2019年10月06日

1/32 ドードー船長

祝・再放送

10月14日から、荒野のコトブキ飛行隊の再放送が始まります。しかも今回は副音声で解説付きです。コトブキ飛行隊を見てもよく分からなかった、登場機体の詳細や空戦の蘊蓄等に関して説明が欲しいと本放送時に思われた方は、今回の副音声での専門家による解説を是非御試聴下さい。何か分かるかも知れません。尚、この副音声の解説はこの再放送でしか聴けないそうですので、どなた様も御見逃しの無い様、録画予約はしっかりしておきましょう。

荒野のコトブキ飛行隊は、どう言う訳か戦闘機と空戦の徹底した描写ばかりが話題の作品です。
ネットで見掛ける感想も飛行機ばかりで、少しばかり難解な物語や、本来製作側が最も見て欲しいであろう明確に織り込まれた風刺には、全く触れられる事がありません。特に風刺に関しては今でも気付かれてすらいない様です。伝えたい事ほど届かない。スタッフもスタッフで、コメント等でも完全にシラ切ってます。よくもまあ。中央公会堂まで出しておいて。
http://shounenkairo.seesaa.net/article/464855579.html

お話のテイストは基本的に辛口です。ウェスタンらしく湿っぽくならずに、カラッと乾いた雰囲気で進みます。女の子中心のお話ですが、ガキ向けのグジグジと甘ったれた台詞は殆ど出て来ません。陰に籠って暗くもなりません。心も乾く空戦の荒野には、お涙頂戴は似合わないのです。人生の辛酸は全て呑み込んで己一人の責任で明るく生きる、そんな大人の物語だと思います。

とにかく良く出来た作品です、観ないのは勿体無いです。なので内容とか風刺とかはどうでも、とりあえず一度観てみる事を強くお勧めします。是非に是非に。それを今回全国放送で再放送してくれる、しかも専門家による副音声解説付きで、更に実質無料と言うんですから、この機会に一度は観ておきましょう。死ぬ前に一回くらい観たって罰は当たらないと思います。BS11なので全国で視聴できます。

何度も観てこそ本当の面白さが分かります。傑作です。






荒野のコトブキ飛行隊 自分用備忘録

■第一話 月夜の用心棒

酒場の窓から見える昼間の外の風景はフェイク。視聴者はいきなり騙されます。ここは羽衣丸内の酒場で、深夜です。
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画面は第十話から。いかにもなデザインの入り口の小さいドアは、背景を含めてデカい一枚の扉に描いてます。しかも裏(表?)は畳です。

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窓の空は西部劇の雰囲気を出すために、すぐ外の通路の壁に描かれた絵です。上は第八話から。下のキリエ機の、本来日本製の無線機があった場所にはめ込まれた謎の高性能無線の右に付いている時計は2時55分を指しています。食事をとったりカードに興じたりしていた飛行隊の面々は、ダブルシフトと思われる護衛任務の後半の夜勤を起きて過ごしていた訳です。副船長は寝てました。多分マダム・ルゥルゥも。

今日の積荷は取り分け大切な為、ルゥルゥは用心深くコトブキ飛行隊に加えて、フリーランスのナサリン飛行隊も臨時に雇っていました。先に出撃したナサリンのオッサンどもは飽く迄臨時です。戦闘機講座でのナツオによると、ナサリンの腕は悪くないとの事でした。あっさり三機撃墜されたのは、敵が専門の訓練を受けた戦闘部隊だからです。
「おかしい、今までみたいなただの空賊じゃない」フェルナンド内海
敵は空賊に偽装した戦闘隊です。雇い主の黒幕は勿論イサオ。

「こっちが墜ちたら狙いの積荷だってパァだぞ」サネアツ副船長
積荷は赤ん坊用のミルクでした。到着したラハマのトラックの荷台に哺乳瓶が描かれています。
https://youtu.be/nKVAgJupOs0?t=1537
しかし敵は積荷なんてどうでもよく、32型のナオミを隊長にした敵21型編隊の勝利条件は、羽衣丸の撃墜でした。オウニ商会が操業不能になると、拠点とするラハマの物資は枯渇し、町の経済が大打撃を被ります。そうなれば気弱な町長が自由博愛連合への加入を二つ返事で了承すると、イサオは考えたのでしょう。被害を与えておいてから救世主ヅラして現れて取り込む、よくある手口です。あわよくばコトブキ飛行隊の撃滅も企んでいたかもしれません。

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初っ端から夜戦ですが、航空法が存在しない世界なので全機無灯火です。
どの機体もキャノピーが傷と埃でうっすら汚れているのがゲーコマです。





■第二話 さすらいの六人

ユーリア議員はガドール市への帰還途中、一旦ラハマに立ち寄ってコトブキ飛行隊を擁するオウニ商会に急遽、護衛を依頼して来ました。ラハマまでユーリアを乗せて来たガドールの飛行船にも鐘馗八機の戦闘隊を乗せていますが、それだけでは足りないと踏んだ様です。その読みはアタリでした。この時の戦闘は、ガドールの鐘馗八機では勝ち目はありませんでした。敵は猫のマークのシロクマ団と名乗る、しかし猫でも白熊でもないマークの飛燕が30機。

「96式ではなく飛燕なんて。何処にそんなおカネがあるんでしょう」エンマ
イケスカ市にあります。イサオです。ブユウ商事です。高価なだけでなく、液冷エンジンの飛燕は整備も大変なので、空賊如きに扱える戦闘機ではないのです。
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松本零士原作 OVA ザ・コクピット 第三話、鉄の龍騎兵では、慣れないアメ公が日の丸のまま飛燕を飛ばして墜落してました。それが30機。但し画面に映っていたのは20機。

「やっぱりね。ただの空賊なら私を襲う訳がない」ユーリア
彼女は空賊離脱者支援法を通そうとしていました。社会復帰の可能性が生じる事から、空賊にとってはありがたい条例です。コトブキ飛行隊を追加で用心棒に雇ったのは身の危険を感じての事ですが、本人の「やっぱり」と言う言葉から、喧嘩番長のユーリアはひょっとしたら、命を的にして敵を引き摺り出したのかも知れません。

敵襲をかわすだけなら、自分が乗ってきたガドール船を先に出港させていた筈です。賊はそちらに喰い付いたでしょう。なのにわざと目立つ様に二隻同時に出港したのは、ただの空賊なら「数で圧倒」できるから襲っては来ない、襲撃してくるならそれは自分の本当の敵である、と読んでいたからだと思います。更に大事を取って、自身は羽衣丸に乗船しているので、恐らくそうでしょう。いずれにせよユーリアはこの時点で敵の正体の目星を付けています。

「空賊の分際で攻撃が的確ですこと」エンマ
空賊じゃないですから。
「それに統率も取れている」レオナ
訓練されてますから。

この戦いでガドールのハゲの方が片目と片腕を負傷していた事が、第五話で分かります。





■第三話 ラハマの長い日

雷電は高々度迎撃機です。空賊まがいのエリヰト興業には特に必要ありません。雷電奪取を企んだのはイサオの糞、ヒデアキです。イサオの糞は雷電をラハマから奪うためにエリヰト興業に入り込み、同社(笑)の保有する40機の航空機でラハマを脅迫する事に成功しています。

代表であるトリヘイの台詞から、これまでにも同様の手口で何機か奪って来た物と思われますが、ヒデアキ達イサオの糞共がいつエリヰト興業に入ったかは不明です。早い段階から内偵を進めていたのか、それとも雷電を奪うためだけに急遽入社したのか、そこまでは断定できません。トリヘイは姐さんの事しか頭に無いアホなお人好しなので、コロッと口車に乗せられた様です。

第二話のラストに当たる、エリヰト興業による一回目のラハマ襲撃は必要あったんでしょうか。わざわざ二回も来なくてよかったのでは。まさか交渉が成立するとも思ってなかった筈ですし。

この回でのエンマの啖呵は正論ですが、黒幕の存在までは見抜けていません。そのエンマが撃墜された時、高度計が急激に左回転します。
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見切れず全部映っているのが高度計。親切に「高」と書いてあります。この高度計は95式の様ですが、針が一本ではなく二本あります。調べたんですが型が分かりませんでした。なので型式は不明ですが、この短針は回り方から見て、一目盛りが1,000mの様です。360度を五分割してあり、長針短針とも、二周して一桁繰り上がります。





■第四話 エリート砦

往路でも復路でも立ち寄ったロータの駅は、何者かの襲撃を受けていました。エリヰト興業かとレオナが訊くと、そうではないとの事。

「もっとヤバそうな連中さ」ロータの駅の管理人のジイサマ
イサオの手下がロータの駅の襲撃を指示した理由ははっきりしません。コトブキ飛行隊の追跡を妨害するために、ラハマとエリヰト砦の間の中継地を機能停止にしようとしたと考えるのが精々です。細い線ですが、それ以外に理由が思い付きませんでした。この時点ではエリヰト興業(の一部)も「もっとヤバそうな連中」も、結局はイサオの手下です。

満月で明るいとは言え、夜間にデスバレーを抜けるなんてあり得ません。チカは翼端擦ります。エリア88のフラメンコ・サヴァイバーは漫画です。コトブキ飛行隊もやっぱりマンガ映画です。

城攻めは内部から崩すのが定石ですが、月に一度の出張酒場に偶然出くわすのは、いかにもご都合主義な展開です。しかも踊り子達が仕事先が空賊だと知って、急に出演を厭がって揉めてまでいました。経歴が一切不明のザラも、何故か踊れます。前話でエンマ機が撃たれて機体が無いので、作戦中はザラが、復路はエンマが雷電に乗って、機体とパイロットの人数がピッタリ合ってもいます。なんだか昔のホームドラマ並みの展開です。でも30分しかないし、漫画だし、手描きサービスカット満載だし、色々面白いのでOKです。

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荒野のコトブキ飛行隊の夜の場面は、特にこの第四話が、地面を照らす月明りが昔の西部劇みたいで気持ち良いです。カメラのレンズにフィルタを付けて昼間に撮影して夜の雰囲気を作っていた、アメリカン・ナイトと呼ばれる古いハリウッド映画の画面に似ている気がします。

また、コトブキ飛行隊の画面には、中央だけが明るく両端が暗く映っているカットがあります。全部が全部ではなく、時々そんな感じで明るさにムラがある画面が使われています。カメラには詳しくありませんが、コトブキは画角がほぼ望遠なので、わざとそうしていると思います。初めて気付いた時は、テレビ壊れたんかと思いました。





■第五話 華麗なるアレシマ

ユーリアの台詞です。

「本当に空賊なのかどうか分かったもんじゃないけど」
自分を狙う敵の正体の見当は付いている、と言う事です。
「なぜだかアイツラに何でもかんでも情報ダダ漏れはするし」
第二話の事と思われますが、他にもいろいろある様です。
「イケスカ派の町に借りは作りたくないの」 
政治的理由は勿論として、敵の見当が付いている以上は当然と言えます。

ユーリア議員一人を殺すために爆撃機2機と52型20機が襲って来ます。黒幕は当然イサオです。
そもそも、これ程の大編隊を動かせる資金を持っている組織は殆どありません。恐らくイサオはユーリアが逃げないと予想した上で、爆撃隊を編成したと思われます。イサオ本人も会談場所にいましたが、爆撃される前に予定通り土壇場でトンズラするつもりだったのでしょう。イケスカ新聞にも、この爆撃は「自作自演」とあります。但しユーリアの。
https://kotobuki-anime.com/YSxCMqBz/wp-content/uploads/2019/03/TheIkesukaTimes_02-2-1160x1640.jpg

「オタガイサマルールは何処に行ったんだよ」キリエ
劇中には何の説明もありませんが、ここでは「重要な案件は民主的に話し合って決める」と言う事の様です。皆で話し合って決めた事はどんな結果になってもお互い様だと。コミカライズの方に説明がありました。分かるかそんなん。単に台詞の中に納め切れなかったんでしょう。



「いっつもやるなって言ってる事ばっかやってる」キリエ
こちらも劇中に何の説明も一言も無いので、戦闘機に詳しくない人にはさっぱり分かりません。口説口説と説明だらけの御親切なバカ向けアニメも大概鬱陶しいので、こう言う潔さは好きですが、航空音痴な普通人には厳しい演出です。分かる限り並べてみました。

空戦は本来、二人一組が定石です。レオナはいつもザラと組んでいます。しかしこの日のレオナは先陣切って単機で敵編隊に突入しました。

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いきなり太陽に向かって上昇してハンマー失速、ハンマーヘッドストールを使います。上昇した頂点で一旦完全に失速して落下してくる技ですが、この様な失速系の機動は映画ではよく見ますが実戦では使いません。空中で静止するのは、自分から的になる様な物です。

空戦は運動エネルギーと位置エネルギーの交換の連続です。敵より高い高度に位置している方が有利である事は直感的に分かると思います。その位置エネルギーを低空に降りる事で運動エネルギーに変換して高速で飛行して戦い、また上昇して位置エネルギーを稼ぐ、この繰り返しです。
一度失われたエネルギーを回復させるには莫大な燃料と時間を要しますので、コンマ一秒を争う空戦に於いて自らエネルギーを失う事は即、敗北に直結します。

一機墜としたレオナは敵陣に逃げ込む敵機を単独で深追いし、それも撃墜した後、僚機のザラを待つ事無く、又すぐさま次の三機編隊に一機で狂犬の様に襲い掛かります。排気管がオーバーブーストのバックファイアを吹いていたので、相当エンジンに無理させていたと思われます。

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残り二機の内の一機に後ろを取られたレオナはスロットルを絞り、減速して敵機の後ろに出ました。この技には木の葉落しと言う名前もあります。しかし勿論これも自らエネルギーを失う行為ですので御法度です。これもハンマーヘッドストール同様、映画等ではよく見ますが、実戦では自殺行為なのです。第三話でキリエが使いましたが、あれは空間把握能力が高く卓越した技量を持つキリエだからこそ、失速してもすぐに回復できるから使っただけです。これらが、この日レオナがやった「何時もやるなと言ってる事」です。


その後レオナは上空から回り込んで前方から飛龍一機を撃墜しますが、もし双方が全開で飛行したら、隼は飛龍には追い付けません。一般的に爆撃機は重くて遅そうなイメージですが、実は思うよりはるかに高速なのです。

爆撃寸前で減速していたと言う事でしょうか。ですがレオナは一機目撃墜後、残った飛龍を追って「速い」と歯噛みしていましたし、「私が行く」と言ったキリエも追い付けませんでした。むしろその前、飛龍の側面機銃の攻撃からレオナを庇いに行って間に合ったケイトが凄腕です。

所で、たった六機の囮に引っかかって先に上がった迎撃隊は、最後は何処にいたんでしょう。モタモタしていたのもイサオの計画通り、わざとですか。アレシマの護衛隊が囮6機にまんまと引っかかったのも含めて、丸ごとイサオの計画だったのかも知れません。コトブキ飛行隊だけを飛龍編隊にぶつけて、ユーリアと一緒にまとめて始末するために。

結局イサオはアリバイ作りの為に、自分が雇った飛龍を撃墜しました。爆撃の自演は明白ですが、イサオが出撃したのは最初からその予定だったのではなく、ユーリア暗殺計画が失敗したからだと思います。それとも初めから良い格好するつもりだったんでしょうか。敵とは段取りを示し合わせていた筈ですし、第六話の新聞写真を見るとそんな気もします。





■第六話 帰らざる無宿

キリエはガドールからラハマへの帰路で、ナオミに遭遇します。近い航路に居た事から、この時既にナオミはユーリア議員の元に転職していたのかも知れません。

すぐに後ろを取られるキリエ。隼が得意とする、跳ねる様なバレルロールで後ろを取り戻そうと何度も試みます。スナップロールとも言う様です。第一話でザラとキリエが見せました。第三話ではエンマが撃墜される直前に使って彗星の後ろを取ります。実際の隼は劇中で見せる以上の鋭さでバレルロールします。アニメが現実に負けてどうする。しかしナオミの方が経験も勘も上で、キリエはまるで歯が立たず、後ろを取り返せません。第一話からずっとこのザマです。

左ひねり込みと言う技があります。日本海軍の秘伝とされた技です。今では名前だけが有名になっていて、様々な物語の中で登場します。
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ストライク・ウィッチーズ
第一期第9話の模擬戦で宮藤が見せた、追って来るルッキーニの後ろを取った技は左ひねり込みではありません。ループ(バク転)が3/4終わった時点でヨーイングして、テールスライドで360度回転していました。この技に名前は無いと思います。少佐に得意技を特別に教えてもらったに違いないと勘ぐったのは、少佐を過剰に慕うペリーヌの思い込みが原因の様です。

紅のブタ
ポルコ・ロッソはループの最中にロールを加えていました。左ひねり込みに近いです。続けて使っていましたが、一回目でカーチスをオーバーシュートさせる事に成功しています。実際の左ひねり込みは、ラダーを切ってヨーイングで180度テールスライドするハンマーヘッドストールの様な機動も加える技ですが、それは使っていませんでした。それが理由か、空賊は「ひねり込みだ」と言います。「左ひねり込み」の名称を使う事は避けていました。実際一回目は左ではなく、右にロールしてますし。

永遠のゼロ
岡田君がやったのは、ただの左ロールでした。若干バレルロール気味に高度を下げてから又上がって来ますが、左ひねり込みとは全く違います。語って聞かせたヤクザが勘違いしていただけか、或いは簡単に負けた過去を隠蔽したくて見栄張って嘘を吐いたのか、或いは単に映像を作ったスタッフと映像を見て気付かなかった原作者がバカか、いずれかです。


「戻りたいとは考えないのか」謎の黒服
この男が何者なのか、ここでは説明はありませんが、イサオの執事と同じ声です。交換条件の一つとして提示したこの言葉は、「穴」が再びユーハングと繋がる可能性は完全に否定できる物ではなく、又その時「穴」に飛び込めるとすればそれは、「穴」の情報を片っ端から収集しているイサオの協力が不可欠である、と言う意味でしょう。仮にこの黒服が執事とは別人で、物語全体の狂言回し的な役だったとしても、無理の無い演出です。

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サブジーの書棚の、「買って買って」とアピールしない、奥ゆかしい背表紙の昔の本達。黒服は技術協力を要請していましたが、サブジーはかつての帝国臣民らしく頑なに拒みます。突然家に火を放って逃亡したのは、イサオに祖国の技術や情報を利用される事を嫌っての事でした。この後でナオミと出会いますが、やはり同じ様に突然逃亡した様です。


32型は、航続距離が低下した事を殊更あげつらったNHKのせいで失敗作呼ばわりされていますが、運動性能が向上した高性能機です。NHKは「零戦は欠陥機ニダ零戦は欠陥機ニダ」とアホ丸出しで九官鳥みたいに繰り返していました、十年以上前の話です。

早々と潰して下さいよタチバナサン、と復帰した高市総務大臣。前みたいにヘタレんなよ、特に高市テメー。貴様がNHKを潰してさえいれば京アニは襲撃されなかったのに。もし次もヘタレたら、その時は京アニの恨みと無念を丸ごと背負う事になる立場にいる事を覚悟しておけ。これは、前回何にビビったのか職責を放棄した高市総務大臣を案じての、せめてもの老婆心です。

値打ちのある物は江戸へ下るが、値打ちの無い物は江戸に下る事はない。なので江戸に下らない物は値打ちの無い物、これが「くだらない」の語源です。なのにNHKは「百済(朝鮮)の物じゃない物がくだらない物」とやらかしてました。三十年以上前の話です。早々と潰せ。





■第七話 ナサリンの一ポンド硬貨
ナンコー油田がスタンドン石油からの買収の話を断った直後、原因不明の火災を起こしました。
マダム・ルゥルゥは、日常になっている命のやり取りに鍛えられているせいか本当に勘が良く、敵の攻撃行動を敏感に先読みします。同日にナツオがスタンドン石油の安くて質の悪いガソリンを蹴った事や、物理的距離の近いナンコー油田を失ったらラハマの航空機がすべて飛行不能に陥る可能性があると言うケイトの説明から、見えない敵の陰謀の臭いを鋭く嗅ぎ取りました。

「マダムって預言者ね。迎撃に上がって来てる」ザラ
マダム・ルゥルゥから気を付けろとのお達しで、用心して全員で消火に向かったコトブキ飛行隊とナサリン飛行隊の前に、黒い疾風四機が立ちはだかります。

「空の駅を襲った奴らかも知れない」レオナ
アタリ。不審な事件が続いて、流石にレオナも勘付いています。
「こいつらプロだ」フェルナンド内海
その通り。この疾風四機は常に二機一組で行動し、確実に敵機の後ろを取ります。離脱後は見る間に四機編隊を組み直して爆撃機を狙って来ます。非情に練度が高い、専門の戦闘隊です。

疾風は大東亜決選機と呼ばれ、米軍にも絶賛された陸軍の最高傑作です。隼に勝ち目はありません。この日は敵の目的が消火の阻止と言う低空での限定条件だったから助かっただけです。





■第八話 大飛行船強盗

イサオが雇った強盗団の目的は、羽衣丸を乗っ取ってイケスカ市への脅威を示した上での、羽衣丸の撃墜です。イケスカが危険に晒される事で、イサオ私設軍隊である自由博愛連合軍の正当性と必要性を捏造する事と、第一話と同じに実力行使でオウニ商会の壊滅を、同時に達成する予定でした。

魚は勿論フェイクです。強盗を尤もらしく成立させるためのカムフラです。派手好きのイサオは、強盗に襲ってくれと言わんばかりに特別弩派手な宣伝をしていた様で、それを案じたマダム・ルゥルゥはギリギリでルートを変更しました。にも拘らず待ち伏せされました。

「なんでバレたの」マダム・ルゥルゥ
可能性は一つ、オウニ商会にもイサオの手下が入り込んでいたんです。エリヰト興業のヒデアキや、後のポロッカの助役がそうでした。この事件の直後に羽衣丸から消えたクルーがいる筈です。コミカライズでは黒蜂と言う空賊に資金と武器を供与していた件が描かれています。イサオはあちこちの組織に手を回して工作員を潜り込ませていました。まるで日本のありとあらゆるバイタルセクションに寄生しているヤツラの様に。

強盗団が要求した内容は当然、実現するとイサオにとって都合の悪い物です。「イサオのイケスカ市長辞任、並びに自由博愛連合の即時解散」ですし。しかしこれらは、ただの空賊の要求としてなら当然の内容ではあります。自博連は空賊行為の厳罰化を進めており、それを一括して取り仕切るのがイサオのブユウ商事ですから。

「評議会とブユウ商事の接近を喜ばない空賊の奴ら」ユーリア
第五話で言っていた通りです。強盗団の要求は、それに便乗したカムフラです。
「コイツらって、ナンコーの時の謎空賊ですわよね」エンマ
正解。なので前回同様、振られた役割を終えたらすぐに撤退しています。

ドードー船長を殺さなかったのは失策でした。ザラ、チカ、ケイトの陽動に引っかかったのも失敗です。何もできない事は分かっているのだから、陽動は無視して羽衣丸の周囲を警戒していれば、近付いて来たエンマ機からキリエとレオナに乗り移られる事もありませんでした。

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ジョニーが使った体術はガン・カタと言います。敵の銃弾を避けるのではなく、敵の配置を統計的に予測する事で、自身が敵の銃口の前に居ないと言う技です。確率的に予め敵の火線から体をかわしつつ、敵がいると予測される方向へ銃を向ける「型」が体系化された、架空のC.Q.Cです。映画リベリオン(原題Equilibrium)で創作され、以降アクション映画で時々使われます。

強盗団は最後に「任務達成の為には」と自爆しようとしましたが、自分達は逃げおおせる算段だったと思います。雇われただけのプロは仕事に失敗しても命を捨てたりはしません。カネのために働いているだけですから。まさかイサオに命を捧げるほどの狂信者はいないでしょう。

分からないのは囮が必死だった事です。コトブキ飛行隊相手に手加減できないのは分かります。必死にならなければ時間も稼げず、強盗が成功しない事も。しかし彼らがプロなら、命まで賭けるのが解せません。イサオに弱みでも握られてたんでしょうか。失敗したら消されるとか。それとも単にコトブキ飛行隊に力負けしただけか。生き残りにでも訊いてみるしかなさそうです。

開けっ放しだったエンマ機の側面ハッチは、一旦着陸して閉めたんでしょう。

ここでは悪役になってますが、屠龍はB-29を最も多く撃墜した戦闘機でもあります。





■第九話 赤とんぼの風来坊

「キリエって仕事好きなんだと思ってた」リリコ
「印鑑を押す三秒前でしたわ」エンマ
イジツでは働く事は美徳らしく、労働は神が与えた苦役ではない様です。書類にはサインではなく印鑑を使ったりと、西部劇風世界なのに日本ぽいです。

先日の強盗団の目的には、コトブキ飛行隊の殲滅も含まれていたと考えていいかもしれません。しかし一機も墜とせなかった所か返り討ちにされた事から、撃墜は諦めたのか、コトブキ飛行隊メンバー全員に転職の勧誘がイサオのグループ企業から来ます。給料は倍で。敵は何としてもユーリアと昵懇の羽衣丸を無力化したい訳です。

強盗団の黒幕については勘付いていると思われたルゥルゥですが、キリエとのやり取りから察するに、それがイサオであるとまでは見切れていなかった様で、転職の判断は隊員に任せました。それに加えて、ルゥルゥの信条としては、敵になるも味方に付くも、飽く迄本人の決断が重要と言う事でしょうか。

ユーリアは市議会でガドール市の自由博愛連合への加盟に反対しますが、他の議員達から妨害されます。彼ら議員達の朝鮮人みたいな火病っぷりは、明らかに買収されている事を臭わせます。そのカネの出所は勿論、コトブキ飛行隊に「倍の給料」を出せる奴らです。

エンマとタミルが出張った街は、自博連加入に沸いていました。チカが出張った別の街の図書館で傍聞きしたオッサン達のやり取りからも、多くの街が先を争って自博連に加盟している事が伺えます。イケスカは今や世界の中心と言っていましたが、どうせ議員が買収されたんでしょう。民間人はフェイクニュース、カムフラに騙されて。「低調か衰退か」、みたいな。

ガドールのハゲの負傷は完治していました。

キリエとアレンを襲ったのは勿論イサオの手下です。アレンが病室を開ける時間を知らせたのも矢張り、病院に潜り込ませていたイサオの手下です。キリエ達が逃げ込んだデスバレーは、イサオの紫電改隊が潜伏できるくらいにはラハマから離れていたと思ったんですが、ラハマに「穴」が開くかもしれないとキリエが言っていたので、意外と町から近かった様です。





■第十話 情け無用の爆撃機

ガドールを脱出したユーリアは逃亡中に攻撃されますが、彼女が雇った用心棒はナオミでした。前話でガドールから百式が脱出する場面にもチラッと映っています。ナオミは第一話で雇われていたイサオ側から鞍替えした訳ですが、あのアホさ加減に嫌気が挿したんでしょうか。本人は、ユーリアに付いた理由は「何となく」だと言っていました。

修理が完了した羽衣丸が離陸しています。ラハマ近郊に浮いていた事から、試験航行中かも知れません。前回から何日後の事かは分かりませんが、出稼ぎ組も全員戻って来ています。そこにユーリアが現れました。ガドール脱出から暫く後の様です。ユーリアは第二話、第五話、そしてこの第十話と、分かるだけで都合三回イサオに殺されかけています。

アレンが、「穴」を独占しようとしているのがイサオである事に何時頃気付いたかは不明です。彼はショート爆撃の報が入る前に、一連の事件の黒幕がイサオであると皆の前で仄めかします。
キリエが「穴」を見たと言うので、チカが「キリエだけずるい」と言いましたが、「穴」が出現したのはラハマの町から肉眼で確認できるくらい近い所でした。遠目にはっきり見える様になるまでには時間がかかるみたいです。

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ラハマの会議場の脇には、ベル、エリカ、ユーカの姿も。

ヒデアキは24時間後に爆撃すると夜に言っていましたが、富嶽が来たのは昼でした。イジツはクーリル、ボットル等、度量衡の単位が我々の世界とは異なります。時間の単位長さも違ってるのかも知れません。でも劇中頻出する「70年」の長さはこちらとほぼ同じみたいです。キリエ機の時計もこちらのと同じ物の様ですし、イジツも一日は二十四時間なのでしょう。イサオが約束を守らなかっただけです。

イサオは約束を守りません。必ず破ります。そして嘘ばかり吐きます。本当の事を言った事が一度たりとないと言えるほど、初登場時から嘘ばかり吐いています。対してユーリアやエンマは、毒舌ではありますが嘘は吐きません。大抵本音で語ります。エンマは、他人を信用すればその分だけ弱みになると言いますが、それでも嘘を吐く事はありません。

レオナはイサオに助けられた事があると言います。それが本人か人違いは分かりませんが、本人だとしたら、それは恐らくレオナが女だから助けただけです。きっとイサオはあちこちで性衝動まま、犬みたいにボコボコガキ作ってるんじゃないかと思います。公約は一つたりと守らない、発言は一つ残らず嘘ばかり。喋る下半身。行動から見て取るに、それが奴の本質です。

第九話でショートの町が爆撃されたのは、イサオがアレンのノートを盗んだからですが、実際に「穴」が開いたのはショートではなくラハマだった訳で、そのノートに書かれていたアレンの予測は外れでした。アレンが計算を間違えなければショートは爆撃されなかった、と言う事はアレンにも幾許かの責任が生じる可能性がありそうな。



高度10,000mでは酸素マスク無しでは呼吸できません。それに、隼のスカスカコクピットにあんな生脚放り出した薄着では冷えます。でもこの辺りは女の子アニメなので目を瞑ります。もこもこの厚着でマスクじゃあんまりです。でもこの時の高度が6,000m〜7,000mくらいだったとしたら、あの格好でも何とかなるかもしれません。

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ロケットブースターに点火して反転上昇、ぎゅんぎゅん回るチカ機の高度計。正面計器盤に六個並んだメーターの右下です。第三話のエンマ機の物と同じですが、短針の動き方が違いました。長針の回る速さは同じくらいなのに、短針はこの時のチカ機の方がゆっくり回っています。回ると言うよりはむしろ、0.6の辺りを指したまま殆ど動いていません。

短針の一目盛りが千単位だとすると、この時点での高度が600mくらいになってしまって低過ぎます。なので短針が万単位であると仮定して、短針はこの時既に、二周ではなく一周していて、高度5,000mを超えた時点で目盛りが千から万に切り替わり、短針の回る速度が1/10になって0.6辺りを指しているとすれば、隼の高度は約6,000m超、富嶽の高度は約7,000mと言う事になり、諸々の辻褄は合いそうです。

コトブキ飛行隊は帰還するために反転していたので、迎撃中に敵機も含めた全員が羽衣丸を追い越していた様です。劇中、戦闘中に補給に戻った場面はこれ一回切りです。
「弾を最優先だ」ナツオ整備班長
一旦羽衣丸に帰還した隼に機銃弾を補給していた様ですが、全然撃ってなかった筈です。ロケットランチャーとロケットブースターも外していましたが、あの程度の抵抗では大して速力は低下しない筈ですので、時間が惜しいこの時だけは付けたまま飛んでった方が良かったのでは。

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キリエ機が富嶽の機首正面に正対して丸々二秒間ほど、相対距離を保ったまま連続射撃しています。実際にこんな事は起こり得ません。一瞬ですれ違います。この時点で富嶽は、爆撃高度辺りまで降りて来ていますが、それでも飛行中の二機の相対速度は最低でも時速400kmくらいはある筈です。ナオミの32型が降下して来て前から弾を当て続けたのも、実際には不可能です。飛行機はあんなに遅くありません。

下はエリア88。OVA第二話の旅客機に付けられた爆弾を弾き飛ばす話でも、前方から正対するカットは旅客機が殆ど静止している様に描かれていました。アニメにはどうにも、絵面を優先したハッタリ画面が多い様です。でも、これほどの作品を作ってくれている上に、個人的にも高々度迎撃は最高に燃えるシチュエイションなので、何やっても大抵の事は許します。むしろ雷電は何やってた。折角の見せ場なのに。

ユーカがこの時のコトブキ飛行隊の活躍を見て、後にハルカゼ飛行隊を結成します。そちらのお話はスマホゲーム、大空のテイクオフガールズで見られます。ゲームはアニメの後日談です。

「穴」が消滅した事で爆撃を諦めて退却したイサオですが、ここで最後の富嶽を勢いに乗って叩き落していればそれで終わってた様な気がします。敵が撤退したから皆何となく安心してしまったみたいですけど。でもそれでは物語が盛り上がりません。最後は矢張り主人公とラスボスの一騎打ちでないと。





■第十一話 イケスカの決闘

ラハマのコトブキ飛行隊を主軸に、爆撃されたショートとポロッカを合わせた寄せ集め素人の同盟軍が、イケスカのイサオの私設軍隊、自由博愛連合軍と対峙します。同盟軍の勝利条件は、残った富嶽と富嶽製造工場の破壊。対する自博連側は、敵同盟軍の殲滅です。

「奴の目的は権力の一点集中ではないか、なぜ分からん」ゴドロゥ
ハシシタの目論見を見抜いたゴドロゥは決してアホではありません。イサオの奴隷になりたくないなら戦うしかないのですが、キリエは眼前に突き付けられた命題を解けませんでした。彼女が戦う理由を見付けられなかったのは、自分の置かれた現状が唐突過ぎたからかも知れません。レオナの返事が煮え切らなかったのは、彼女がまだイサオを信じたいと思っていたからです。

イサオは同盟軍が富嶽製造工場を狙って来る事を読んでいました。事前に送り込んでいたダブルスパイが流した偽情報によって、同盟軍は分かりやすく罠にはまります。しかしナオミ率いる囮部隊は、会敵した時点で黒い疾風がいない事に気付くべきでした。コトブキ飛行隊は事前に情報を共有しておかなかった様です。

イサオは、人を殺す事に全く抵抗を感じていない様に見えたり、他者を虐げてでも自己の欲求を充足させる事を最優先できたりと、その行動や表情などから察するに、ある種の異常者です。
「人の痛みを想像できないタイプに見えます」エンマ
第十話でのエンマの洞察は正しいのです。イサオは他人の犠牲を顧みません。自分の幸せのために他人は全力を尽くさねばならないと、本気で勘違いしているフシがあります。

イサオは戦闘中でもハンマーヘッドストールやコブラ等の、失速技や減速技を平気で使います。機体性能もあるでしょうが、かなりの自信家です。自信家と言うよりはむしろ、身を危険にさらす事に対して恐怖を殆ど感じないタイプの精神疾患であると見るのが正解の様です。それらから考慮すれば、詰まる所イサオはサイコパスであると考えられます。

前回爆破されて閉じた「穴」は、改めてイケスカの上空に、突如出現しました。それも極めて短時間で。「穴」の挙動は読みにくい様ですが、それを予測するアレンは凄いのです。戦闘中でもバーでとんでもないペースで呑んでますし。



■第十二話 夕陽のコトブキ飛行隊

最終戦の勝利条件は「穴」の爆破、もしくはイサオの殺害です。残存戦闘隊の役割は、羽衣丸が「穴」に突入するまでの時間稼ぎでした。ナオミ率いる本体が敵の本丸、イサオタワーに向かって陽動を仕掛けます。しかしコトブキ飛行隊だけは別ルートからタワーに向かいました。イサオを殺すために。

第三話でエンマが撃墜された時も、第六話でキリエが撃墜された時も、機体の修理中は二人とも他の機に乗っていました。なのでコトブキ飛行隊に予備機は無い、前回機体を失ってどうなるんだろう、と思ってましたが、あったんですね。レオナ、キリエ、チカの三人分を同時に用意して「もう予備機は無い」との事でしたので、予備の隼は都合よく丁度三機用意されていた様です。

夜明けに出撃して、状況終了は夕暮れでした。よく飛んでられましたねそんな長時間。燃料補給も無しに。隼は21型と大体同じ、増槽を使えば10時間くらい飛んでいられるらしいんですけど、トイレはどうしたんでしょう。
https://youtu.be/Dm2ex4jn-NI?t=753

イサオがどこか別の世界に飛ばされたのか、それとも「穴」の爆破によって次元の狭間にでも封じ込められたのか、それは誰にも分かりません。

コトブキ飛行隊の名前は、レオナが乗っていた97式のエンジンからです。
https://www.youtube.com/watch?v=207BQkxltbc










(ほぼ)1/32 ドードー船長

なんでドードー鳥が船長なんでしょう。しかも飛びやがるし。でも羽衣丸は操縦するわ赤とんぼの前席に座るわで、最後まで副長と一緒に頑張ってました。船長としての責務は果たしています。立派です。

ポリパテの削り出しで作りました。この手のスクラッチで書く事なんてありません。ポリパテを芯材に、一寸大きめに盛って固めて削り出すだけです。覚えている事を並べてみます。
ドードー船長1.jpg
胴体、頭部、尻尾の三つを、随分前にフィギュアの頭部削り出し用に固めたはいいけどもう作る気が無くなったので放置してあったポリパテの塊の中から、丁度良い大きさの物を選んで削り出しました。嘴や脚の付け根など、部分的に盛り足してもいます。

翼はエポパテで平面形を出し、サーフェイサーの缶のスチールの所に貼り付けて、半乾きの状態でひっぺがして大体の形を出しました。硬化後に数回に分けてポリパテを盛って、全体の形や羽のラインを作っています。長めに作っておいて、切り詰めました。それでもまだ長いかも。普段は畳んでいるこの翼は、飛ぶ時に大きく展開して伸びる様です。

慎重に狙ったはずの目ん玉は左右で位置が狂いました。しかも一度ポリパテが欠けて、やり直しています。そう言う事もあります。左右で顔がまったく違うし、正面から見るとあんまりな事になっていますが、Webでは分からないので安心です。
ドードー船長6.jpg
金色の部品と、赤い部分と、帽子の黒い所と、両脚がプラ材です。両脚は丸棒ではなく、プラ板の積層からの削り出し、ネクタイの細い部分は伸ばしプラ棒です。帽子の正面に付いている金色のエンブレムみたいな奴は0.3mmのプラ板をナイフで削りました。二回ほど失敗してます。

全て筆塗りでキメようとか思ってましたが、そんな格好良い事ワタシに出来る訳ありません、吹きました。白等の薄い色はエアブラシが圧倒的にラクです。一度味をしめるともう戻れません。青だけは筆で塗りました。マスキングしたくなくて。ラクな方へ、ラクな方へ……。金色はここぞとばかりにスターブライトゴールドをメタルマスターで。高価な塗料を遊ばせておくのは罰当たりです。

青はもっと明るい色にしたつもりでしたが、いざ塗ってみると何か暗い色になっちまいました。何が悪かったのか分かりません。でもWeb発表しかしないし、どうせ現物の色は分からないので大丈夫です。大体似てればいいんです、こんなモンは大体。




ドードー船長2.jpg
設定されている情報は一応、すべて詰め込みました。

ドードー船長7.jpg
いつにも増して埃まみれ。全体に水平とか垂直とか、左右対称とかが著しく狂ってます。メカ以外でこう言うのを合わせるのはとても難しいです。大してやる気が無い時は特にです。

ドードー船長4.jpg
スタンドは、スターウォーズの旧キッターなら見覚えのあるアレです。

ドードー船長3.jpg
ガチャガチャの景品みたいな仕上がり。

ドードー船長11.jpg
エンマを作るべきだったのは分かってます。

荒野のドードー船長ex.jpg
ナイスドードー。





















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posted by 跡間シノブ at 12:33| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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