雄なのに。

戦争で人を大勢殺して祭り上げられた名ばかりのアメリカンヒーローと言う訳でも無し、人類初の偉業を成し遂げた本物の英雄なら、何も気に病む必要は無かった筈です。それなのに、割とすぐに職場を去ったのはなぜでしょうか。自宅から児童ポルノが見付かった、なんてスキャンダルも聞いてませんし。自然と疑念が湧きます。

どんな連中が裏でコソコソ何やってるのかは知りませんが、真実と虚偽の両方をばらまく本当の目的は、民衆を混乱させて何もかも信じられなくする事だとも言われます。つまり、アポロ11号の月着陸が捏造だったと言う説は間違いだと思い込ませるその番組の内容は実は真実で、エイプリルフールだと言ったその番組の方がフェイクだったとしたら。

「月面着陸の映像は俺が作った偽物だ」と、番組内にも登場したスタンリー・キューブリックが他界する三日前に自白しています。
https://www.youtube.com/watch?v=U0kNwvZm_9Q
あの巨匠が、いえ巨匠なんて呼ばれない普通の人でも、死を前に世界に向かって嘘を言うでしょうか。むしろそう言う時には、嘘をついていた事を懺悔して真実を白状するのが人情だと思います。しかしその動画も、音声が改竄されているらしいです。勿論、その動画自体がフェイクである可能性も皆無ではありません。この老人は別人だと言う説もあります。ほら、もう何も信じられない。

不確かな情報が飛び交って判断にあぐねた時は、起こった事実だけを時系列に沿って順に並べましょう。アポロ計画に関する事実関係ではっきりしているのは、アームストロング船長がアポロ帰還後二年も経たずにNASAを退官した事と、キューブリックが他界した事です。闇の組織のいかがわしい秘密の儀式を暴いた遺作アイズ・ワイド・シャットの試写会の五日後に。

rocketgirl3.JPG
木下さんは小学一年生だったあの時、何を見たのだろう。


最近、太陽の周期的活動変化から予測して、近い将来氷河期が来ると「予言」する人達がいます。太陽はこれから景気後退期に入るので、地球が寒くなるそうです。温暖化どこ行ったん。温暖化詐欺を始めた元凶である油売りのゴアは、最近になって「温暖化」を「気候変動」と言い換えているみたいです。「気候変動」ならどんな変化でもアリです。ホッケースティック曲線なんてほざいてたのはどの口ですか。殴りたいですあの詐欺師。大体、太陽の活動は十年周期くらいで規則的にやって来てるんですから、殊更ビビる必要も無いでしょう。毎年夏はきっちり暑いんだし、まして温暖化してるんなら丁度良い筈です。

十年ほど前のテレビでやっていた予言番組では、結構な数の「予言者」達が太陽の周期的活発化で2012年には大崩壊が起こると言っていました。太陽フレアの活発化で大量に放出される電磁波が地上に降り注ぐため、地球の電子機器がすべて故障して大災害と大混乱が起きるとか、電気もガスもみんな止まって、人類は生きられないとか。
https://youtu.be/Ac8C0jn6EJ8?t=4041
他にも、マヤ文明の暦には2012年までしか書かれていないからこの世界は2012年で終わるだとか、2012年に小惑星ネメシスが衝突して生命が絶滅するだとか、それを世界で最も的中すると言われている「予言者」が予言しただとか、まあ好き勝手言いたい放題です。でも実際に2012年末に終わったのは民主党政権でした。それとカスゴミの世論誘導力。

テレビに限った話じゃありませんが、予言はいつの時代でも人気のコンテンツで、毎年毎年、常に新しい預言者が現れては、何かを予言しています。占い師だったり、霊能者だったり、タイムトラベラーだったりが、先を見る事が出来ない人間の不安に付け込んで、カネや知名度を汚く稼ぐ訳です。今年はどんなのが出て来るんでしょう。人間ではなくAIとかですか。

ちょうど十年くらい前のテレビがやってた「予言」を、今見るとかなり笑えます。電磁波だの黒点だのオゾン層だのフォトンベルトだの。気象データとか地震の統計とか、物理のカタカナ用語とかの尤もらしい言葉を並べる連中ほど、見ていて可笑しいです。テレビ屋の河原乞食が学者ぶってたり、中卒の芸無し芸人が虚しくアタマ良いアピールしてたり。皆さん頑張ってます。

と言っても、ユーモアで笑わせてくれるわけではなく、バカさ加減を笑われているだけの連中ですから、楽しくはありません。むしろ偏差値28どころかIQが28なんじゃないかと疑わざるを得ないほどアホな全く無名のチョンヅラクズ芸人が、目立ちたがって売国発言しているのを見せられるのと同程度には不快です。それにしても、現在の番組ではなく十年前の番組の方が笑えるなんて、テレビこと朝鮮維持装置もかなり末期みたいです。


前世紀末なら、何と言っても1999年7の月でした。恐怖の大王が降りて来て大暴れした後に救世主が現れる、いわゆるノストラダムスの。ウチの近所にも真に受けていたおバカさんが結構いて、中学の時の担任の弩アカ売国教師なんかは「1999年に人類は必ず滅亡するから、1999年の大晦日が来たら俺の奢りで焼肉パーティーやる」なんて言ってました。結局行かなかったんですが、行っても面白かったかもしれません。中学時代の恨み辛みで顔面崩壊するまでドツくついでに。

そんなひきょうぐみのバカ教師どもだけでなく、1999年人類滅亡説を信じる、或いは予言に怯える人があまりに多かったので、そんな人達に対して、待てど暮らせど今の今までけーへんかったモンが、ある日いきなり雲の中からシュアーのガイコツマイク持って「俺がメシアだー」とかナントカ絶叫しながらファンファーレ鳴り響かせて降りてきたりなんかするかいな、みたいな事を何度か言ったのを覚えています。

当時、一番尤もらしく言われていたのは2000年問題でした。コンピュータが下二桁を誤認して誤作動すると。しかし何も起きませんでした。こちらは某かの対策が打たれたと言われてもいます。実の所、本当にコンピュータ屋さん達が何かしたのか、それとも本当は何もせずに済んだのか、それは知りませんが、兎に角現実には何も起きませんでした。

結局前世紀末には、核戦争も原発事故も何も無かった訳ですが、予言好きの連中は今でもずるずると締め切りを引き延ばすかの様に、「何年に世界が終わる」を繰り返しています。本当に好きですよね、戦争とか災害とか疫病か滅亡とか、そう言う人達。よっぽど来て欲しいんでしょうか、世界の破滅に。そんなに人生退屈ですか。


「予言者」の手口は大抵決まっています。先ずコールドリーディングをします。これは、誰にでも当てはまる事や当たり前の事を、さも予言らしく言って見せて信用させる「技」です。この技に引っかかったマヌケの前で、現状の国際情勢と国内状況を読んで見せます。勿論それらが「予言」と言う事になります。その「予言」に戦争、災害、疫病、革命、独裁者、これらの定番項目を混ぜておけば、後からどうとでも解釈できる、と言った寸法です。

中には、更に加えて予言を「何年何月何日」とはっきり日時指定せずに「何年以降」と曖昧に言ったり、幾つかある内の他の予言が外れたのは歴史が変わったからだとかの設定を付加したり、逃げ道を作って保険を掛ける卑怯者もいます。

むしろ、保険かける知恵も回らないままハズした予言者どものツラの皮の厚さに感服する事が多いです。あれだけ大恥かいておきながら、一寸予定が延びただけ、みたいにしれっと言ってみたり、いけしゃーしゃーとまだ予言を続けてみたり。アレですよ、ホトンベルトのハゲとか。
「フォトンベルト? ねーよンなモン」 NASA
しかし、それくらい厚顔無恥でなければ予言者なんて務まらないのだろうとは思います。先の事なんてマスターヨーダでさえ読めないんですから。人の身で未来を予言するなんて。

それら「予言者」の中には、ビットコインの普及で銀行業が無くなる、なんて言ってたバカモノもいたみたいです。やっぱり、大学の経済系の研究室で専門に学んだ事もないクセに経済評論家を気取ってウソで大阪市民を騙して大阪を消滅させようとした高橋洋一の糞如きはダメですね。精々ラジオでガンダムの話でもダベっているがいい。まあ、間違いは誰にでもあります。誰にでも、「間違い」なら。








1/350 ジェットビートル

CIMG3890.JPG
The特撮Collection 1/350 ウルトラマン

ハセガワの1/72でもなければ近作のメカコレですらない、大昔の旧キットのオマケで付いてたジェットビートルです。このキットの箱は二期か三期の再販だと思います。はっきりした事は分かりませんが、中古屋ではなく市中の模型店で買った筈なので、初版でない事は確かです。
銀色巨人はどうでも良かったのを覚えています。欲しかったのはオマケのビートルです。別にジェットビートルに然程の思い入れがある訳でもないんですが、ただ、安い機体が目の前にあったから。それにこれは超有名な主役のセットだし、ま300円なら買っても良いかと。確か当時は消費税も3%でした。

いまだに消費税廃止すら出来んのな、ウチの総理大臣。間違ったデフレ増税は鶴の一声で決めた癖に、消費税廃止所か減税も増税凍結すらもできんのな、ウチの経済音痴☆安倍総理。竹中平蔵のご機嫌ばっかり取って、デフレなのに増税増税で日本人の自殺者を減らそうともしないわ、名ばかりの少子化対策しかしないから婚姻率なんか上がる訳無いわ、呼び名だけ変えてコソコソ支那移民大量に入れるわ、これで核武装も在日一掃もできなかったら切腹もんですよ総理アンタ。日本国の総理大臣と言う立場はハシシタみたいなクズとは違うから打ち首は勘弁してやるけど。

JB3.jpg
全体に蛙みたいなスタイルです。左右にぶっとい。劇中のジェットビートルは意外とスマートな機体形状をしていますが、その辺はどうでも良かったみたいです当時の設計者、又は原型師。
主翼も先尾翼も垂直尾翼もただの板。縁も凄い厚みです。翼端ロケットポッドの整流板も同じ厚さで整形されてるので猛烈な厚さです。モールドもこれまた中途半端で、途中で投げてます。凸か凹かはっきりしたらどうなんですか。凹は凄い広さと深さだし。なんでこんな好い加減な仕事してるんですかこの人。プライベートで何かイヤな事でもあったんでしょうか。

そんなキットを何となく作ってありました。これで完成したと、当時の自分は納得していた様です。一寸だけ弄ってました。主翼前縁だけは申し訳程度に削ってあります。層流翼断面なんか出そうともせず、ただの板のままです。先尾翼も一応削ってありました。でもいーかげんです。垂直尾翼も前縁だけ削って、途中で諦めてます当時の自分。CCVベーンだかアンテナだかは一応プラ板で作り直してありますが、なんか根元の塗装のマスキング跡があからさまで、後から付けたのがバレバレです。メインノズルは前後が逆様だし、翼端ロケットポッドの尾部ともども、穴も開けてない。

塗料は缶スプレーの銀を吹いて、原色の赤をマスキングして吹いてありました。それもかなりいーかげんに。運河彫りの色分けラインでマスキングしていますが、光の加減とかで不様に見える角度があります。それをまったく気にしてない、当時の自分。ケガキ針か何かで修正した跡も残ってますが、ひどい有様です。窓も塗ってない。マーキングが一切ありませんが、デカールは初めから付いていませんでした。

一応完成させたと言えば言える程度に仕上がっていました。でも胸張って人前に出せる物にはなっていません。いわゆる自己満足です。これでいいと自分が言えばそれでいい、自分免許の好事家道楽。最も幸せな模型道。Hello, my happy world.
そんな状態で放置されていたジェットビートルをレストアします。理由は、折角二箱ゲットした専用塗料を使いたいからです。理由が理由なので、もう一つ別のキットを同時にレストアする事にしました。




1/350 小型ビートル

CIMG8371.JPG
The特撮Collection 1/350 ゴモラ

同シリーズのゴモラに付属するサブビートルです。当然こちらが目当てで買いました。ゴモラなんかオマケです。なので小型ビートルだけ作ってゴモラほったらかしでしたが、そのビートルも今となっては見るに堪えない仕上がり。しかしゴモラを先に完成させてしまいました。
http://shounenkairo.seesaa.net/article/435567326.html
本来の順序としてはその方が正しい筈です。しかしウチは航空機優先です。ヨソ様がどうかなんて知ったこっちゃありません。それが証拠にこのThe特撮Collectionシリーズはウルトラマンとゴモラしか買ってません。ホビーオフで200円で売ってたゼットンも無視しました。今思えば買っときゃよかった。えみりんのゼットン格好良いのに。二期ではみもりんもキングジョーで出てます。「おっぱい禁止!!」ゼットン

他にもF-104スターファイターとかF-86セイバーとか、日本に縁があって特撮に登場した機体が付属するキットもあった筈ですが、何となく調べていません。セブンにウルトラホーク一号が付いているかどうかすら知りません。何だろう、この情熱の中途半端さは。

全体が厚ぼったくて重そうで、翼は三枚ともすげー厚みです。これもやっぱり申し訳程度に削ってありました。ノズルは極端に簡略化されています。なのにやっぱり穴も開けてない。デカールも当然最初から無し。でもなんか、他に言う事が特に無い訳で。元々これと言ったギミックもオプションも無い機体なので、模型化してもただそこに立体があるだけです。だから別にそれで特にどうこう言う事も無いです。本当に何だろう、この燃えない感じ。
やっぱりあからさまに飛べなさそうなシルエットがそうさせている気がします。一応航空機だけど、どーせ無理じゃんこんなの飛べねーよ、とかどこかで思ってるんでしょうきっと。

兎に角、このまま置いててもどうしようもないので、ジェットビートルのついでにレストアして、両機とも人前に出せる状態にまで持って行きます。二機同時制作はしんどいですが、このサイズでこの再現度です。大した作業分量じゃありません。更に今回は目指す所もさして高く設定してませんから、各部の縁と全体の表面処理だけやってしまえば何とか見れる物にはなると思います。どーせデカールも作らないし、自作じゃ白を印刷できないから。






ジェットビートルのレストア

JB1.jpg
今回は塗装落としから始めます。途中写真が殆ど無いのはいつもの事です。ラッカーを落とす時は、シンナーの使用量をケチるため、ティッシュにラッカーシンナーを染み込ませて、密閉できるビニール袋に入れて落とします。でも今回みたいにブツが小さい時はドボンと漬けます。シンナー漬けにして筆で殴る様にガシガシブラッシングするんですが、これが何だか落ちません。フィニッシャーズだかモデラーズだかの缶スプレーの銀を吹いてあります。猛烈に強力な浸食力で食いついている様です。三日間くらい漬けても落ちなかったので、結局ティッシュで強くこすって落としました。

地肌が露出したら、どこまで作り込むかを考えて作業内容を決定します。今回はスタイル変更は無し、透明パーツ化も電飾も無し、翼の削り込みのみで行きます。機体全体を透明レジンか何かで複製すればキャノピーの透明パーツ化も出来そうですが、やりません。キャスト高いです。これらのためだけに買うなんてちょっと。同じジェットビートルを三つくらい作るならいいかもです。ゴモラ回でも画面に複数機登場しますし。でも今回はとりあえずやりません。一台完成させるのが最優先です。

まず、背面の垂直尾翼を嵌めるぷっとい溝をプラ板と瞬着で埋めます。
主翼を削るに当たっては、翼端ポッドが邪魔なので一旦切り離します。何も無くなった所で背面側を滑らかな凸にします。腹面側も平らに削って厚みを減らします。これでちっとは飛行機らしくなります。
垂直尾翼も薄く削ります。胴体側にモールドされている前方の整流フィンは削り落として、無かった事にします。最初からありませんでした。ロストです。失われた部分をプラ板で作り直して、垂直尾翼側に貼り付けて一枚にします。ここはプラ板工作の腕の見せ所です。存分に薄く削ります。

先尾翼を外します。本当はシンナー漬けにした時点で外れました。すると意外にも、キットでは左右一体のパーツを分割して接着してありました。で、やっぱりちょっとだけ削ってあります。なんでこんなに半端なんだこの時期の自分。胴体内で隠れてつながる筈の部分はプラ板に置き換わっていました。左右を切り離した後で、短くなったから使えない要らないとか言って、キットパーツの方を捨てたんでしょう。

前後逆に付けてあったメインノズルを外します。これを再生する気はなかったんですが、やってみたらそれなりに仕上がったので使う事にしました。穴を開けてヤスリで内側を削ります。
翼端ロケット弾ポッドは尾部に穴を開け、四枚の整流板を薄く削ります。削り作業ばかりです。
CCVベーンだかアンテナだかは、当時からプラ板で作り直してありましたが、昔の自分では出来がちょっとアレだったので始末しました。新たに作ります。

分割した各部品の接続部に0.3mmの真鍮線を通して補強します。接続は勿論塗装後です。宇宙用装備とかコバンザメみたいなメカとか、オプションも考えましたが今回はやらない事にしました。差し替え装備を毎度毎度いつもいつも作るなんてやってられません。今回は飽く迄レストアに留めます。続けて小型ビートルの工作に移ります。

 


小型ビートルのレストア

JB2.jpg
ジェットビートルと同様に、シンナー漬けにして塗装を落とします。容器の都合で一度にまとめて作業できなかったので順に。漬け置きにしたのに、意外にもどちらもプラが弱くはなりませんでした。なんか頑丈です、バンダイのプラスチック。

こちらもまず背面の垂直尾翼を嵌める溝をプラ板で埋めます。プラ材で埋めて削る作業は、パテと違って肉痩せしないのが安心です。
翼三枚を削り込みますが、主翼が無いのでラクです。主翼も無いのに飛びやがるぜコイツ。デザイナーは成田氏でしょうか。これで飛ぶと思ったんですかあの人。せめて胴体がサンダーバード2号みたいに膨らんでいてくれれば、高速域なら大丈夫です飛べますとか言えたのに。
一応申し訳程度に、両端の翼には層流翼断面を付けておきます。ひょっとしたら可変翼で、発進時には水平くらいにまで倒して離陸するのだ、とか言い出すかもしれませんし。汚れた大人の後付け設定は油断できません。垂直尾翼はジェットビートルと違って一体成型なので、一発勝負の削り出しで整形します。

胴体はプロップよりかなり厚めです。でもばらすのも面倒なのでこのまま行きます。世間ではこれはリフティングボディであると言う解説がまかり通っているみたいですが、これでリフティングボディはちょっと。正直厳しいと言わざるを得ません。

尾部のノズルとスラスターをプラ板で作ります。モールドしてあった分は削り落して、無かった事に。予め溝を切ったプラ板を左右対称に二枚、求める形に切り出し、長方形に穴二つ開けただけのプラ板の切れっ端一枚をノズルと言い張ります。これら三枚のプラ板は接着せずにおいて、塗装してから貼り付けます。手数が少ないとラクです。物足りないけど。


 

両機とも工作はこの程度ですが、気になったのは銀と赤の塗り分け線を指定する溝でした。プラモでは、成型時に色分けの線に沿って溝を切る事はよくありますが、あまりに深く広い溝だった場合、マスキングの位置が線に沿って均一にならずに、見る角度によって線が歪んで見えたり、形が変わって見えたりする事が多いのです。特にブツが小さければ小さいほど相対的に溝の大きさ太さが強調され、歪みの度合いも大きくなります。

これをごまかす方法としてスミ入れを使う場合がありますが、毛細管現象を利用するスミ入れと言う手法も、塗料の濃度が一定しないために、やはり対象物が小さいほど不均一さが相対的に増幅されて、仕上がりが汚くなります。今回のブツはかなり小さい部類に入ります。窓にすらスミ入れは使いたくありません。窓にはコピックモデラー0.02mmを使います。又は普通のイラスト用コピックライナー0.05mmを。
ならば運河彫り塗り分け線にもコピックモデラーかコピックライナーを使えば良い様な物ですが、ここでは使いません。矢鱈ぶっといラインがジェットブラックの真っ黒けでは、少年漫画の見開き大ゴマ弩アップの輪郭線みたいになります。

むむむ式二次元模型なら兎も角、特撮メカで日本画の鉤勒みたいなスミ入れはしたくないので、今回は溝が消えかかるギリギリまで表面を削り込んで、マスキングでの塗り分けのみで仕上げる事にしました。今回は僅かに残しましたが、いっそ瞬着で埋めてヤスリで削って完全に消してしまっても良いと思います。ある筈ないんですからこんな溝。プロップにも、物語に登場する本物としての機体にも。

縮尺が小さくなると、パネルラインなどの細部は見えなくなるので表現しなくてよくなります。ましてパネルラインですらない塗り分け線を運河彫りするなんて、はっきり言って余計なサービスです。でも企業としてはやらない訳にも行かないのかもしれません。成型色一色で何の線も無いプラの塊みたいなキットでは、手に取った時にやっぱりちょっと納得行かない気がします。

だから彫られている線なんでしょうが、あったらあったで邪魔です。目立たぬ様に処理せねばなりません。リアルに仕上げたいなら特に。小さい模型は手数が少なくてラクですが、小さいからこそ気を使わなければならない点が結構あるのです。でもラクです。ちょっと物足りないけど。






完成

JB7.jpg
短くてぶっといジェットビートル。

JB6.jpg
それなりに見られる姿になったと思います。

JB8.jpg
やっぱり飛行機は翼です。翼の形が命です。

JB5-2.jpg
垂直尾翼の黄色の識別帯とか上下面の白い模様とかも描くべきだったでしょうか。


JB9.jpg
細くて分厚い小型ビートル。

JB11.jpg
動かない、鳴らない、光らない、無可動三拍子。

JB10.jpg
それに小さい、壊れやすい、物足りない。

JB12.jpg
埃まみれなのはいつもの事です。

ここまで来ると、勢いデカールが欲しくなるんですが、白を印刷できないので作れません。シールは厚みが物凄いんでちょっと。仕方なくマーキング一切無しでこのままです。そのうち何かのフィギュアから強奪するかも知れません。丁度良いのはどこかにあるでしょうか。






ウチのブログでは昔作った旧キットのレストア工作を時々やってます。でも、レストアで到達できる頂点は最初から低い事が殆どです。初めから制約条件が多いので、どんなに労力を費やしても完成する物は中途半端で、苦く虚しい結果になる事が多いのです。
何度やってもしっくり来ないのも、初めから制限が多々ある以上当然で、完成品も、そこに至る過程も、自分の模型がとてもつまらない。作れば作る程、自分の模型がつまらない物に感じる。

レストアなんて言ってますが、要するにそれは、昔の自分の好い加減で乱暴な工作の跡を、丁寧に作業し直して清算しているだけです。以前より少し余計に手間をかけた作業が、ほんのわずかに正確になっただけ、昔よりちょっとばかり正確なだけの、つまらない模型。自分の模型なんてそれだけです。そうとしか思えません。

もう……もう全部嫌なのよ。『つまらない模型』を作り続けている自分も、短冊の願いからどんどん遠ざかっている自分も、全部……全部!
CIMG4059.JPG
ですが、私は『つまらない模型』を作り続けようと思う。そしていつか、自分の模型に誇りを持てる様になりたい。『これが私の模型』なのだと、胸をはって言えるようになるまで……
さっさとヤメちまった方が身のためなのは分かってます。

所で、完全に忘れてましたが主役の巨人を作る日は来るんでしょうか。一応、一度は作ったし、一旦完成もしてはいるんですが、今となっては厳しいわけです。なので写真もありませんが、でもまあ、捨てずにとっておけば、いずれその気になるかもしれません。
とっとと捨てちまった方がラクなのは分かってます。


















posted by 跡間シノブ at 21:08| Comment(0) | ジェットビートル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする