2016年06月19日

ジェットモグラ新 イマイ/アオシマ 3

膨大な無駄話を経て、やっと工作です。基本的に説明書のままの素組みですが、組む前に済ませておかなければならない工程があります。凝った料理ほど下ごしらえは重要です。特に塗装まで完全に仕上げるつもりならば。

JMA13.jpg
眼光で焼け焦げるほど説明書をよく読み、全工程を把握したら組み始めません。問答無用で真っ先にやるのは、黄色の本体パーツの裏側を真っ黒に塗り潰す事です。サイドキャタピラの隙間から内側が見えるので、これをやるのとやらないのとでは仕上がりが全然違ってきます。内部ギアボックスも、スイッチも、電池受けも、もちろん全部黒く塗ります。警告灯後ろの屋根みたいなパーツの裏側も黒く塗ります。Paint it blackです。ベタを塗れです。あの日の事もぬーりぬりです。
さらに、外に出るパーツはまとめて一気にゲートを処理します。合わせ目は一切出ない設計なので、ヤスリによる表面処理が必要になるのは、ゲート跡と、パーティングラインと、ヒケだけです。処理した部品は色ごとに袋に小分けして失くさない様にします。そして組み付ける前に予め大まかに塗装しておきます。接着が必要になる所は塗り残しておき、接着後に塗り足す様にします。目立つヒケが胴体後部の左右にありますので、ポリパテで埋めました。この辺の単調で面倒な一連の作業には、高度な技術力は要求されません。ただ面倒なだけです。なので誰でもクリアできます。逃げる事を諦めれば。

表面処理が終わったらすぐに基本色を塗ります。本体の黄色は黄橙色が指定されていますが、黄橙色では赤過ぎます。しかしRLMイエローではくすみ過ぎです。調合も考えたんですが、工事現場の重機に近いGSIの329がドンピシャ、イメージ通りの色味なのでそのまま使いました。青は指定されたネイビーブルーでは灰色過ぎるのでGSIの328、ブルーエンジェルズの青です。サンダーバードなのにサンダーバーズの青ではなくブルーエンジェルズの青。黄色の329もエンジェルズのです。狙った訳ではなかったんですが、アイロニックです。アラニス・モリセットです。

キャタピラは焼鉄色が勧められています。しかしサイドキャタピラがゴム製で真っ黒です。台車だけ焼鉄色では収まりが悪いです。どっちかにしましょう。ここはサイドキャタのゴムの黒に合わせる事にします。で短絡的にタイヤブラックを買いました。が薄い。黒くない。ガイアのジャーマングレーの方がよっぽど黒です。仕方ないので新しく買ったタイヤブラックは忘れて、余ってたガイアのジャーマンを使いました。買う前にもうちょっと考えろ俺。
焼鉄色は、サイドキャタビラを回す転輪に使いました。銀色は何も考えずに銀色を吹きました。最近のクレオスの銀にはギラギラ成分が入っていますけど、あれは良し悪しです。求めないケースもあるので。

ドリルはメッキの色がかなりイイのでこのままイクかと思ったんですが、残念ながら中央にパーティングラインがびっちり入っています。イヤイヤ漂白剤で落とす事にします。しかしイヤな予感がしました。こう言うサインは要注意です。用心してランナーで試した所、やっぱりです。ブリーチでは落ちませんでした。が、わざわざ反日企業花王のハイターを買いたくもないのに買ってやったと言うのに、言うのに落とし切れません。落ちるメッキは片側だけで、反対側は皮膚病みたいに残ります。ランナーで試しておいて正解、いきなりドリルでやったら泣くに泣けない大惨事になる所でした。
折角良い色のメッキを半端に落として、何日も泣きながら辛いヤスリがけをして、ウィノーブラックとメッキシルバーネクストをまた新たに買って来て、埃が付いたらやり直す不毛な塗装作業を又何日もかけて繰り返して、やっとでき上がったのは光沢も鏡面もキットには及ばないイマイチなドリル……。ただパーティングラインを消すためだけにそんな思いしたくないです。なのでそのままで行く事にしました。ゲート跡のリタッチは素直に銀で。ずっと後になって、パーティングラインがどうしても気に入らなくなったら、その時は処理する事にしましょう。
七月にハセガワからメッキはがしが発売されるみたいです。良さそうなので試してみてもいいかなと思いますが、メッキはがしとメッキシルバーで3000円、アルティメットミラークロームなら5000円です。近所にはないので送料手数料別で。2300円で買ったキットに。間尺に合わん仕事になるかもしれんのう。


下ごしらえが済んだらいよいよ本工作ですが、先に述べたこのキットが抱える不具合を、見付けたらその都度解消していく事になります。予め分かる設計ミスはありません。全て組みながら出たとこ勝負です。ここからはそれらの不具合を一通り並べて行きます。これから作るぜ、と言う人の参考になるかと思いますが、本当に作る人は少ないんじゃないかと疑ってますこのキット。手数多いし。売れた内の何割が積まれている事でしょう。

JMA14.jpg
ドリルを回すメインギミックは、二重回転させるためにギアの枚数が多くなっています。ギアボックスの上蓋内側の突起が、浮き上がるシャフトを押さえる構造ですが、なぜかネジが上蓋の片側に一本しかありません。そのせいでドリルを回転させるシャフトが十分押さえらずに浮き上がり、モーターのピニオンギアが空転りします。
ここはメインシャフトを抑え付ける事ができれば、空転りを防げます。上から生えている、シャフトを押さえる突起に1mmプラ板を貼って延長しました。プラ板を強力な瞬着で貼って固まってから、シャフトが納まる形に削って整形します。使ったのはやっぱり剛着です。

単三乾電池を収めるスペースにはなぜか「前後に」無駄な余裕があります。きっちり作ると電池金具が電池の極に届きません。胴体中央側の電池受け金具は、角度を大きくして距離を稼ぎます。

胴体尾部側の電池金具はただの板なので弾力がありません。しかしここをしっかり押さえ付けないと導電できないので、金具をプラパーツごと後ろから押さえ付けるために、本体最外郭となる廃熱プレートの内側中央に、プラで作った突起を貼ります。

コードを這わせるスペースには全く余裕がありません。

JMA15.jpg
台車タンク部の片側四輪の転輪は、中央の二輪はシャフトが左右で独立しています。このシャフトがなぜかかなり余裕を持って長く作られています。強く押し込んでも長く残ります。理由が分かりませんのでそう言うものかと納得しましたが、その内の一本だけはNGでした。シャフトが長すぎてモーターに干渉するのです。そのままの長さでは転輪が外側に出すぎて無限軌道がはまらないか、モーターが内側に倒れます。なのでモーターに干渉しない様にこの一本だけ、シャフトをペンチで1/3ほど切り詰めます。

台車タンク尾部の逆転スイッチの金具が、ギアボックスの上面に取り付けられる導電金具に引っかかって左右にスイングしません。ギアボックス側の金具が浮いて高過ぎる様です。しかし低くするのは困難です。なのでギアボックスの上面中央に0.3mmプラパンを貼って底上げし、逆転スイッチの金具が引っかからない様にします。ついでに、逆転スイッチの取っ手が長過ぎるので短く切り詰めます。目立たない様に四角く整形しました。それにしてもこの逆転スイッチ、なんで車体下部に持って来なかったんでしょう。出来たと思うんですけど。
その逆転スイッチにつなぐモーターのコードは、できる限りハンダ付けせず、且つ高さを低く保ってつなぎます。ここは高さに余裕が無いのです。つないだコードのダマだけでも納まるギリギリの高さです。ハンダの玉が納まる空間的余裕は全くありません。
この内部空間の余裕の無さは、台車タンクだけでなくモグラ本体も同様です。後々の事を考えると接続各部をハンダ付けしたくなるんですが、やってしまうと他の何かに干渉する場所が何箇所かあります。実はやってしまったんですが、これから作る人はハンダ付けはしない方向で進めるのが良いと思います。

ツヤを落とす前にスミイレとデカール貼りです。スミイレは黒では強すぎるので赤っぽい茶色にしました。ある程度の面積を塗らなければならない部分もありますが、そう言う所は濃い目のエナメル塗料と面相筆と気合で塗り切ります。
デカールは素晴らしい出来。考証の正確さもさることながら、ノリも伸びも発色も最高レベルです。マークセッターもマークソフターも、一応使いましたが特に必要ありません。良く追従して貼り付きます。台車タンクの暗い青に白の文字が映えて行く過程はそれだけでサイコージーザス、オレは今、猛烈に感動している!! でした。

一つだけ部品を紛失しました。やっぱり浮かれてるとダメです。ガントリーのシリンダーを固定するネジを隠す、小さな青い円形パーツです。気を付けてはいたんですが、やっぱりミスは起こる物です。組むだけの人間でもミスをするんですから、設計者がミスをするのは当然です。そんなのは買って作る側が修整すればいいだけです。些細なアラを見付けてキーキー喚く間があったら、黙って手を動かして完成に向かって進むのが男です。訴訟中毒の毛唐じゃあるまいし、不良だ欠陥だと一々騒ぐな。
なので自作しました。使ったのは太目のランナー、台車タンクの周りを走ってた奴だったと思います。多分。覚えていないのです、どこのランナーだったか。3mm丸棒では細過ぎて使えなかったので、ぶっといランナーを探して削りました。一回目は削りすぎて失敗。二度目のテイクで合格です。
とかやってたら完成後に出てきました青い円が。ええい間の悪い。もう接着しちまいましたので何か他の所で使う事にします。



本体下部に取り付けるスライドスイッチは、コードを結ぶ向きと位置がシビアです。コード押さえみたいな部品が付いていますが、コードがかさばり過ぎてまず使えません。そもそも穴の直径がスイッチの金具の幅にも足りていません。何でこんなの付いてるんだ。無くていいですから没にします。
コードをまとめるプラ製の輪っかも付属していますが、ムギ球のコードに一つ使っただけです。もう一つは捨てて構いません。

警告灯がLEDでなくムギ球なのは、低電圧で点灯させる為でしょう。電源はモーター用の単三乾電池二発で3vなので、発光ユニットが電源を共有するとなると、高電圧を要求されるLEDよりムギ球の方が向いています。で、説明書をよく読まないうちに先走って買ってしまったムギ球は無駄になりました。何でモーターは別売なのにムギ球だけ付いてんだこのキット。箱に書いとけッテヤンデーバーロー。

ドリル先端のペラの付いた部分のシャフト受けの穴は小さすぎて、一度はめたら抜けそうにありません。それどころか先端のプラが割れそうです。なので、2.5mmドリルでぐりぐりと穴を少しだけ広げます。プロペラの形は修整した方が良いんですが、ここはメッキを残すのでそのままにしました。いやー修整したかったわーホントやりたかったわー残念だわー。

あと、何の装置か分かりませんが、泥除け(?)上面、左右にあるバルジの前面が塞がっているので開口します。

覚えている限りの不具合と修整は以上です。細かい難点は他にもありましたが、それらは通常の模型工作の注意点と変わらない程度でした。この後はもうガンガン組んで行きます。擦れ合うパーツには、爪楊枝で丁寧にグリスを塗って、磨耗と電気の無駄遣いを防止します。残っていた塗装は組みながら進めます。マスキングの必要はほぼありません。精々胴体上面の銀くらいです。台車の銀色部分はフリーハンドの筆塗りです。

デカールが完全に乾いたらトップコート、銀色パーツを貼り付け、電池を入れて完成です。


JMA4.jpg
プロップをほぼ完全再現したイマイの新しいジェットモグラは素晴らしい出来です。作り始める前は、旧キットの方を無塗装で仕上げたのでこっちはハードに汚そうと思っていましたが、あまりの格好良さと美しさに、もう汚し塗装なんか絶対したくありません。こんなにキレイなのに汚すなんてムリです出来ません。それに汚すならドリルのパーティングラインを処理してからです。間尺に合わん仕事じゃけんのう。「このへんでええとこ見せんと、もう舞台は回って来ませんけえ」いや、やらないから。

JMA11_2.jpg
旧キットも格好良かったけど、こっちも良い。実に良い。

JMA12_2.jpg
本当に格好良い。

JMA9.jpg
右は素っ気無い。

JMA8.jpg
いっそ模型独自に、左側と同じデカールを用意しても良かったかと思います。

もう俄然こっちの方が気に入ってしまいました。リアルタイムのファンは昔の方がいいって言うでしょうか。しかしこのジェットモグラ、新しい方と言っても15年前のキットです。又再々設計するとしたら今度はどうなるでしょう。やっぱりガントリー自動起動でしょうか。ドリルはパーティングラインが全く出ないワンピースパーツで、スイッチ類も外から全く見えない様にとか。外見の細部に関してはもう殆どやる事ないです。
全体的に高精度の良キットです。しかし説明書の通りに組み進めればまず間違いなく完成するガンプラと違って若干の粗もあり、そこかしこでモデラーとしての基礎力を試される実戦テスト的な側面もあります。そこも含めておススメです。

JMA10.jpg
所で今更ですがこのジェットモグラのサイズ、1/72だと? ウソ吐け。ヤークトティーガーの何倍よ。確かに台車の車体だけならそう大きくもありませんが、本体がデカ過ぎます。地中を掘り進むのにこんな馬鹿デカくて重い図体は邪魔です。
1/35なら納得できます。ギリギリ数人乗れる程度の大きさで。でも大出力の原発も積んでるし、これくらい大きくなっても仕方ないのかも知れません。しかしそれだと2号のコンテナのサイズがギリギリだったりするので、やっぱり小さめに見積もっといた方が、ガウとコムサイみたいな関係にならずに済むので無難です。4号と同じくらいにしとけばどうです。そこまで小さいのがイヤならせめて1/48くらいに。いくら大きいのがイイからって無理して見栄張らないで。

JMA.gif





相撲やら野球やらでしょっちゅう放送予定を順延するNHKのせいで、去年の秋に放送を開始した新作がいまだに放送中ですが、なんで「国際救助隊」と呼ばん、CGアニメのサンダーバードARE GO!。シナ様の捏造反日協会NHKのせいで放送予定がダダ狂いになる事よりも、作中の登場人物達がカタカナで「インターナショナルレスキュー」と言っているのが頭に来ます。

つまりあの日本語訳の台本を書いた連中は、英単語を日本語に訳さずそのままカタカナにして使う事を、正しいと思っているわけです。誰かに命令されてやっている訳ではないでしょう。この方が今風だとか、この方が時代に即しているとか、自分達で判断して「国際救助隊」を捨てたんです。「エフエービー」て、じゃかーしわ。原語のニュアンスを伝えるのがどれ程難しいかなんかどうでも、プロの翻訳家ならきっちり訳して見せろ。

一方では端から和訳を拒否して、やたら横文字を使いたがる奴もいます。色々思い出しますが、取り分け酷かったのは何と言っても「アジェンダ」とか「マニュフェスト」とかでしょう。アイツラの場合は、国民の目を欺こうとする下心がそのまま字面に現れています。同時にアタマの悪さも滲み出ています。

また、カタカナで英語をそのまま表記するのが格好良いと、本気で勘違いしているかなりアレな国民も、いまだに大勢いてげんなりします。百均の日用品の名札とかが顕著でしょうか。櫛をコーム、毛抜きをトゥイーザー、よりによって箸はチョップスティックです。チョップスティックと書かれた値札を初めて見た時は、売り場の責任者ひきずり出してヤキ入れたろかと割と本気で思いました。

日本人の多くは、いまだに「英語は格好良い」「アメリカは格好良い」みたいで、ハリウッドが作ったアメリカの虚像に偽りの夢を見せられたままです。実際、大多数の日本人にとっては英語と言えばアメリカで、イギリスその他の英語圏を連想する事は稀です。それはアメリカがそれほどに強いと言う事でもありますが、大多数の日本人が関心を寄せる虚構の理想像としてのアメリカは、80年代と共に終了したんじゃないかと考えます。バブルとソ連の崩壊は、アメリカと言う偽りの幻影の消滅でもあったのだと。

今現在アメリカに某かの理想や希望を抱く人達は、アメリカの何を見ているんでしょう。歴史も無い、食事は不味い、犯罪者と麻薬と核兵器だけは世界一の保有数を誇り、国民にはもう自由すら無い。インディアンを絶滅させて奪い取った土地に作った、移民による薄っぺらな人造国家は、正義正義とのべつ幕無しにがなり立てていなければ、本当は正義なんて欠片も持っていない事がバレてしまう。カネのために虐殺を続ける世界最悪の戦争国家アメリカの正体はもう、GHQが徹底した洗脳工作を行って見事に成功を収めた日本人にすら、徐々にバレ始めています。それでもアメリカに虚しい夢を見ている人達にとっては、あの国はいまだにマイケル・ジャクソンとディズニーランドの国なんでしょうか。

かように散々アメリカをディスってますが、個人的に好きなアメリカもあります。ベタですがバーボンです。ケンタッキーバーボンは本当に好きで、心の底から美味しいと感じます。また日本人のクセに焼酎やコメの酢が合わない体質のせいか、ウィスキー類は比較的ヌケが良く、後に残りません。バーボンが日本の酒なら良かったのにと痛烈に思います。
あとアメリカと言えばロックとブルースです。アメリカ生まれのあっぱっぱーな白人ソングは、「アメリカ」に対してムカつきはするものの、同時に底抜けな明るさがちょっと羨ましかったりします。同じ白人でも欧州勢が歌ったアメリカは寂しく心に刺さり、有色人種がアメリカで歌うロックはやっぱり怒ってます。ブルースには黒人奴隷の辛い来歴が刻まれていて、斜に構えた前向きさや、諦観した様な疲れた明るさが好きです。
ロックとブルースとバーボンは、アメリカの最大の文化遺産です。ロックウェルとかホッパーとか有名な画家もいますけど、今はあっちに置いときます。


アメリカ生まれの脳天気ハッピーな合衆国礼賛ソングと違って、移民目線のアメリカは寂しい感じ。

やっぱり英語詩が基本のジャンルと言う事でしょうか。世界中の言語で歌われていますが、ロックもブルースも英語が一番似合います。でも日本語は英語の次くらいにロックに合うと思います。日本語はロックには乗らない、合わないと言う人も多いですが、そこは作詞家の腕次第で。
椎名林檎は日本語で独自の音世界を作り上げていますし、乱歩奇譚のオープニングは殆ど日本語の歌詞で書かれていましたが、格好良く完成した楽曲だと思います。なのでそれがたとえメジャーキーのアメリカンハードロックであったとしても、日本語がまるで対応できないなんて事はないでしょう。他民族が日本語詩の響きをどう感じるかは当然無視します。松たか子のレリゴーは概ね好評の様でしたけど。

一文字一音の明確な発音が、むしろリズムに乗せやすい事に加えて、元々英語向きのジャンルに対する他言語が持つハンデを、2676年の長大な歴史が積み上げた膨大な語彙力が余裕で補ってしまうんじゃないでしょうか、ロックを歌う時の日本語は。他言語を圧倒して引き離す絶対的な語彙力。これは勿論、日本人が日本語を使い続けて来たからこそ得られる、国際的に非常に強力なアドバンテージです。曖昧な言い方を避けてはっきり言うと、「武器」です。

この間、ウチの前の公園にどこかの保育園か幼稚園かが遊びに来ていて、職員がガキ共にプラカードを見せながら、英語で何事かくっちゃべってました。恐らく保育園だと思いますが、まだ言語野の基底すら出来上がっていない日本の乳幼児の脳に、日本語より先に外国語を刷り込もうとしていました。白人が。
去年見たのと同じ保育園かどうかは分かりませんでした。でも他の保育園か幼稚園だったとしたらその方が問題です。同じ所ならそこだけが国賊と言う事ですが、別の施設なら同様の亡国洗脳教育が、近隣の複数の場所で行われている事になります。前に見たのは日本人のバカ女でした。今度はバカ女と毛唐の野郎です。
そいつらが乗ってきたであろう車を見ました。20人くらいのおチビちゃん達を、そんなに大きくもないワゴン車に詰め込んで移動して来た様です。前面にちぐはぐな色のアホみたいな字で"GROOVY"と書いてありました。何がGROOVYじゃボケとっとと帰れ腐れ毛唐が。

日本人が日本語で徹底的に思考する事は、日本人にとって最強の武器の一つです。
日本の敵は、わざわざ白人にカネ払ってまで、日本語を破壊しにかかっています。









posted by 跡間シノブ at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ジェットモグラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月12日

ジェットモグラ新 イマイ/アオシマ 2

国際救助隊が大地震や大津波等の国家的大災害に出動しないのは、大量のマリオネットを動かせないからです。身も蓋もないとはまさにこの事ですが、物語上の理由はどうとでも適当に後から誰かが付ければいい事です。

放送中の新シリーズ、サンダーバード ARE GO!は背景だけが実写で、キャラクターはCGになっています。CGアニメに限らず、大掛かりなシーンのある映画のエキストラは、今やその殆どがCGです。それも何千体と言うモデルが一つ一つ全く違った動きを自動で付けてくれるモーションフィギュアで。どろろで投入されていてびっくりしましたが、もう今時の映画の画面の何割くらいがCGになってしまっているのか、考えるとゾッとするので考えない事にしています。どんなウソでもつき放題だなんて。

思い出した様に時々見る映画の一つに「利休」があります。その利休でいつも思うのがラストシーンの竹藪です。真っ暗闇の中に竹が大量に吊られていて、その中を三国連太郎扮する利休が歩いて行きます。あの竹は、切腹を命じられて河原に赴く利休を取り囲む秀吉の三千人の兵を表現しているのだそうで、「壮大な生け花」と評されていましたが、はっきり言ってあんなもんただのコストカットです。つまり当時は自動で動くCGのエキストラを使えず、予算の都合で鎧具足のエキストラ三千人を動員できなかったから、仕方なく竹を大量に吊っただけです。鎧を着せた案山子を数体だけ混ぜて。

ハリウッドの黄金期の映画なら、こう言ったシーンの撮影では莫大な金額を投入してエキストラを動員し、それも三千人必要な場面には一万人くらい用意して、画面に圧力を出していたでしょう。それと言うのも、あちらは国策として映画を作っていますから、大作ならそれくらいやっても当然なのです。アメリカは昔から大金つぎ込んで自国のエゴイズムを世界中に撒き散らして来ました。さすがアメ公です。自国の黒歴史を改竄捏造するディスプロパガンダにはカネを惜しみません。そんなアメリカと言う国は既に翳りが見えていますが、一旦衰退したら世界中からボコボコに凹られるんじゃないかと思います。栄枯盛衰、盛者必衰。もうそろそろ?

所で「利休」にはあのバカ、細川護煕が出ていました。冒頭のワンカット、信長が種子島を買い付ける場面に、どうでもいい端役で。本当にいてもいなくてもどうでもいい役で。何やっとんのあのアホ。都知事選にも出てたけど、あんなの候補にするならCGでいいです。むしろCGの方が害がありません。自動で動きますし。タダで。何十万体でも。……数十万体の細川護煕なんかイヤ過ぎるわ。

それにしても災害だらけの我が国。サンダバ見てると思う事は色々あります。CGでなく現実の人間である日本国民が、十万人も帰宅できずに難民になっていて、やっぱり十万人以上が学校に通えなくなっていた状態でも、熊本大地震を大震災扱いしないと言いやがったガースーは、自分や自分の家族が震災で死んでもやっぱり同じ事を言うんでしょうか。一族郎党が一人残らず帰宅難民で、身内の就学児童が誰一人学校に通えなくなっても、全体の死者が数十名だからという理由で。自分の娘がチョンに目の前で強姦されて殺されても「冷静な対応を」とか言うつもりですかね河野太郎は。

熊本大地震に国際救助隊は来てくれませんでしたが、何十人も死者が出て、何万人もが帰宅難民になり、重要文化財の熊本城が倒壊しかかるほどの国家的大災害で、少数精鋭のサンダーバードはどれくらい活躍できる物だろうかと思いました。大震災や大津波の時は人数が頼りですし。少なくともジェットモグラは日本の都市部では使えないでしょう。ガス管とか水道管とかぎっしり埋められてて。地下のインフラを破壊しまくりながら地中を掘り進んだら、二次災害が凄そうです。

熊本大地震ではオスプレイが救助活動を手伝っていましたが、俺のグーグルアースことハラグチェはオスプレイを使うなとホザいてました。本当にイライラさせるクズチョンだらけです我が国の国会。こんな発言をする国賊政治屋を、被災者の代わりに立派に死なせてやる制度が必要です。あんないっこく堂の人形みたいなグーグルアースはCGですら見たくありません。命乞いするような死に方で死なせてやる法整備が急がれます。ジェットモグラのドリルでバラバラにするとか。自民党の2/3は媚中親韓ですけど。ヘイトヘイトとどいつもこいつも。選ばれし者だったのに西田議員。韓国面に堕ちたらお終いよ。





イマイ/アオシマ ジェットモグラタンク 2000

ウチで扱うアイテムとしては珍しく現行品です。※ただしガンプラを除く。「新」とは、放送中の新シリーズのCGアニメではなく、ハリウッドの実写映画でもなく、2000年に発売されたイマイの新しい方のジェットモグラと言う事です。今井科学が1967年に作った傑作キットの、完全リニューアル版となります。イマイがやっぱり倒産したので、現在はアオシマが金型を持っていて再販を続けています。割と精力的に卸している様で、今も店頭で結構な数を見かけます。と言う事でアオシマが販売してはいますが、イマイのジェットモグラタンク(新)です。実は旧ジェットモグラよりこっちを先に購入していました。手数の少なさから古い方を先に組んだだけです。

本編に登場するジェットモグラには二種類ありますが、イマイのジェットモグラは新旧共に二号車です。特に新キットの方は一号車と二号車のコンパチの様な事が書かれていますが、画面をよく見ると、指摘されている差異に加えて更に違っている部分がいくつかあります。

第二話から。
JMA16.jpg
一号車には、本体尾部の屋根みたいな部分の脇、車体番号の前の三色旗みたいなマークがない。
一号車の台車タンクには、架台の後ろ側の真下に突き出した骨がある。マーキングもされている。
特撮リボルテック等で再現されている「一号車にはエントリープレートが無い」と言うのは実は間違いで、無いのはコンテナから出てくる一カットのみ。しかもその一カットだけは、台車架台側面にある、サンダーバード2号のコンテナの前後についているのと同じ形の銀色の四角いブロックも無い。

細かい差異ですが、やたらこだわりまくるサンダーバードマニアの人達がなぜか気にしていない部分です。単に見落としただけでしょうか。何にしてもこれらが再現されていないのだから、やっぱりイマイのジェットモグラは新旧共に「二号車」です。

もっと大きな違いもあります。プロップの台車タンクには天井がありません。キャタピラに挟まれた車体中央部の中に入っているのは、バカデカい油圧シリンダーが一発だけです。胴体内部はそれだけで占拠されています。エンジンなんか入っていません。そしてその車体には天井がありません。ガントリーは車体内部から押し上げられるのです。でもキットのシリンダーは小さくて細いです。
これは間違いと言うより、模型としてのイメージ優先と言うか、プロップでリアルにし切れなかった部分を模型で補完したと考えるのが正解でしょう。何より電動で自走する模型ですから、台車タンク内部にはギアボックスが収められます。特にこの新しいイマイのジェットモグラタンクはモーター二発積みで、台車内にもFA130モーターが詰め込まれるのです。アホみたいにデカい油圧シリンダーなんか入れる余裕はありません。

第十五話から。
JMA17.jpg
他には、プロップの起動輪には歯車の歯がありますが、模型にはありません。転輪と区別されてはいるものの、起動輪には無限軌道に噛ませる歯がないのです。付けても邪魔にはならないと思うんですけどありません。
あと、外観に影響する部分なら、尾部のジェットノズルの事が気になります。潜行姿勢になった時にぶしゅーと炎を吹かすあの黒いノズルは、1号や2号と共通の、プロップのプラスチックを炎が溶かさない様にするためのただの煙突です。デザイン的にどうと言う物ではありません。そう言う物なので、架台に乗せられて大人しくしている時には付いていません。設定上は中から伸びて出てくる事になってるんですかアレ。特に1号と2号は無い物と見なすのが正解なんでしょうけど、ジェットモグラの場合に限って、無いと物足りない気がします。

このキットにはそれらの再現されていない細かい違いこそあるものの、手に取ってみるとそんなの殆どと言うか、まったく気になりません。画面を見ている時にはあーだこーだ思ってもです。台車に一号車の尻尾がなかろうが、モグラ本体下部に接続用のピンが突き出ようが、ガントリーから導電金具がバネで上下に飛び出そうが、ちっともです。ウソだと思う方は実際に手に取ってみてください。別にアオシマからは何ももらってませんけど。
あと、これは蛇足になるかもしれないんですが、車体右側面のマークは捏造してでも付けといてくれても良かったんじゃないかと思います。いくらプロップが左側面にしかマーキングがされてないからって。何かあんまりな気がします。ゴモラの時にも書きましたけど、特撮モノの市販模型って、プロップやきぐるみを再現するのが主流なんでしょうか。メカも怪獣も、実際に存在したらこうだろうと言うイメージとしての模型ではなく。

所で、サンダーバードの陸上メカのプロップが走る時は、水平に取り付けられたワイヤーで引っ張られています。画面を見ていて気付きました。キャタピラも起動輪も回ってるんですが、カメラの前で正確に芝居をさせる必要からか、人間が画面の外から引っ張っていました。車体内にモーターが入っているかどうかは分かりません。プロップ自体がかなり大きな物なので、車輪を回す程度の出力のモーターなら、入れる余裕はあると思います。
他にも、何でワイヤーでと思う所が多数あります。2号のコクピットの床から出てくる国際救助隊の制服を吊ったハンガーとか、仰向けのバージルがレールに乗っかったまま頭と足を180度回転させる所とかも、てっきり電動とばかり思っていた動作が、実は人力の操演でした。結構驚きでしたが、光学合成もアニメの描き込みもない事からも、サンダーバードはやっぱりアナログな人形劇にこだわって造られていたと言う事なんでしょうね。

CIMG9001.JPG
本家のイマイ製ジェットモグラ、あのプラモ狂四郎に登場した由緒正しいイマイの血統です。是非並べてみたいと手を入れ始めました。と言っても最近の比較的高額なキットです。不具合も無い筈ですし、細部考証も詳細にリサーチされているので、ザッと素組んでパパッと塗った後でハードにウェザリングすればそれで完成、楽勝じゃんよ。なんて思ったワタシが馬鹿でした。

キャタピラの枚数を除けばプラパーツはそれほど多くはありません。しかし金属部品が異常に多い。導電用の金具もですが、ネジとバネが目立ちます。十ほどの小袋に小分けされて入っていますが、気を付けないと紛失します。部品注文は出来ますが、そんな面倒は御免です。細かい金属部品の多さに製作を躊躇しますが、厄介だと感じたのはむしろ、構造の複雑さと設計のタイトさです。

特にモグラ本体は、一発のモーターだけでドリルを二重に回転させ、両舷のサイドキャタピラも回転させ、旧ジェットモグラには無かった警告灯まで点滅させます。警告灯の点滅機構はきっと、余計な本体車輪が無くなった事で付けられたんでしょうけど、そのせいで配線が大変な事になっています。旧ジェットモグラの本体車輪は、動力構造がギアボックスにすべて内蔵されていましたから、駆動部分は組み付ける以外には何もしなくて済みました。でもこのモグラは車体がギアボックスそのものとなっていて、車体内側に生えている軸受けにギアをはめ込んでギアボックスを作って行くと言う設計です。ドリルとキャタだけでも結構大変ですが、それに加えて警告灯は、小さなアナログ点滅スイッチを自分で組まなくてはならないのです。それも配線までやらされます。

その配線も、場所によってはコードを三本まとめて一箇所に結ぶ必要があります。なのに金具の穴が小さすぎて入らない。なんでそんな設計なんでしょう。兎に角つながなければ動きませんから、どんな手を使ってもいいからつなぐ事になります。ですがこの時、コードやハンダが団子になってしまうと、触れてはならないほかの金属部品に接触して作動不良を起こしたりします。一つ一つの部品が小さく、それら小さな部品が納まるスペースが輪をかけて狭いので、結線部分は徹底してスマートに仕上げる事を要求されるのです。なんて面倒クサいんだこのキット。

CIMG9665.JPG
コードを適切につないだら、今度はそのコードを車体内に這わせなければなりません。ここでも狭い車体の内部にコンパクトにまとめて這わせないと、ぐるぐる回るサイドキャタピラや点滅機構に触れて作動不良の原因になったりします。コードは必要最低限の長さにカットして指示通りの正しい場所を通過させなければ、後々駆動部に引っかかったりして不具合を起こしかねません。なんて面倒クサいんだ。

そして更に、タイトな設計がユーザーの改造を許しません。外部に露出するスイッチ二箇所を見えない様に出来ないかと企んだんですが、あまりにも厳しいので諦めました。やってできない事もないんですが、B/Cと言う奴です。多大なる労力を投下しても得られる結果が大して大きくない。特に本体の方は、モグラ本体をガントリーから切り離さない限り、スイッチは見えないんです。
ガントリーを倒立させて潜行態勢にする事はあっても、モグラ本体だけを独立させてぎゅいんぎゅいん動かす事はまず無さそうです。昔のみたいに走らないし。そもそも最初から目立たない位置に付けてあるし、完全に見えなくするには物凄く大変だし。その僅かな差にこだわるのも一つの姿勢ではありますが、やりたくないですやっぱり、そんな虚しい事。ならやんなくていいです。

ガンプラもそうですが、精度が高すぎるのも考え物、ユーザーの自由度が著しく下がります。まあここまで良く出来ていれば、あえて改造する必要も無いんですが、作った人全員が全員で同じ仕上がりになるのもどーよと思う訳で。いくら出来が良くても、みんな同じだなんて。ただ従うだけなんて。

改造を許容しない精密設計が昨今のプラモの潮流なのは、ある意味仕方がないかもしれないと思います。しかし厄介な事にこのキット、タイトでピーキーな構造のパーツ群が、ピークを通り過ぎている所があります。つまり設計のミスです。それも作り始めてからやっと初めて気付く事になる類の細かい、しかし放置すると宣伝文句通りの完成品が成立しなくなる、致命的なミスです。新設計の精密キットとしてはあるまじき不具合を、このキットは数箇所抱えています。このイマイ/アオシマのジェットモグラタンクを完成させるには、それらの設計ミスをユーザーが修整する必要があるのです。

これがガンプラなら、アマちゃん初心者モデラーとかガキンチョモデラーのバカ親とかが、鬼の首でも取ったみたいに朝から晩までクレームを付けて、メーカーは再設計を迫られるでしょう。しかしこれはアオシマのキットです。欠陥? 不良? 甘ったれんじゃねえ。この程度の不具合てめえで何とかしろ。アオシマなんだよ。……作ったのはイマイだけど。

JMA18.jpg











posted by 跡間シノブ at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ジェットモグラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月05日

ジェットモグラ新 イマイ/アオシマ 1

1965年の初登場以来、強烈な印象を残したジェットモグラは実は三回しか登場していません。初登場が第二話「ジェットモグラの活躍」の一号車で、二号車が活躍する話は後の二回、第十五話「世界一のビルの火災」と、第二十一話「公爵夫人の危機」です。派手に目立つ大活躍をするのは十五話で、二十一話は渋い夜間発進となります。去年、スターチャンネルのぶっちぎり無料放送で初めて十五話を見ました。で、結構笑いました。

現実に世界一のビルは、現在はドバイのブルジュ・ハリファです。サンダーバードでの世界一のビル「トンプソンタワー」は、実はブルジュ・ハリファと似た様な高さで、900m前後です。結構実現してるもんですね、50年も経つと。実際、低い雲がかかるほどの高さですが、台詞通りにこのビルの平面形が東西と南北でそれぞれ1kmと2kmあるのなら、外観的には豆腐か、切る前の食パンみたいな平たい形のビルと言う事になります。天を貫く様な細長い塔にはなりません。それとも、下の方の階だけそんな風に広く取ってあって、ショッピングモールになってるとか遊園地があるとか、そう言う事でしょうか。最大限好意的に解釈して。

古今東西、物語の中で巨大建築物がメインのモチーフとして扱われる場合、ほぼ倒壊します。先ず間違いなく確実に崩れ落ちます。タワーリング・インフェルノ然り、メトロポリス然り、ガンダム00然り。バベルの塔以来、人間には高い建物の建築とその倒壊と言う物語は定番の一つの様です。
二期までやって倒壊しなかった厚生省のシビュラシステムが入っているビルは、アニメでは稀な存在と言えると思いますが、古典的なディストピアSFではそう言うお話も割とあります。ストーリーの中核をなす巨大建造物が崩れない、つまり支配者が絶対的に君臨し続ける物語が。ローラーボールとか、未来世紀ブラジルとか。ソイレントグリーンとか華氏451度とか。初代ガンダムもジオンの革命は失敗して体制が維持されます。お話の最後に支配者の塔がガーっと崩れるのは、そんなディストピアを打破する話です。
タワーリング・インフェルノって最後倒壊しなかったんでしたっけ?

サンダバのビルはもちろん倒壊します。体制とは関係なく、災害救助のお話ですから当然です。倒壊までしなくても単に火災でいいんですが、やっぱりぶっ壊した方が気分がいいので景気良くぶっつぶす訳です。ストップモーションの神ハリー・ハウゼンが、でっかい建物を破壊するのが好きなんだと、自身の映画を語って自嘲気味に言ってました。広いスタジオに組まれた大きなセットの中で、精巧に作られた建築模型を火薬で吹っ飛ばすのは確かに大迫力で楽しそうです。
tb4.jpg

サンダーバードのトンプソンタワービルは火災が原因で崩落して倒壊します。ただその理由があんまりひどい。アホな女が運転する車が地下駐車場に突っ込んで大事故を起こします。乗員二名が吹っ飛び、駐車してあるクルマ数台が炎上する大事故です。それだけでも結構大惨事です。

一般的に大きな建物には安全装置が何重にも用意されてある物で、地下の火災などには自動的にスプリンクラーなどの消火装置が働きます。トンプソンタワービルにも当然設置されています。しかし動かない。炎がガソリンに引火して燃え盛る一方です。どんどん燃え広がります。もちろん何台も爆発しながら。自動消火装置が動かないので予備電源に切り替えようとしますが、できない。炎の拡大を防ぐために各階の隔壁を閉鎖、これも動かない。どうなってるんだこのビル、好い加減にしろと作動させた排気装置も、どう言う訳か全く機能しません。

さすがに笑いました。新築ビルに用意された三重四重のフェイルセイフがすべて同時に動作不良を起こすなんて、まともな設計と施工なら恐らく何十兆分の一とか、分母が天文学的な数字の確率の筈です。数学的には十万分の一以下はゼロです。つまりあのトンプソンタワービルは、まともな設計ではないか、まともな施工ではないと言う事ですが、世界的な巨大建造物を手抜き工事で作る奴らと言えば大体決まってます。

あのビル中国製なんじゃないですか? ここまで杜撰な工事をしていると言う事は。どうせやっすい値段で落札したんでしょうよ。入札とかするのかどうかは知りませんけど、関係者がハニトラに引っかかったとかで。ハニトラにかかった時の最善の対処策は、敵を皆殺しにするか自決するかです。きっとどちらもしなかったんですね。完成しただけでも大したモノ、とんでもないデタラメ建築です。
tb2.jpg
それにしてもこんなにひどい「世界一のビル」は他にありません。あれでは「世界一ひどいビルの火災」です。倒壊して当然です。二年前くらいにドバイの中国資本ビルの建築が中止になってましたけど、良かったですね中止になって。建ててたらきっとあのザマでしたよ。現実世界には国際救助隊はいませんし。支那資本のビルが倒れようが四川の新幹線が脱線しようが、天津で怪しげな化学燃料工場が大爆発しようが、サンダーバードは来てくれません。


現実世界では、サンダバの欠陥ビルを超える高さのビルが、実は割と沢山計画されています。
1000mオーバーのビルが続々、「ブルジュ・ハリファ」を越える中東のハイパービルディング計画
http://gigazine.net/news/20110411_hyper_building_project/
高層建築を建てると言うのは、西洋人の独特の野望の様です。ついでに見栄っ張りのシナ人も。何と言うか、神に挑戦するとか、天に届こうとする飽くなき感じは、日本人にはあまりピンと来ません。歴史を見ても精々五重塔か安土城止まりで。日本は地震国ですし、地面が揺れるのが当たり前の国では、高い建物なんてハナから作ろうとは思いません。ハルカスとか作る方がどうかしてるんです。ハルカスは支那資本ですよね確か。デザインから古ダサいし。あれが大阪にあるのがなんかムカつくんです。上海なら似合ってますよ、あのダッサいビル。

ジェットモグラの格好いい大活躍とは好対照をなしたトンプソンタワーには本当に笑わせてもらいましたが、今あれを見て笑えるのは中国がアホだからです。あのひど過ぎる欠陥ビルを見ると「ああ、中国だなw」と即座に連想されて笑えるわけです。昔だったら「なんでこんなに故障が重なるんだろう、こんな偶然もあるんかなー」くらいに思っていた筈ですから。
その中国になぜか今更モーレツに投資しまくっているのがドイツです。あの卑劣なドイツ、人がいなくなった所にスーッと入り込むのが矢鱈得意なドイツ。レバレッジ効果で6500兆円とか言ってます。中国はもうとっくに瓦解寸前ですが、ドイツが連鎖的に倒れられたらEUが崩壊します。それちょっと今やられると困るんですけど。



tb1.jpg
サンダーバードには、支那とは無関係に笑った話もあります。一番笑ったのが太陽号の話、サンダーバード3号の数少ないお当番回です。3号が活躍する話も3話しかないんですね。その内の一つ、サターンVみたいな大型のロケットが、太陽まで調査飛行に行って故障を起こします。これを3号が追いかけるんですが、地球と太陽との距離が異常に短いんです。
太陽にかなり近付いた状態の太陽号から、タイムラグ無しで映像通信が届きます。光でも8分以上かかるのに、重そうな電波がリアルタイム? それから救助要請が出され、これもあっと言う間に届きます。今すぐ助けに来てくれと。すると隊員の誰かが「一刻も早く出発しないと」と言うんですが、ちょっと待て、太陽まで何キロあったっけ。2、3時間で追い着けるわけないでしょ。サンダーバード3号ってハイパードライブでも積んでんの? この手のアラが見えるともう感動は出来ません。キャストが一生懸命に芝居をすればするほど笑えます。

太陽までの直線距離一億五千万キロを、地球の周回軌道を回る米国製シャトルの秒速7kmで飛んだとして220日かかります。3号は核融合炉搭載の原子ロケットだったと思いますが、原発ではちょっと厳しい距離です。太陽は数時間やそこらで行ける場所にはないのです。でもお話では3号が格好良く飛んで行って、アラン達が決死の奮闘で太陽号に電波を送って遠隔操作で軌道を修正して、見事太陽号を救います。デメタシデメタシです。
tb3.jpg
新シリーズにも太陽に近付くお話がありました。資源衛星か何かが太陽に向かって突っ込んで行くので、身長縮んだアランと新キャラのケーヨが作業員を救出、その衛星から採掘用の発破を起爆させた勢いに乗せて、燃料が足りなくなっていた3号を地球に向けて打ち出して帰還します。劇中に「偶然」とか「間一髪」とかがやたらと出て来てげんなりするんですが、最後にアランが地球に向けて進路を取った3号の中でトドメの一撃、「三時間後くらいかな」。光でさえ8分かかる距離を3時間と言う事は、光速の5%くらい出てると言う事です。秒速15,000km。マッハ44,000。いくら原子力ロケットでもそれはちょっと。距離だけしか考えなくてもこんな感じですが、実はもっと根本的な問題があります。

太陽を中心とする公転軌道を回る地球が太陽に落下しないのは、ある程度の高速で周回軌道を回っているからです。既に公転している地球から出発して太陽に近付くには、この速度から減速する必要があります。地球の周回軌道を回る衛星が、減速すると地表に落下するのと同じです。地球の場合は大気があるので、高度が下がれば自然にブレーキがかかります。太陽には大気がないので、ずっと減速し続けなければロケットは太陽に近付けません。減速をやめた時点で、その高度がロケットの公転軌道になってぐるぐる回り続けます。

実際に水星の衛星軌道に投入された観測衛星は、一旦金星へ向かって、それからスイングバイで減速して水星へ向かっています。直接水星へ向かうには燃料が全く足りないので、金星の重力を利用して減速するのです。
http://news.mynavi.jp/articles/2015/04/20/mmo/
mmo水星探査計画機のスイングバイによる減速

オリジナルの太陽号や新シリーズの資源衛星が、何度もスイングバイを繰り返してやっとの思いで太陽に接近していたのだとすると、どこまで太陽に接近していたとしても、全長80mもある3号がそこまで減速して落下するには莫大な量の燃料と、救助対象者をもう絶対に救えないくらいの日数が必要になります。それと、ハイスクールの宿題で音を上げている程度のアランには間違っても解けないほど複雑な軌道計算も。何年もかけてちんたら救助作業やってたら人間は死んでしまいます。
「"長期的"には、我々は皆死んでいる」 ジョン・メイナード・ケインズ
乗組員が全身死んでから数年経ったセウォル号はまだ海の中です。

でも、お話の中では太陽に向かってまっすぐ飛んでったみたいでした。太陽号もサンダーバード3号も。地球の公転速度が秒速30kmなので、地球の公転方向と正反対の方向に秒速30kmで飛び出せば、太陽までまっすぐに落下できます。ただし本当にやるとすると、公転軌道離脱は地球の重力から脱出した状態からの加速になります。地表から上がるには先ず重力圏を離脱するために秒速10kmが必要ですので、合計秒速40kmとなります。やっぱり3号の原子炉では厳しそうです。



第一宇宙速度 地球スレスレの周回軌道に乗せる為の速度。 
秒速7.9km、時速2万8400km
第二宇宙速度 地球の重力を振り切る為の速度。脱出速度。
秒速11.2km 時速4万300km 第一宇宙速度の√2倍。

ウチの首相が脱出速度がどうとか言ってましたね。デフレから脱出する速度ってどれくらいなんでしょう。ロケットで考えれば、地球の重力圏から脱出するのに必要な第二宇宙速度が時速40,300kmでマッハ33くらい、通常運行している民間航空機の巡航速度が時速800kmくらいだから、凡そ通常の50倍ですか。大体いつも2兆円とか5兆円とか言ってる気がするんで、100兆円から250兆円と言う所ですかね。中々の大盤振る舞いです。
確かにそのくらいの金額を一気に国内に支出すれば、デフレ脱却なんか一発でしょう。外野がうるさいから国債発行はイヤってんなら、例の100兆円硬貨を三つくらい作るとか。硬貨なら大阪の造幣局で作れますし。もちろん消費税なんかとっとと廃止して。
脱出する気で飛び上がっても、重力圏を抜ける前に財務省に足を引っ張られて減速したら重力井戸の底へ真っさかさま、地面に叩き付けられてお星様です。三年半もかけて財務省におもねって大失敗かました分くらいは頑張ってくれるんでしょうか、経済音痴☆安倍総理は。

天下のサンダーバードもやはり人が作ったモノですから、なんぞミスはあります。細かい所なら、最新シリーズに出て来た日本の街と通勤電車がなんかヘンだったとかです。西洋人が日本の都市部と聞いてブレードランナーっぽい街並みをイメージするのは、やっぱり仕方ない事なんでしょうか。
ただ、SF人形劇の物語がどれだけミスしても別に誰も死にませんが、経済政策の失敗は国民が死にます。日銀の白川に十五万人が自殺させられた平成の大虐殺は、決して許された訳じゃない筈です。


CIMG9000.JPG

プラモは次回。










posted by 跡間シノブ at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ジェットモグラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする