2017年07月20日

タイガーシャーク 4 1/72 タイガーシャーク 風間真

経済音痴☆バカ総理のせいでデフレを抜け出せない我が国に蔓延する断捨離ブームもどこ吹く風、ウチに余計なモノが増え続けています。主にプラモですもちろん。毎度「これだけ」と思って、買った途端に買った事を忘れてすぐ次のが欲しくなる、それが延々続くわけで。絶版キット、限定品、タイムセール、送料無料……

ハセガワ クリエイターワークスシリーズ 1/72「エリア88」F-20 タイガーシャーク 風間真

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やっぱり買いました。これを作らないと終わらない気がして、ぼっちタイガーシャーク祭り。ただ思うのは、このキットを買った人の九割以上が作らずに積んでるんじゃないかと言う事です。とっくに完成させたか、今まさに製作真っ最中か、います? そんな人。積んでますよね。
組むだけで仕上がる昨今の優秀なガンプラと違い、接着、パテ盛り、やすり掛け、スジ彫り修正、マスキング込みの塗装、水貼りデカール、無改造でもそれだけの作業を要求されます。手間も時間もかかります。美しく仕上げるには慣れも必要です。積んでますよね。正直におっしゃい。

ハセガワエリア88祭りの目玉、物語のトリを飾った後半主役メカです。作品の顔とも言うべき代表機ですが、主人公がタイガーシャークに乗っていたのは、実は物語中盤の山岳基地にいた時だけです。砂漠では乗ってません。後輩のキムに譲渡された後、キムがハリアーに乗り換えて使わなかったために、その後のアスランの政変には参加せずに温存されていました。で、最終回で思い出した様に出て来て、主人公が乗っておいしいトコだけ持ってったせいで主役機扱いされています。その意味では幸運な機体です。

デカールが完全新規なのかそれとも20年前の焼き直しなのかは知りませんが、1/72の新品は初めてお目にかかります。是非一箱欲しいと、ネットで予約注文しました。店頭では入荷してくれるかどうかアテになりません。実際、発売日からこっち一度も店先で見た事がありません。何だかだ言って人気みたいです。ネットのあちこちでも売り切ればかり。予約してよかった。自宅に商品を運んで来てもらうスタイルの買い物はどうにも性に合わないんですが、確実に入手するには昨今この手しかないようです。

予約商品なので発売日に発送の通知がなされます。Amazonが送ってきた書簡の日付を見たら午前四時。え? 夜中に商品発送の電子書簡が来ます。あるいは明け方ですか。夜遅いんか朝早いんか知りませんが、そんな時間まで働いてるって、どんなブラック企業ですかAmazon。消防署みたいに夜勤の人が詰めてるんだとは思いますけど。本当は利用したくない企業でも、利用してみて初めて分かる事もあります。
確かにすぐ届きました。ハセガワの本社は静岡だから、やっぱり交通量の少ない深夜に、メッキと電飾ギラギラの長距離トラックで、文化放送の走れ歌謡曲を聴きながら東海道を越えて持って来てくれたんでしょうか。大阪のAmazonの倉庫は大和川の河口近くにありますから、一旦そこへ? アマゾンは元々貸し倉庫会社だとの事で、それが大量の商品を取り扱う巨大企業になっているとか。まあアマゾンだろうがブラックだろうがRXだろうが無免ライダーだろうが、日本で商売する以上、税金は払わせましょう。


裏切りのハセガワ

届いたキットをすぐ開けてみます。内容物は予想通り、旧来のハセガワ1/72タイガーシャークにデカールを追加しただけ、パッケージは原作漫画のコマをそのまま引き延ばしただけです。カラー印刷の説明書とか、ラインナップの紹介チラシとかも無し。説明書は白黒のが一枚。不要だけど付けてくれていたら何かと便利で助かる定番シリーズの方のデカールは入っておらず、それでこの値段。幾ら何でも高い。
肝心のデカールは、悪くないと言う感じです。バージョン違いの一角獣が三種類、パイロットのヘルメットに付ける十字も、原作版の黒とOVA版の赤がそれぞれ二人分ずつあります。キットには一人しか入ってないのに。それも米空軍の装備なのに。しかしそれでも一枚っ切り。小さい。高い。

問題なのは青のストライプです。塗装指示がエンジェルズの青なのに、デカールの印刷の色はなぜか薄い。原色を明るくした様な鮮やかな青ではなく、少しくすんだ薄い青です。これでは塗装するエンジェルズの青と合いません。機首両脇のF-20Tigersharkの文字もやっぱり同じ薄い青です。でもストライプの色とはまた違っています。だからと言ってエンジェルズの青でもない。
これでは使えません。どうしてもこのデカールを使うのなら、胴体色を合わせて薄くするしかありませんが、それでは全体の印象が大きく変わってしまう。なんでこんな色なんでしょう。ハセガワには説明の義務があると思います。説明して下さい。説明された所で納得は出来ないでしょうが。

しかし買っちまった以上、グヂグヂ言ってても仕方がありません、ここは腹を括って、薄い青のストライプと文字は捨てます。ストライプは根性マスキングで完全塗装です。文字はデカール自作か、或いはデモンストレイターになぜか付属していた余分な黒の方、赤を使うので必然的に一枚余るサンゴッド3の様な、なぜか黒で印刷されたF-20Tigersharkの文字列を使うか、そのどちらかです。パッケージの完成写真では黒です。引き締まっていい感じなので黒を使う事にしました。
ただ、OVA版で作ればストライプも文字列も必要ありません。スパッと一回マスキングしてエアブラシ吹けば終わりです。精神的にも実際の作業的にもラクできます。まさかそのためのメットの赤い十字じゃないでしょうけど。
こんな余計な苦労を強要する欠陥デカールが付属しているだけで、現行定番のタイガーシャークより1500円も高い訳ですか。腑に落ちないぜ、パイロットのリュウ。ガキどもが夢中になれるコンテンツを作る事よりも、今カネを持っているオッサンに買わせりゃいいやと言わんばかりのアイテム選択と商品展開。自国の将来を考えなくなった企業と社会に明るい未来があるとは思えません。

同じハセガワの旧1/72エリア88仕様タイガーシャークのキットは、今となってはデカールが軒並み使えなくなっているみたいです。保管状態によるとは思いますが、大半は日本の湿潤な気候のせいでダメでしょう。日本は模型製作には向かない、過酷な気候なのです。
以前、1/72サンダーバーズF-16のキットを作った時に、デカールがバリバリに破れた事がありました。店頭で新規に購入したものですが、長期間店晒しにされていた様で、完全にくたばっていました。しかし折角塗装まで終えていたので、放棄するのは勿体ない。投下した努力とか時間とかが。
そこでハセガワに注文しようとしたんですが、なぜかデカールの値段が書いていませんでした。仕方がないので「サンダバのデカール寄越せ、値段幾らだ請求しろ払うから」と封書で送ったら、何も言わずにデカール一枚送ってくれました。それ以来ハセガワ信者です。でもこの値段は無いだろうよ。

タカラの旧キット1/100エリア88シリーズのデカールは、恐らく生きていると思います。タカラのデカールは頑丈です。ボトムズの当時品のデカールは今でも使えます。ちょっと黄ばんでたりするけど。でも破れる事はほぼありません。セッターとソフターを使って丁寧に貼って行けば、要求した通りに完成します。ダグラム? 知らん。
日本の模型のデカール事情は極めて酷薄です。場合によってはほんの数年で黄ばみ、劣化し、使用不能になります。折角の1/48の大物、F-15記念塗装機の豪華大判デカールを丸ごと二枚パアにした絶望は、きっと誰にも分からないでしょう。分かるもんかよ。もう沢山だあんな思い。納得行かないこの世の中、日に日にささくれる心、燃える怒りの炎、参る丑の刻。だから、買ったらとっとと作っちまいましょう、せめて追加デカール付きのキットくらいは。

改めて見ると、パリ航空ショーで飛んだデモ機の塗装パターンをほぼそのまま青に変えた様な感じのデザインです。漫画にも、青の塗装に黒のストライプ、と言う間違ったコマがあります。腹面は真っ白。機体中央に塗り分けが無いのはラクです。しかし塗装に関して腹を括った以上、問題になるのは塗装よりも装備です。



飛行状態で作ろうと思いますが、武器と増槽をどうするか迷います。ナニも無しのハダカで作るか、はたまた大迫力のフル爆装で作るか、或いはパイロンだけが残った近接格闘戦モードにするか、それともOVAっぽくサイドワインダー六発積みで作るか。今回でハセガワ1/72タイガーシャークは通産三箱目になり、一箱に二発入っているミサイルを過去二回とも使わず残っているので、手元に丁度六発あります。

原作を見てみると、エリア88に登場する戦闘機は殆どの場合、離陸時は増槽タンクを複数抱えた旅装束姿です。そんなに必要ないだろうと思うほど大量の燃料を抱えて離陸します。アスランの国土は大して広くはない筈で、どれほど作戦行動範囲を広く取っても、国内で活動する分には胴体内燃料タンクだけで足りると思われます。なのに、なぜか大抵、増加燃料タンクを二つ三つ吊り下げて作戦に出て行くのです。
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物語の舞台となる架空の産油国アスランは、地図上ではシナイ半島北部、エジプトの北東部辺りに位置します。地中海に沿って、そのすぐ北は現実世界ではイスラエルですが、劇中ではヨルダン辺りまで含めてブラシアと言う国になっています。しかし劇中にはイスラエルも存在しており、アスランはイスラエルとは友好国です。

アスランは狭い国です。サキが言っていました、アスランは小さなオアシスの様な国だと。地図で見れば、広く見積もっても差し渡し400kmくらいです。さすがに砂漠は歩いて渡るには広すぎますが、航空機ならすぐの距離です。漫画エリア88はアスラン内戦の話ですから、戦闘機が外国へ飛んで行ったりしません。なので必要な航続距離は、長くとも精々1000km程度と思われます。アスランの航空機は大して長くは飛ばないんです。

物語後半では、エリア88がプロジェクト4を迎撃するために地中海を横切ってイタリア沖辺りまで飛んで行ったりしていましたが、そんな長距離飛行の作戦は極稀にしかありませんでした。アスラン王国正規空軍の作戦行動範囲なら、500kmも飛べれば十分の筈です。エリア88が空母に基地を移してからのサキとミッキーの会話でも、攻撃機の航続距離がどうのと言う件がありますが、それもさして気にするほどの距離ではない筈です。地中海の東岸、あのくらいの距離なら、大抵のジェット戦闘機はどこへでも行って帰れって来れると思います。

劇中、T-38がアスランからパリまで地中海を横断して無給油で飛んでいます。練習機で、重い爆撃装備などを一切積んでいないので、そのくらい飛べるのかもしれません。後ろにザク国王を乗せていましたが、原作のザク国王はちっちゃいですから大丈夫でしょう。
アニメの同じ場面ではタイガーシャークが、サイドワインダーを六発積んで、増槽は胴体下の一本のみで同じ距離を飛んでいました。OVAのザク国王は大男でしたが、乗っていたのは風間機の後席ではなく、非武装のビズジェットだったから大丈夫でしょう。

参考までに、国産一号機が完成した日本のF-35は、燃タン全吊りのF-18スーパーホーネットより足が長く、作戦半径が1400kmあるので、美保基地から飛べば電話に空対地ミサイルをぶち込んで帰って来れるそうです。
更に空自のF-2は、完全爆装状態で那覇から離陸して、支那三渓ダムを爆撃して帰還できると聞いています。空対地対艦ミサイルを四発ぶち込めば、下流の工業地帯なんかラクショーで壊滅です。公害と殺戮を撒き散らす世界の癌であるシナのすべての活動を停止させる事は、世界の悲願です。

今、北京の西10kmにまで砂漠が迫って来ています。原因は毛沢の大躍進政策みたいです。土に水を撒き過ぎるとカリウムとかナトリウムとかカルシウムとかが蓄積して、いわゆる塩害で砂漠化するそうですが、やっちまった訳です、初代電話ブタこと毛沢は。さすが学名タイリクヒトモドキ。
現在シナは国土の27%が砂漠になっているそうです。それはモンゴル、チベット、満州を含めての27%なんでしょうか。そこは分かりませんでしたが、兎に角経済と一緒に国土も終了です、やっと。めでたく。南に逃げるって話も聞きますが、シナ人なら砂漠でも地獄でも生きていけそうな気もします。自分達で出した毒ガスの中でも生きてるんですから。ヒトモドキから更に別の生命体に進化するかもしれません。支那人ならそう言う生存戦略を取りそうです。

公害と迷惑と発癌性物質と虐殺しか撒き散らせない世界の嫌われ者、それがシナ人です。外国人のアンケートで「日本旅行で最悪だった物」と言う、実は「日本大好き」のランキングの堂々一位が「中国人旅行者」でした。アイツラ何処にでも居やがる、と。それ日本じゃないだろと突っ込まれてましたが、要するに中国なんか世界中の誰もが大っ嫌いなんです。
そこまで世界中から嫌われまくる欠陥民族の国家モドキなんか、砂に沈めてすべての活動を停止させてやれば良いんです。それほどまでに嫌がられている欠陥生物の殲滅を、日本が主導して実現すれば、成功の暁には間違いなく確実に世界中から感謝される事でしょう是非やりましょう。


結局、このキットの製作に次は無いだろうと考えて、全装備コンパチのプレイセットで作る事にしました。つまりブンドド仕様です。強度的な問題があるパイロンだけは、翼に完全に接着しなければなりませんが、増タンとミサイルは真鍮線で取り外し式にします。ついでに着陸脚も取り外し可能にします。翼が薄いのでかなり厳しいですが、やってやれない事も無いでしょう。キャノピーも開閉差し替えに。開状態にするためのパーツは余ってます。問題なのは前の方を胴体に接着できるかどうかだけです。あと、替えのキャノピーをどうやって揃えるか。

はたと思い付きました。翼をもう一枚ずつ用意して差し替えにしてしまえば、パイロン無しのハダカ状態も再現可能です。着陸脚格納庫壁も、閉じた状態にするためには開いた時に露出する部分を削らなければなりませんが、差し替えにすれば、もう一枚ずつを削らずにそのまま着陸脚に貼れます。キャノピーも丸々付いてきます。ついでに予備のデカールまで。そうか、もう一箱買えば良いんだ。七百円だし。迷う値段じゃありません、買いました。四箱目です。

デフレ真っ只中で消費税を上げた経済音痴☆バカ総理のせいで、2016年の所得税も消費税も法人税も減少し、消費が15か月連続で減少しまくっている世間の風潮をガン無視して、燃え滾る物欲にまかせて消費しまくっているワタシを政府は表彰して賞金を出しなさい。





工作です。途中写真をほぼ取っていないので、画像は完成状態の物を参照してください。むしろ文章に読む値打ちがあんまり無いです。三回目だし。

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特に大改造する箇所も無し、気になる細部の修正だけで、ほぼ素組みです。その工作も三度目となれば慣れた物で、勘所も分かっていますからすいすい進みます。真っ先にコクピット内部を塗装してデカールを貼り、コーティングしたら胴体に組み込んで接着します。内部はどうしてもいの一番に作業しなければなりません。早く全体のシルエットを見たいのに、ここは飛行機模型の少々イライラする部分です。

このキットの弱点は二つ、全体のスジ彫りが浅い事と、胴体腹面が合わせ目に向かって沈み込む様に傾斜して谷になる事です。特に垂直尾翼左面の彫りが浅くて、そのままでは塗装後にエナメル塗料が走りません。しっかり彫り直します。でもこの風間機は暗い青で塗るし、大きなデカールを貼るので、やらなくてもよかったかも知れません。特に真ん中辺りは。
胴体腹面の合わせ目にはパテ盛り作業が必要です。スジ彫りは一旦消えますが、ここを丁寧に処理しておけば、完成後の見栄えが違って来ます。しかしこれも、白い胴体に黒のスミ入れならコントラストが強いので、ちょっとくらい凹んでても目立たないかもです。

細かい所では、バルカン砲口を直さなければならないとか、HUDが無いとか、ミラーを作らなきゃならないとかですが、それらはプラキットの宿命みたいな物で、殊更メーカーの責任を追求する様な事ではありません。まあこんな細かい粗は、気にしない人は気にしなくても全然大丈夫なんで、イヤだったら別にこんな作業しなくても良いです。素組みでバババと作りましょう。組んで塗って貼って終わり。ハッピー模型ライフ。

機体全体の全ての縁を削ります。ノズル、翼、空気取り入れ口、目立つ部分は兎に角薄く。これも別にやらなくても良い作業に入ります。こんな部分を見る人が殆どいないからです。MGに投稿されるガンダム世界の航空機なんてそりゃもうアレで、戦車みたいな極厚装甲のコアブースターとかが高評価で高ポイントを獲得していたりします。やっぱり誰も見ちゃいないんです、こんな所。何かさっきからこんな事ばっかり言ってる様な……
それでもやるんだ。自分がそうしたいからやるんだ。他の誰かなんて知らない、他人の評価なんてどうでも良い、ただ自分が納得できる物を作るんだ。たとえ明日が行き止まりでも自分の手で切り開くんだ。

機首両脇の小さいバルジを削り落として消します。アニメ版で作るなら残しておきましょう。空気取り入れ口は別パーツになっているので、内側を白で塗ってから貼り合わせます。矢張り別パーツになっているバルカン砲口は削り落とし、彫刻刀で溝を彫って、後で真鍮パイプを通す為の0,5mmの穴を開けます。この加工は、開けた穴の後ろの方を裏側から削り込んで、プラの肉厚を減らすのがコツです。プラの厚みが邪魔をすると、真鍮パイプが上を向いてしまいます。胴体内機銃の銃身は正面を向いていなければなりません。
操縦席前の照準機、HUDがあるはずの部分にある三角の台みたいな奴は削り落として、無かった事にします。HUDは透明塩ビ板とプラ板で作ります。レンズはHアイズミニの1.2mmを使います。ちょっと大きめの物でも見栄えがして良いと思います。所詮漫画の架空メカ、派手に演出しても良いでしょう。

主翼の直陸脚格納庫壁は、開けた時に地面を向く方を削って、主翼の溝に合わせます。もちろんこれは飛行状態再現用です。主翼側は脚を取り付けるためのガイドレールを削り落として、着陸脚格納庫壁がはまる深さを確保します。待機状態再現用に、着陸脚も作ります。骨と骨が細いピン一本でつながる部分は、待機状態で固定するなら問題ありませんが、脱着させるには強度不足です。0.5mm真鍮線で補強します。主翼への接続も0.5mmで。ショックアブソーバーみたいなモールドのある部分に穴を開けて通しました。
前輪格納庫壁はプラ板を削って作ります。ここは特に複雑な加工をしなくても良い場所です。

プレイセットにするので、各装備に真鍮線を通して脱着可能にします。胴体下の増槽タンクは、パイロンが別パーツで付属していますので、それも脱着式にします。翼下の増槽タンクはパイロンと一体なので切り離します。こちらのパイロンも別パーツが付属していますので、それを使います。タンクのフィンは縁を薄く削ります。
三機分のサイドワインダーは、六発全てのフィンの縁を薄く削ります。このタイガーシャークのキットを最初に買った時は、まさか六発揃う日が来るなんて、これっぽっちも思いませんでした。四枚x二箇所x六発で48枚。眩暈がしそうです。それでもやるんだ。自分がそうしたいからやるんだ。たとえ明日が行き止まりd

後は特に加工の必要もありません。開状態がデフォルトらしいエアブレーキを閉じるために、ちょっと削るくらいです。何だかんだ言って良キットです。パイロットもちゃんと付いてるし。
そのパイロット、風間真は原作の衣装にしました。エリア88の傭兵共はみんな薄着です。トップガンでトム・クルーズが着ていた様なゴツい戦闘機乗り装備とかは着ていません。なんかツナギみたいなのを一枚着てるだけです。

彫り直すのが面倒なので、塗りでごまかす事にしました。1/35スタンディング・タートルの着座人形みたいです。このキットはある事も知りませんでした。まんだらけで初めて見掛けましたが、箱の横の写真を見ると、違うデザインなのに同じ金型を使って成型したパーツを塗装だけでごまかしてました。昔は大手メーカーでも、そう言う事を平気でやってたんですね。
当然筆塗りですが、なんかパジャマみたいになりました。なんでこんな色の迷彩。いっそ水玉でも笑えて良かったかも。ピンクでハートとか。クマさん抱えて。特徴的な髪の毛も塗って、片目にします。あれじゃ敵機も見えないと思います。前髪だけはパテで作ればよかったかも。ヘルメットの十字は原作版の黒で。



地獄さ行ぐんだで。

エリア88は地獄の最前線ですが、模型製作でもある程度は地獄を擬似体験できます。表面処理を終えたら全面をグランプリホワイトで基礎塗装、乾燥後はいよいよ、四本ある細いストライプの根性マスキングです。

説明書を見ながら慎重に場所を探ります。細長いマスキングテープを切り出し、狙った場所に貼って行く訳ですが、融通の利かないマスキングテープとの格闘になります。この手の、息の長い直線ないし曲線のマスキングで気を付ける点は、兎に角密着させる事に尽きます。胴体の面の微妙なねじれや僅かな溝がテープの粘着を拒み、浮き上がらせます。それを確実に見つけ出して逐一密着させないと、僅かな隙間から塗料が漏れます。エアブラシ塗装は事前の処理が肝心です。徹底的にやります。しかしそれでもミスは必ず出ます。
四箇所ほど吹きこぼれました。不覚。それとも迂闊、或いは慢心か。しかし幅の不揃いや、縁の滑らかさは特に問題なかったので、細かい修整作業に移ります。マスキングよりもここからが地獄です。

削り落とせそうな所は、2000番の紙やすりを使って削ります。上から修正塗装するにしても、なるたけ削って薄くしておけば、重ねる塗膜を薄く出来ます。
削れるだけ削ったら、最高級面相筆を使って丁寧にレタッチします。最高級と言っても模型用の使い捨ての奴です。まさかウィンザー&ニュートンのセーブルなんか使ったりしません。あれは水彩専用です。テンの天然獣毛を有機溶剤なんかに漬けたらどうなるか。……意外と大丈夫かもしれません。でもそんな度胸ないです。3号筆が2800円ですよ。
修正塗装が一発で決まる事はまずありません。何度でもやり直します。筆ムラが出てしまった所や、いっそエアブラシで直した方が良さそうだと判断できる部分は、またマスキングして吹き直します。この時の再マスキングが大変で、余裕無しのオンラインで貼らねばならないため、猛烈な精度を要求されます。神経擦り減ります。筋肉はガチガチ、眼球はしょぼしょぼです。アタマもガンガン痛み始めます。
そしてこれも一回で決まる事は稀です。貼っちゃ吹き、剥がして、まだ気に入らない所を筆で塗って、また貼っちゃ吹き、を何度か繰り返します。これ以上はもう無理と言う所まで来たら、そこがゴールです。それ以上は無理をしても、なぜかあまり良い結果になる事がありません。潔く筆を置きます。

基本色を全部塗り終わったら、一旦スーパークリアでコーティングします。削った部分やムラになった部分に膜を張る事で、この後のスミ入れが滲まない様にするためです。
スミ入れはいつもと同じ、エナメルのつや消し黒とコピックモデラー0.02mm、それにパイロットのドローイングペン005油性です。コピックモデラーがズルっとはみ出た所は、エナメルシンナーを染み込ませた綿棒で手早く拭き取ります。今回はかなり漫画チックに、真っ黒になるくらい派手目にスミ入れしました。垂直尾翼のデカールも派手派手しいので、これくらいが合うと思います。

スミ入れが終わったら、お待ちかねのデカール貼りです。と言ってもストライプを貼らないので数が少ない。十枚くらいで終わりです。ハセガワの新しいデカールはそれはもう優秀で、水に漬けたらすぐに剥がれるわ、糊は強いわフィルムは良くなじむわで、貼り心地最高です。
しかし、いくら良くなじむと言っても、スジ彫りも段差も多いので、セッターとソフターは必須になります。それでもちょっと引っ張ったくらいじゃ破れないのが、新しいデカールの素晴らしさです。実にいい気分、もっと貼りたいわ、と思った辺りで終了。嗚呼、人生って奴は。

デカールの水分を完全に乾燥させたら、最終コーティングをします。最後は半艶、セクシーなセミグロス仕上げです。
ミラーやバルカン等の細かいパーツをすべて塗って貼り付け、差し替え部品には真鍮線を通し、ウェザリングを華麗に失念して完成です。



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これが欲しかった、タイガーシャークセット。

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メインの飛行状態。但しサイドワインダーは二発追加して四発に。

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増槽を捨ててミサイルを撃ち切って、パイロンだけになった格闘戦突入状態。

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何も無しの全裸状態。

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OVA風六発装備状態。

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キットが要求する完成形の駐機状態。ラダーと脚注格納庫壁は両面テープで貼ってるだけです。

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今回も蛍光塗料で塗った各ライトがブラックライトで光ります。

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細部を晒す勇気。

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実は、完成して撮影も終了した後になって破損した部分が結構あります。撮影中にぶつけて真鍮パイプのバルカン砲口がハゲていた事が判明したので、修正したらマスキングミスで焼鉄色がはみ出て胴体色も修正しなくてはならなくなって、キャノピーにマスキングテープを貼ったら剥がす時に外れてしまい、再接着したら接着剤が指にはみ出てキャノピーが溶けて白くなって、また泣きながらヤスリからかけ直してコンパウンドで磨いて塗装し直して、と。結局のところ模型製作とは、誰にも理解されない苦痛と、見えない努力の積み重ねです。失敗の修正を繰り返す時は、特にそう感じます。なんでこんな事やってんだろうと。ひょっとするとその辺が模型の醍醐味なのかもしれません。理解されないから美しい。




余りパーツを形にしてみた

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主翼と風防を除いた一機分の胴体パーツが丸のまま残っています。飛行機模型の胴体は一ピースが大きいので他で流用するのが難しく、持て余しがちになる事が多いです。これを組み上げてみる事にしました。と言うのも、色味が気に入らなくて没にしたデカールを使ってみたかったからです。
折角の追加デカール、部品注文したらコレだけで1700円取られます。なので使ってみない手も無いでしょう。高価なのに遊ばせておくなんてもったいない、全部使います。遊ぶのはこっちです。

余り物工作なので気楽に行きます。但し、完成後に手を加えるのが困難になるパートだけは、しっかり作っておく事にします。やっぱり最後まで作りたい、と思う日が来ないとも限りませんし。
コクピットはサッと作ってすぐに組み込みます。バルカン砲口は削り落して開口して、裏側の処理だけしておきます。全体のスジ彫りも綺麗に彫り直し、塗装が映える様にします。
やらなかったのは全体の縁研ぎです。これだけはやめておきました。手間が矢鱈かかる割に他の誰も見ない部分は、製作者さえ気にしなければそのままでいいのです。面倒、やらない。

表面処理だけ綺麗に仕上げたらすぐ塗ります。殆ど何も考えなくていい作業はとてもラクです。スージーブルーを買ってありました。鮮やかさに惹かれて衝動買いした塗料です。いつかどこかで使ってみたいと思っていましたが、機会が無くて塗料箱の肥やしになっていました。デカールの方は若干鈍く暗い感じですが、ハゲしい違和感が生じるほどには遠くないと思います。少なくともエンジェルズのブルーを塗ったボディに貼るよりは。

デカールの色に合わせる事も考えましたが、塗りたくありませんあんな色。ヤだよ。塗りたくない。あの色を全面に塗ったら物凄い事になりそうです。なのでハセガワの間違った色のデカールに合わせてやる気はなくなりました。だって最初から違うし。大して美しくも無いし。大阪の濁った海みたいな色です。悲しい色やねん。何より原作にこんな色で塗られたタイガーシャークは一コマたりと出て来ません。
それに、瓶から出した青を使いたいんです。混ぜ物無しで生のまま。調合無しの鮮やかな色を真っ白な画用紙にアラプリマで一発塗りする幸せは、絵描きと子供にしか分からないかもしれません。

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しかし他に使い道のないストライプ、ここで使います。貼ってみると、機首下面はどう頑張ってもズレるみたいです。塗装指示書に従って、可能な限り正しい位置を狙ってマスキングしてありますが、デカールの曲線が合いません。これはデモンストレイターの黒のストライプも同様でした。設計にミスがある様です。こう言う部分はユーザーが何とかします。愚痴っていても完成しません。
ミスは手描きで修正します。エアブラシ作業がメインになる模型塗装も、最後は筆塗りの修練が物を言います。塗料の癖を把握して、自在に扱えるまでになる事が、綺麗な完成品を作れるかどうかの境目になります、と言うのは美しい言い方です。実際は、不様な失敗をいかに姑息な手段を用いてそれと分からない様に巧妙にごまかすかです。

ミディアムブルーを混ぜて、デイトナグリーンを微量足せば丁度いい感じです。全面をこの色で塗ればデカールと塗装部分との違和感は無くなりますが、それで完成した物はイメージと大きく違うタイガーシャークになっているでしょう。
デカールとスージーブルーとの差は、現物を遠目に見るだけなら殆ど気になりませんが、明るい照明の下で至近距離からだと目立ちます。指示通りにエンジェルズの青で塗装したボディに貼れば、もっと合わない筈です。試してみました。

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フォトショです。実際に貼ったデカールをコピーして切り抜き、ワープツールで変形して、完成した方に移植しました。撮影状態の僅かな差による色調の変化を防ぐため、同一画面内から素材を取ってあります。塗装指示書の指示通りにエンジェルズの青で塗装してデカールを貼るとこうなるわけです。
矢張りかなり違う。しかしこのストライプの色に合わせて胴体を塗装しろと言う事では無い筈です。事実、指定されている色もエンジェルズの青な訳ですし。それに誰だってエリア88のタイガーシャークをこんな色で塗りたくはないと思います。イメージが全く違いますから。なのにハセガワはこの全然違う青の帯を貼れと言う。

ここまで違う色味のデカールを用意してしまったハセガワの積みは大きいと思います。一体何千箱のタイガーシャークが、全国の民家で積みになっている事か。このストライプの色味が原因で積みにされたタイガーシャークは、決して少なくない筈です。積み作り過ぎるんじゃないですか。ハセガワは積み滅ぼしに、正しい色味のデカールを購入者に無料配布すべきです。箱のバーコードを切り取って送ってね、銀なら五枚、みたいに。送料無料で。元々相当高いんだからこのキット。
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並べて比較すると違いがはっきり分かります。デカールの帯は幅が広く、縁は綺麗に整っていて、色味が大きく狂っています。マスキング塗装の方はかなり細めに貼って吹きましたが、そこはやはり手作業なので接写で見ると縁はガタガタ、でも色味は完全に同じです。マスキングが下手なのはハセガワのせいじゃありませんけど。

どちらが良いと言う事はありません、各人が良いと思う方を選べば良いのです。マスキングだって他の人はもっと上手にできるでしょう。しかし、元はと言えばハセガワが正しい色味のデカールを用意しくれてさえいれば良かっただけの話です。基本塗装まで終えたのに色の違うデカールで躓いた、なんて人は怒っていいと思います。いるかどうか分かりませんけど。いるでしょうかそんな人。皆さん積んでるんでしょ? 正直におっしゃい。

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さすがに飽きました、タイガーシャークにもユニコーンマークにも。しばらくは大丈夫です。


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posted by 跡間シノブ at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | タイガーシャーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月16日

ツイッター復活す

日本では必要のない電話番号の登録をしていないと言う理不尽な言いがかりでbotにロックされたツィッターアカウントが、20時間くらいで復旧しました。一連の流れはこうです。


ツィッターアカウントがいきなりロックされる。
電話番号を登録しろと要求される。
https://support.twitter.com/articles/20171384#
↑ここに行って、誤ってロックされていると思われる場合のリンクを開ける。
https://support.twitter.com/forms/general?subtopic=suspended
↑このフォームに必要事項を記入し、電話番号なしでアカウントを復活させて欲しい旨を伝える。

数時間後、登録したメールアドレスに自動で通達が来る。しかしメールの内容通りの手順では電話番号を登録させられてしまうので意味が無い。正解は、「送られてきたメールに返信して、もう一度電話番号なしでアカウントを復活させて欲しい旨を伝える」。
翌日ツイッターを開ければアカウントが復活している。





■電話番号を要求されてアカウントをロックされた場合の対処法

1 上記リンク先のフォームに必要事項を記入して送信する
2 メールアドレスに自動で送られてくる運営からのメールに返信する

この二手間です。フォームに記入する内容は、メアド以外は適当でも良いみたいでした。何と書いても通知が来ます。返信の文面もテキトーで大丈夫。所詮botですね、内容なんか読んじゃいません。

しかし、いきなりアカウントがロックされてツイッターを使えなくなると、殆どの人が言われるままに電話番号を登録してしまうんじゃないかと思います。日本では電話番号登録の必要が無い事や、アカウントのロックはbotが勝手にやらかしてしまった事なのだと知っていれば、迂闊に個人情報をチョンだらけSNSに登録するなんて事はないでしょうが、何も知らなければつい焦って、大事な個人情報を渡してしまう事も多いんじゃないでしょうか。

ロック解除の手順も、知ってさえいればどうと言う事はありませんが、上記urlにしろ、そこから送られて来る自動メールの指示内容に従うのではなくそのメールに返信しなければならないと言う事にしろ、それらを何の手がかりも無しに見破れる人はそうはいないでしょう。実際分かりませんでした。悪質なのか、ただ不親切なだけなのか、兎に角ツイッターはこう言う仕様みたいです。

で、帰って来たらフォロワーが百人くらいドカッと減ってました。オイ……。恐らく、凍結されたアカウントを自動でフォロー解除する連携アプリか何かがあるんでしょう。やれやれだぜ全く。まあこの際、トランプのツィートが読めるだけでも良しとするわ。
















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2017年07月15日

ツイッターロックさる

跡間シノブのツイッターアカウントがロックされました。電話番号を登録してないから、との理由だそうです。やっとPCが帰って来たと思ったら、今度はTwitterが使用不能。実はコンプレッサーとハンドピースもイカレました。次から次へと全く。

これだからbotの自動処理は。ツイッターは、日本は電話番号未対応なので、本来電話番号登録の必要は無いのです。ましてぱよぱよちーんとかエフセキュアとかの情報漏洩があったのはここ一、二年です。あんなチョンだらけのSNSに個人情報なんか登録できるか。bot使ってばかりで横着してるから利用者が減るんですよ。

電話番号を登録せずにロックを解除してもらう方法がありますので、それを試しました。
https://support.twitter.com/articles/20171384#
ここの、誤ってロックされていると思われる場合のリンクを開けます。
https://support.twitter.com/forms/general?subtopic=suspended
氏名の欄が必須ですが、ツイッターを始める時に何と登録したのか覚えていません。日本語表記だったかローマ字表記だったか、そう言う事を覚えていないのです。メモしておくべきでした。当該事象が発生した使用環境も、今使っているデスクトップ用ブラウザなのかTwitter for Windowsなのかが分からない。使用機材はノーパソだし。

仕方がないので氏名を日本語表記にしてデスクトップ用ブラウザを選択したフォームを一通送りました。が、確認のメールが届きません。二、三日かかるらしいです。直後に来ると言う話も聞いていますが来ません。何かまずかったんでしょうか。
来ないならと、今度はローマ字で氏名を入力して、Twitter for Windowsを選択したフォームも同じメールアドレスに送りました。やっぱり来ません。待つしかない様です。

電話番号を登録すれば一発でロックが解除されると思いますが、先の通り、チョンだらけSNSに個人情報なんて危なくて登録できません。それに副垢を使えないのも厄介です。呟くテーマごとにアカウントを使い分けている人も多い筈です。使い分けなかったハゲはJKおっぱい画像をクリックした事がバレて、公式アカウントでJKオッパイ有田ヨシフポローリンとか言われています。

大してフォロワーもいないし、誰も読んじゃいないでしょうが、このままではツイッターを使えないので、トランプのツィートを読めないのが大打撃です。折角フォローしたばかりだったのに。何が起こるか分からないこの七月だと言うのに。最低でも数日間はツイッターを使えません。下手するともう二度と。

この手のしょーもないトラブルは精神的に堪えます。大抵続け様に起こっては、頼みもしないのにこちらの気を滅入らせてくれます。



















posted by 跡間シノブ at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする